余談編 双子の手相、パートナー線。
手相の基本をざっとおそわったところで
なにか質問があれば最後にどうぞ。
ハイ!
はい、あややさん。
双子ってちゃんとそれぞれの
個性があるじゃないですか。
たとえば片方はお母さんになってて、
片方はアーティストを目指していたりとか、
でも生まれたときは同じ性格なのかなあって。

いえ、性格は違いますよ。
同じギターを、同じ時期に買うとするじゃない?
はい。
だけど弾いてくうちに、最初は同じでも、
どう弾いていくかで
音色が変わってくるじゃない。
ああ!
はい。
そんな感じだと思うんですね。
面白いなあ。
面白いですよね。面白いでしょう。
それでね、手相だけれど、
よく10,000万人に1人の手だとか、
50人に1人とか言うこともあるんですけど、
でも、「あなたの手」はひとつしかないわけです。
66億人の中で1人だけの手相なんです。
そうですよね。
うん。
で、自分に与えられた手には、
そのときの自分がどういう生き方をしていて、
考え方をしているか、どんな新しい影響力が入って、
新しい考え方ができていくか。
そういうことが書いてあるわけね。
そして、またどんどん変わってくる。
じゃあ双子さんはどうかっていうと、
一卵性双生児の場合は、
生まれたときは同じなの。
全員 えっ!!!
それがどうなるのかしらって、
わたしも、以前とっても興味を持って、
アンアンで、おすぎさんとピーコさん、
一卵性双生児だということで、
手相を見せてもらったんですよ。
そうすると見事に全く違う手なの。
で、わたしがそれをどう解釈したかっていうと、
塗り絵。線は同じなんだけど、
一人ひとりが色を塗っていくと
全然違う作品に仕上がってくじゃない。
それと同じ。
全員 へえー。
だから結構アクティブなことが好きで、
スキーとかばんばん行っちゃうっていう
ちょっと男っぽさもあるおすぎさんの手は
硬くて筋肉発達してるし、
線もぴしーっていう感じで、
結構強かったりもするんだけど、
シャンソンを唄い、力仕事は苦手という
ピーコさんは柔らかい、
より女性的な手になってる。
それは、どう生きてくかで
手相も運命も幾らでも
変えてくことができるってこと。
おのずから、変わって行くしね。
そうですか~!
ながねんの疑問がとけました。
あっしも質問がありやす。
どうぞ!
すっごい基本的なことかもしれないんですけど、
手相って、観たい内容によって
右手と左手を見分けるんですよね。
そうね、右脳と左脳のはたらきが
手に現れると、わたしは解釈していて。
だから、お仕事など外向きの自分は
左脳のはたらきが反映する右手で、
内面やプライベートの自分は
右脳のはたらきが反映する左手で観ているのよ。
それは利き手とは関係ないんですか。
左利きの人は逆だとか‥‥。
ううん、利き手とは関係ありません。
はー! わかりましたー。

右利きからすると
左利きにあこがれるってことない?

あ、わかる!
わたしも右利きだからかもしれないけど
左利きのひとって、優秀なひとが多いような
感じがしますよね。
坂本龍一さんとか?(笑)ほんとね。
あのう。わたしも、
もうひとつ質問してもいいですか。
もちろん。なぁに?
わたし、親指だけじゃなくて、
小指もこんなに反るんです。
ほら(ぐにゃり)。

なんだそりゃ。うわ。
‥‥反るね。
手の甲につきそうね。
変、変。
それは手相か?
あ、いままでの話によると
それもまたひとつの手相かー。
そう。指が伸びる人っていうのは
こころにも、柔軟性があるのよ。
ものの考え方とか、いろんなものに
対応できていく柔軟性が。
硬い手の人っていうのはそれだけ、
やっぱり頑なで、自分を守る。
はー!
あやさん、マーコさんならほめてくれると
思って訊いたでしょう。
ほめられたいだけじゃないっすか。
‥‥ばれた? むふふふふ。

でも、いいのよ。
わたしだってほめられたいもん(笑)。
じゃあ、お礼に、生徒のわたしが
マーコ先生を観てさしあげます。
全員 おいおい!
まぁうれしい。
観て、観て。
‥‥この線はなんですか?
いきなり訊いてるよ。
薬指にむかって立ち上るのは太陽線ね。
ひとに明るさをあたえる力をしめすの。
うれしいわ、それに気付いてくれて。
‥‥の横に、うっすらもう1本ありますよ。
ないわよー。
だってそれはパートナー線といって、
人生のパートナーの存在を示すのよ。
太陽線、生命線、運命線に寄り添って
あらわれる薄い線。
ひとりもののわたしの手には
パートナー線はないのよ~。
でも、ほら。ちがいますかねぇ、これ。
(メガネをかける)どれどれ?
まさかねえ。
あら? あらららら?


あ、ありますよ、うっすら。
ある!
あるある!
うん、ありますよ。
あら、いやだ、
わたし一生、パートナー線が
ないんだと思ってたわ!
すっごいうれしそう。
これから誰か、あらわれるのかも!
やだ、かみさまありがとう!
あややさまありがとう!
いえ、その‥‥(照)。
ちゃんと教わった甲斐があったということで、
おひらきにしましょうか。
ありがとうございました!
全員 ありがとうございました!
 

(明日は、『番外編』として、
手相をよくする手の運動を紹介しますよ。
 おたのしみにー!)

 
2008-04-22-TUE