第5回 線を読む、ってどういうこと?
ちょっとだけくわしく、
線のことをお話しするね。
全員 はい。
まず生命線ていうのは
親指の下を取り囲んでる線ね。
はい。

親指は自我をあらわしてて、
その親指の下の丘は
金星丘っていうんだけれど
名前はおぼえなくていいからね。
そこは生きるエネルギーを表すから、
そこがパンパンな人っていうのは、
エネルギーもあるし、
子孫を繁栄させてったり、
たくさんのものを生み出していったり、
いろんな人に慕われて、
みんなにいろんな仕事を
与えるようになっていける人ですよ。
エネルギー量が少ない人は、
やっぱりそこが薄いの、私みたいにね。
ゆーなちゃん!
厚いね。
厚い。すごい厚い。
ゆーないとさんはすごく厚いよね。
華奢なきれいな手をしてるのにね。
もちろん薄いから悪いんじゃないのよ。
でも、そこが厚い人には、
「わぁ、すごいエネルギータンクだ」とか、
「色つやいいねぇ」とか、
「いい張りだねぇ」と、
「ここが膨らんでる人は、
 力があるんだって!」って、
それだけ言えばまずいいです。
へえ。
そして生命線が大きな弧を描いて
張り出してるほど、
大きく自分を表現できてく人なの。
「どすこーい!」って。
なるほど、なるほど。
小心で、ちっちゃく生きていけばよござんす、
っていう人はそこが狭かったりするの。
生命線がぐるーっと丸まってる人もいますよね。
うん。いわゆる手首にぐいーって巻き込んでく人は
やっぱり生命力もあるし、
元気なワンちゃんの尻尾のようなものね。
元気がないとどうなるんですか。
特に右手の生命線が薄くなっていくのね。
そうなりかけているときは
疲れやすかったりするし、
人の何倍もいろんな物事を考えて感じやすくて、
へっちゃらな顔してるけど、
なかなかいろいろ葛藤もある状態。
元気な人は濃くしっかり流れてるし、
ちょっと気をつけながら生きてる人は
切れ切れでも長く流れてたりするのね。
そういう気配を、生命線から読み取ればいい。
うん。
手相を観るときはね、
当てよう、とかじゃなくて、
そのままを言えばいいんですよ。
「あ、きれいな流れですね」とか
「先までちゃんと来てますね」とか
「ちょっと細い感じだけど
 サポートする線もたくさんありますね」とか、
観た通りに言っていけばいい。


ああ、なるほど。
で、生命線よりもっと分かりやすいのが頭脳線。
親指側から小指の方向へ、
手のひらを横断するように
流れる線ね。
ここがまっすぐな人は、
現実を直視していくタイプ、
たとえば理数科系統が得意な人は
わりとまっすぐ伸びてるの。
あ、ちゃんとか?
あ、ベイちゃんは数学的なことに
ロマンを持ってるから
弧を描いているんじゃないかな。
全員 へえ。
面白い。

ロマン。


ロマンを持っている宇宙部 

で、真っすぐな人ほど現実直視型で、
ぱしっとした考え方が好きなタイプ。
そういう能力があるのね。
全員 へえ!
で、線が長ければ長いほど、
ゆっくりちゃんとしっかり考える力が
あるってことなの。
そして、大きく弧を描いているのは、
天性の芸術的感性の持ち主、
たとえば美術とか音楽、文学など芸術など、
夢の世界で人にロマンを与えていく能力が
高いことを示します。
ものを作ることが根っから好きな人ですよ。
頭脳線が短いのは、
どんなふうに読むんでしょう。
ぱきっと判断力があるということね。
そして、まだ開発の余地があるっていうこと。
新しい脳が開発されると
新しい才能が表に出ていったりするじゃない、
そうなってくると
頭脳線もはっきりと強くなってくる。
逆に、ちょっと迷いが出てくることもあるよね。
自分に迷いが出てくると、
頭脳線を横切る線とかが出てきて、
何だかはっきりしなくなってきたりする。
こういうことって、日々、かわるのね。
新しい智恵がついてきたりすると、
新しい線も伸びてくる。
ものを学びたい、もっと新しい考え方を、
何か自分の中に得ていきたいってなると、
先端が分かれてきたりする。
へー!
なるほどー。
で、いちばん上にあるのが感情線ね。
この線は心の流れとか、受け止める力。
これはお皿だと思えばいいのね。
すぐにもう騙されちゃう、
もうだめだって諦めやすい人っていうのは
浅ーいお皿みたいな感じなの。
深いお皿のようにカーブを描いている人は
いっぱいいろんなものが受け入れられる。
心の筋肉がこの感情線を刻み込んでいくから、
筋肉がある人はたとえば直線的であっても
しっかり受け止めることができる。
そしてただ流されるんじゃなくて、
こう跳ねるっていうか、
トランポリンみたいな力もあって。
で、弱々しい線の人は、
大きなことには手を出しにくかったりするけど、
それだけ繊細にいろんな物事を感じ取るっていう
利点もあるということなの。
はい。
で、小指の付け根から手首までを4分割して、
平均的には小指側から4分の1のところから、
感情線ていうのは伸びてるんだけど、
それよりも下からある人っていうのは
それだけ、何か現実離れした夢の世界を
強く持ってたりする。
で、わりと大らかでほわーっとしてる人に多くて。
逆に、狭い人は、自分ひとりで研究して、
ものごとを極めていくのにいい。
それぞれのよさがあると考えていけばいいんです。
で、感情線の先端が
人さし指と中指の間までとどかず、
開いてるタイプ。これはオープンマインドなのね。


へえ。
風通しがいい。
わたしは秘密主義だから閉じてるんですよ。
こんなオープンな性格のようでいて、
じつは自分の私生活とかいろんな思いを
明かさないタイプなのね。
 
(月曜日に、つづきます!)
 
2008-04-18-FRI