第1回 手相は「ムード」を読むための手がかり。
マーコさん、こんにちは。
きょうは「ほぼ日」の乗組員に、
「テソーミって、なんだろう?」
っていう話をしていただきたいと思って。
これからこのコンテンツでは
画面上でじぶんにあてはまる
手相のタイプをさがしていくことで
マーコさんの読み取る鑑定結果が読める、
という特集をしていくわけなんですが、
その入り口のところを
すこし教えておいてもらったほうが
より楽しめるんじゃないかなと。
今日、教わっても、
バッチリ観れるようになるとは思えませんが、
このぐらいまで知っておくと楽しいよ、
という基礎知識がほしいなと思ってます。
よろしくお願いします!
よろしくお願いします。
まず最初にですね、
手相というのはお勉強するものではありません。
全員 (笑)。
メモろうと思ってた瞬間に!
メモっちゃいけないんですね。
そう、お勉強ではないんですよ。
今日は、メモは要らないと思いますよ。
手相ってね、線の名前を覚えなきゃとか、
細かいサインを覚えていかなきゃって、
そんなふうに誤解してる人が
とってもたくさんいるように思うんだけど。
はい、うん。
手にはだいたいその人の気性だとか、
今の状態が表れているものなのね。
誰でもそうよ、見てると。
シェフ見ると何となく、
「あ、シェフらしいな」と感じる、
“らしさ”や“感じ”があるでしょ。
テレビ見てても、電車に乗ってても、
初めて見る人でも、道歩いてても、
「あ、この人、恐そう」とか、
「何かいい感じで優しそう」
「気が弱そう」っていうのを
感じ取るじゃないですか。
その「何々そう」っていうものを、
手を観ると、表情よりも、
その人の持ってる雰囲気が表れているのね。
手のひらでそういうことを
考えたことがなかったです。
でも、顔やすがたには、感じるよね。
ブイヨンだって、
「あ、ボール投げてくれそう」とか
「今は仕事してるから投げてくれなさそう」とか
読み取っているんじゃないかな。
そうだ!
うん、うん。
確かに。
そんなふうに、頭で考えて読み取ろうとするよりも、
ブイヨンがボールを投げてくれる人を選ぶように、
その感覚で手相を観ると一番分かりやすいし、
感じ取りやすいんですよ。
でも‥‥、なぜ、手なんでしょう。
もちろん他でも、服装だとか、筆相だとか
でも感じ取ることはできるんですよ。
あ、この人、
モテたがってそうとか、堅そうとか、
まだ自分に似合うものが分かってないから
自分を掴めていなさそうとかって、
服装見るだけでも分かったりするし。
だけど、そういうものや、言葉使いとかだと、
どこかでトレーニングされているし、誤摩化せる。
スタイリスト付けたら分かんなくなっちゃう。
でも、手相は整形もできません。
メイクもできません。
確かに。
手のひらは、真っ裸な状態なんですね。
だからすごく分かりやすい。
手のひらっていうのは
おもてに表れた脳だっていう
いい方もあるの。
へえ!


手と脳は直結している。
指が動けば脳も動く。
右脳的な働きっていうのは、
何かを感じ取ろうとする力ですよね。
それがやっぱり左手に、
感性、感覚の部分で表れてくる。
そして左脳っていうのは、
コミュニケーションとか、
数学的な智恵だったり、
言葉の能力だったりとか、
この世の中、社会とどう関わっていくか、
そんな左脳的な働きは
右手に表れてくるのね。
うん、うん。
わたしは、手のひらっていうのは、
メイクも何もできませんっていうことも含めて、
分かりやすいものであるっていうふうに
解釈しているの。
うん、うん。
だからまず勉強して、線から読み、
名前を覚えようとかは全く思わなくていい。
たとえばシェフの手を観るとふくよかでしょ。
肉厚がすごいよね。

うん。
この盛り上がっているぶぶんを
「丘」って呼んでいるんだけど、
一つずつのエネルギータンクなの。
薄い人はエネルギーがやっぱり薄くて、
自分を表に押し出しにくいというのがあるの。
だからこの人はエネルギー、
パンパンなわけですよ。
そんな感じがする。グフフフフ。
いま、体形見て言ったでしょ。
手だけ見てください。
でもすごいいい手ですね。
ね、いい手なんですよ。
うん、いい手。
いい手っていうのが分かりますね。
分かりますよね。
分かります、分かります。
ほめすぎです。
ほめすぎだけど、そうですよね。
ただ、ほら、親指を見て。
あー。
曲がってる。
少し曲がってますね。
親指っていうのは自我をあらわすのね。
何気なく開いた手の親指が、
ちょっと曲がってる場合は、
手相の読み方としては、
ちょっぴり恥ずかしい、自分を観てほしくない。
力をいれず、すっとまっすぐな人は、ほどよくて、
もっと自分を大きく見せようという人は
指がすっごい反ってたりするの。
ああ、
へえ。
で、主張したくても
自己主張が苦手な私のようなタイプは
どんなふうに頑張っても
これ以上反らないの。
あ、わたし、すっごい反る。

すごい反るんだよね。
それは自己主張がちゃんとできるからね。
自分が何をやってるか、説明できる人。
すごい、あやちゃん。
当たってるじゃない。
シェフも反り切らないもんね。
反り切らないなあ。
コイケさんもやや反る相ですよ。
よかった、よかった。
よかった、よかった。って、ほんとですか。

いざ、人のために突進していける、
整理していける、
やっぱりこういうあなたのような
お仕事してる人には
ある程度の反りが必要ですね。
はい。
線だけで読み取るんじゃなくて、
そういうことも手相のひとつなのね。
で、さっきの「丘」だけど、
これがもう全部
エネルギータンクだと思っていいです。
山ね、火山だと思ってください。
マグマがいっぱい詰まってる山。
エネルギーを蓄える山。
で、1本ずつの線は、川だと思ってください。
その1つずつに
エネルギーが流れてると思ってください。
うん、うん! なるほど!
そこまでわかったところで、
次は、それぞれの
線を説明していくわね。
 
(あしたに、つづきます!)
 
2008-04-14-MON