2024-10-05 |
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・ともだちやなかまと、思いついたばかりのことを、思いつくままに話しているときって、ほんとにたのしい。じぶん自身にも、次の瞬間にじぶんがなにを言うのか、まったくわかられていない。もちろん、それに合いの手を入れる人も、思いつきに上塗りをしていく人も、みんな話の行き着く先のことがわかってない。「どこに行くかわからない旅を共にする」のが、ともだちやなかまといる最高のたのしみなのだ。
今日も、これを読んでくれている人と、雑談をしてみよう。「雑草プランター」っていうのを思いついたんだ。ふつう雑草というと嫌がられるものだよね。できるだけ排除したい、生えないでほしいものだろう。だけど、ぼくはこのところ雑草についての本を読んでいて、いままで通りのじゃまにする気持ちとは別に、「雑草かっこいいな」と思うようになっててさ。見つけるたびに「雑草写真」とかも撮ってるんだよ。「ここに生えるか?!」とあきれるような場所に生えてて、それにちょっと感動しちゃったりすること、ない?それを写真に撮ってるんだよ、ほら、ね。で、ね、雑草って勝手に生えるんだけど、いざ育てようと思って植え替えても枯れちゃうらしいよ。雑草の種を撒いても、なかなか育てられないらしいのよ。雑草自身が「おれはここでナンバーワンになる」って自ら決めた場所で生き残っていくものなんだって。だから、もう、一から雑草の意思にまかせてやるわけ。雑草を鑑賞するつもりでプランターを用意してさ。それに土を入れて、多少は水とかやったりするのかな、とにかくそこらへんに放置しておくのよ。鳥のために巣箱をかけて待つのと同じようなことだよ。そうすると、運次第で、空を飛んできた雑草の種が、そこに芽を出してくれる、かもしれない。ここでやっと「マイ雑草ガーデン」がスタートする。写真を撮って、みんなと見せ合おうよ。「うらやましい。うちはまだ土のままです」なんて感想も、同好の士から届いたりしますよ、きっと。たがいに、いろんな工夫を語りあったりね。どうだろう、おれはやってみようと思うんだ。「わたしもやります」っていう雑草ファンもいるかもよ。
今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。「雑草プランター」をぜひオリジナルでつくってみたいです。