糸井重里のコラム
2026-01-01
2026年、あと364日あるからね。

・だいたい、ぼくはその当日の午前になってから、この原稿を書きはじめるのですが、「新年あけましておめでとうございます」の一行では、終わりにするわけにもいかないので、なにを書こうか、なんとなく暖機運転みたいに、スマホやらテレビやらあれこれ眺めているわけです。そうすると、大晦日の深夜くらいから、人はちょっとずつ「いいこと言いはじめてる」んです。1年の締めくくり的な「いいこと」も言ってるし、年の変わり目に考える「いいこと」も出てくるから、ぼくも、ぼーっとしちゃいられない気持ちに、ちょっとだけなってくるわけです。多少は新年っぽいことを言おうか、あるいはまた、新年っぽくはないのに「いいこと」っぽいことを言うか。どっちにしても平常心ではないので、だめですね。ぜんぜん、書きはじめられないです。せっかくの正月なのに、元旦なのに、2026年といういい感じに半端な年なのに、午年なのに、各馬一斉にスタートなのに、例年より早めに黒豆も、あんこもできてるのにね。今日書くことにはぐずぐずしているのですが、今年やることについては、もういろいろ決まってます。いつもの年よりも、やりたいことが見えてるかもしれない。「イトイさん、少しは時間にゆとりできましたか?」とか、たまに質問されるんですよね、社長じゃなくなったから。「いやいや、そういうことはないんです」と答えると、意外な顔をされちゃうんですけどね。クリエイティブ寄りの仕事をもっとやるわけですから、なまじ得意な方面のことだから、かえって忙しいんですよ。ただ、「たのしみ」なことが見えやすくなっているんです。うまく行くか苦しむかは別として、ちょっと乱暴なこともじぶんに許可しているので、その「自由」や「自然さ」がおもしろいんです。今日も2026年ですが、明日も明後日も2026年、今年いっぱいの2026年をおもしろくやろうと思います。「ほぼ日」もぼくも、けっこう元気なので、根気よくね。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。矢沢永吉も、2026年のツアー開催を発表。いいねいいねー。

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