糸井重里のコラム
2026-10-16
インタビューされてますかーっ!

・毎日、「読者インタビュー」というものを続けています。わかっている方は、わかっていると思いますが、これはいわゆる「アンケート」ではありません。質問する側の都合で知りたいことを尋ねるのがアンケート、ぼくがやっているのは、「インタビュー」のつもりです。100の質問を続けると予告していましたが、もう70を過ぎてしまったので、あとひと月で終わります。

ふつうに成長して、ふつうに暮らし、ふつうに老いていく。多くの人が営んでいる人生のなかに、なかなか「インタビュー」というものはありません。多少はあるかもしれないですが、おそらく、100問も質問をされるようなことはないと思います。たいていの人が、質問されることはありますが、それは訊く側に用があったとか、動機があった場合で、なかなかどうでもいいようなことは訊かれやしません。お見合いとか、もっと互いに知り合いたい男女とか、興味もあって質問のやりとりはあるかもしれませんが、あんまりたくさん質問するのは、失礼にもなるし‥‥。

だけど、今回のぼくのやってることはしつこいです。いわば、ひとりずつへの「ロングインタビュー」です。テレビや雑誌の特集とかであなたがゲストだとしても、こんなに長いインタビューをされることはないでしょう。しかも、インタビュアーのぼくは、特別に知りたくて訊いているわけではないのです。「答えを探すあなた」と「あなた」を出会わせるために、このインタビューを続けているつもりです。で、「よろしければ」メールにも書いて送ってね、と。本番は、あなたが「考えている時間」なのです。もちろん、メールはぼくも読みます。 「ある答えをするある人」の像が見えてきて、おもしろいですし、なんだかお役に立ってる気もしてます。これ、けっこうめずらしい試みだと思っています。あなたがあなたと出会うおもしろさ、感じてますか?

◆今日の質問no.073「じぶんが訊かれたい質問は?」です。これも、よろしければメールで書いて送ってくださいな。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。「インタビューされて人は育つぞ」は、ぼくの自説です。

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