鬼籍2025を見て考えたよ。
・もういくつ寝るとお正月なのですが、もうね、答えもわかってますよね、4つですよね。4つ寝て、起きたら来年です、たのしみにしたいです。
そんなときにわざわざ言うのも、なんですけどね。2025年、毎年そうですが、訃報もたくさんありました。12月23日の「スポーツ報知」を見ていたとき、ふっと今年亡くなった方々のリストが目に入りました。スポーツ紙ですから、スポーツや芸能に関係した人を中心に編集されているのだと思いますが、あらためて見ると「えっ、あの人もか」と驚きます。そういう報道があったけれど忘れていたケースもあるし、まったく亡くなったことを知らなかった方もいます。たぶん、こういうことに驚いたり興味を持ったりするのは、じぶん自身がこのメンバーに名を連ねる可能性が、高くなっているということなんだと思います。だって、「新人」だった人や「子役」だった人、輝くヒーローとか、憧れていた人物が、あんまり違和感もない没年齢で、そのリストのなかにいるのですから。人生の先輩方ばかりでなく、同級生や、後輩や、じぶんと同じような時代を生きた人たちが、静かに鬼籍に入っているのです。60歳代のころには、こんな実感はなかったなぁ。じぶんが、こういう名簿に入るかもしれないのかと、いやぁ、なかなか新しい気持ちが芽生えましたよ。
ただね、それはそれなんですよ、じぶんのことになると。ぼくは、よく、ちょっと知りあいくらいの元気なおじいさんやおばあさんのことをほめるんです。「すごいなぁ、あの年で、そんなに」とか言って。あっち行ったとか、こんなことしてたとか、すごいって。だけど、その老人はぼくより年下だったと、あとで知る。よく考えたら、おれのほうが元気なのか?いやいや、そういう自覚もないんだけどね。じぶんの年齢に、いよいよ訃報の候補入りかと思うのも、そういうこと忘れて、せっせと働いちゃうのも、どっちも、まったく同じぼくなんですけどねー。
今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。なにせ、上には横尾忠則さんと操上和美さんがいるからなぁ。