万葉人が味わった あま〜い酒

ほぼ日の學校・万葉集講座で発酵学者の小泉武夫さんが
「万葉の食と宴」について語ってくださった 授業がアプリで再配信となりました。

この授業が行われたのは、
「令和」という元号が発表された直後でした。
これが万葉集から採られたということで
(厳密には中国の文献に遡ることが万葉集講座最後の上野誠さんの授業でわかるのですが、それはさておき)、小泉さんのところにはいろいろな取材が来たそうです。

その質問のひとつが、令和出典の歌〈初春の令月にして気淑く風和ぎ〉を詠んだ大伴旅人が太宰府長官時代に開いた宴会で飲まれた酒はどんなものだったか?
というもの。

1300年以上も前の宴会で出た酒ですが、発酵学者の小泉さんはご存知でした。
いまの「みりん」に近いものだったそうです。
しおり方式で作られた甘いお酒。
とろりとした甘いお酒だったそうです。

そこで、古来の方式で作られた
「三州三河みりん」をみんなに飲んでもらいました。

食品チームのも、
「あ、おいしい!」と喜んでくれました。

みりん片手に、万葉人の気分を味わいながら、小泉さんの授業をお楽しみください。
アルコール分、けっこう高いですから、お気をつけて。

2022/10/05 11:37

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