常設展へ行こう! 東京国立近代美術館篇、最終回。

年明けから更新してきた不定期連載の「常設展へ行こう!」の
東京国立近代美術館篇が、ほんじつ、最終回をむかえております。

主任研究員の成相肇さんによる、静かに熱く、愛にあふれた作品解説をどうぞお楽しみください。

公開中の常設展の解説なので、スマホなどでこの記事を読みながら会場を巡るのもいいのではと、昨日、東京国立近代美術館さんの公式ツイッターの中の方が、ナイスなご提案をされていました。

それいいですね!

ちなみに、最終回の今日は、具体美術協会や「もの派」の作品が紹介されているんですが、その中に出てくる
菅木志雄さんの大回顧展が、岩手県立美術館で開催中だそうです。

最新作はもちろん、インスタレーション、レリーフ、ドローイング、写真‥‥と、約120点もの作品が展示中だとか。
お近くのみなさま、いかがでしょう。

さらにちなみになんですが、今の東京国立近代美術館の企画展は
「民藝の100年」です。気になる。

さっそく見に行ってきたに製作中(=当コーナー)で紹介したいんで、一言でいいんで感想をください、とお願いしたら、一言の30倍くらい返ってきました。

展示を見て、いろいろあふれ出てきてしまったようです。
長いですが、ご紹介します。

会社から歩いていけるので、ぼくも今日あたり行ってみたいと思います。
日本屈指の所蔵作品を、サッと見に行けるのも神田のいいところ。

それでは、の感想です。

長くてすみません。
これでも、だいぶ割愛したんです。

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民藝って、柳宗悦さんがはじめた土着のものこそ素敵だという運動だよね、くらいの浅い知識しかなかったので、柳さんがどう考えて発展していったのかわかって、おもしろかったです。

柳さんの出した図録の編集指示書や、掛け軸の装丁指示図、日本民藝館の設計図などが出品されていました。
柳さんの頭の中をのぞけた気がして、楽しかったです。

それに、柳さんにしても、濱田庄司さんにしても、河井寛次郎さんにしても、みんなとてもおしゃれ。
愛用のネクタイ専用ケースなどもあって、おもしろかったです。

自分の中で、民藝というものに対する勝手な認識があったなーと気づいて、あらためて民藝の活動についてちゃんと学びたいと思った展示でした。

そして、展示を見ていたら無性にしゃぶしゃぶが食べたくなって、帰りにしゃぶしゃぶを食べて帰りました。

2022/01/07 13:10

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