ヴェニスの商人 @原宿 上演中です!

きのう、学校長のと観てきました!
原宿VACANTで12月2日まで上演中のカクシンハンの「ヴェニスの商人」。
当初、演出家・木村龍之介さんは『十二夜』の上演を考えていたそうです。
でも、ほぼ日の学校シェイクスピア講座でベンチャーキャピタリスト・村口和孝さんの講義に刺激を受けて、やっぱり
「ヴェニスの商人」でいくと決めたという、私たち学校チームにとっても、感慨深い公演です。

シャイロック(河内大和さん)の悲しみ、苦悩、心の叫び。
ポーシャ(真以美さん)のお嬢様っぷりとハンサムウーマンぶり。
アントーニオ(白倉裕二さん)のまっすぐさと過剰なまでの友への愛。
バサーニオ(石毛翔弥さん)のいいとこどり(笑)。
軽薄で無責任なヴェニスの男たち。
舞台いっぱいに、さまざまな人生が輝きます。
そして、ネリッサを演じるデイビッド・テイラーさんの存在感。
要所を彩る鈴木真之介さん、岩崎MARK雄大さんの多面性。
まばゆい明かりのなかを舞う白い紙幣‥‥。

渋谷のスクランブル交差点で
「ハムレット」を描いたように、木村さんは今回もまた、原宿という街の一角で、人種・宗教・差別といった難しいテーマが絡むシェイクスピア劇を
「現代のもの」として演出しています。

公演のあとは、この戯曲を翻訳した松岡和子さんをゲストにアフタートークがありました。

冒頭に松岡さん、
「河内さん、ごめんなさい!」
なにかといえば、本番5分前に、セリフをひとつ差し替えたのだそうです。

それは、アントーニオたちが、シャイロックに「金を貸して欲しい」
というくだり。
大学時代、シェイクスピア劇の演出に熱中していた村口さんは、自身の投資家としての生き方に重ねて、
「アントーニオは借金を求めてはいない」
と解釈します。
その話を聞いて納得した松岡さんは、
「オレたちには金がいる」とセリフを変更しました。
本番5分前に(笑)。

実は、このくだり、近々公開になるオンライン・クラスの村口さんの講義にでてきます。
ものすごくおもしろいので、ぜひご覧ください。

この日、客席にいた村口さんは、アフタートークにも参加。
ほぼ日の学校の延長授業のようなひと幕でした。
「ヴェニスの商人」今週いっぱい!

2018/11/30 11:34

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