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カクシンハン
真夏の「冬物語」 シアターカンパニー・カクシンハンの 「冬物語」を観てきました。 シェイクスピア最晩年のロマンス劇ながら、演出の木村龍之介さんは 「僕らのためにシェイクスピアが書いてくれた新作戯曲だ!」と受け止めて、2018年の真夏を生きる私たちのための現代劇に仕上げてくれました。 ストーリーはもちろん、400年前に書かれた作品のまま。 ひとくちで語ってしまうと、親友ポリクシニーズ(島田惇平さん)と自らの妻ハーマイオニ(真以美さん)の不義を疑い、嫉妬に狂ったレオンティーズ(河内大和さん)の破滅と再生の物語です。 これがカクシンハンの手にかかると、遠いボヘミアやシチリアの王の物語ではなく、 「あなた」や「私」の誤解や猜疑心、友情や誠意、後悔と改悛と許し‥‥の物語になります。 アフタートークで 「どうして、いまいちばん観てほしい作品が『冬物語』だったのですか?」 と問われた木村さんは、こう答えました。 「いまは喪失の時代だと思う。 そんなときに必要なのは、理屈より何より、もう一歩前向きに進むこと。 命に対する信頼ではないかと思う。 『冬物語』は、過ちによって悲劇が起きる話だけれど、生きている人間の想像力によって、死んだと思っていた人が生き返る。 そんなロマンス劇が、今の時代の力になるのではないか。 そう考えたからです」 その言葉通り、想像力を刺激し、舞台の上の人たちも、小さな舞台を取り囲む客席のみなさんも、みんな「生きている」ことを強く実感するステージでした。 客席には、ほぼ日の学校シェイクスピア講座の卒業生の姿もちらほら見えました。 一緒に観劇した講師の一人向井万起男さんも、 「カクシンハンのこの先、気になるなあ。 また見たいなあ」と楽しそうでした。 明日31日、午後2時からの公演があります。 と、書いたのですが、18:30からの公演も追加になったそうです。 チャンスはあと2回です! 2018/07/30 20:24 |
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