[小田社長]
まぁ、ぼくも、未だに親父のてのひらの中で泳がせてもらってる、そんな感じですからね。

おもしろい話が、できたかどうか。



[──]
いや、すごっく、おもしろかったです。
お菓子の街の、お菓子屋さんのお話。

今日は、ありがとうございました。

[小田社長]
ならよかったけど。‥‥ああ、マモル、マモル。

[マモルさん]
はい。

[小田社長]
リンゴだろうな。

さっきのクリスマスケーキだけど、リンゴでどうするかだよ。

[マモルさん]
リンゴですか。

[小田社長]
蒸しちゃダメだね。
きれいなジャムをかけたのがいいねえ。

[マモルさん]
はい。

[小田社長]
この時期だから、ジャムを召し上がってほしいでしょう。

[マモルさん]
そうですね。

[小田社長]
いまの時期しか食べられないジャムだから、な。

[マモル]
わかりました。

[小田社長]
あれを活かしたケーキにしようよ。

それとさぁ、真駒内のコンサートに出す用のお菓子なんだけどさ‥‥。

<小田社長へのインタビューは、今回でおわりです。明日からは、六花亭にまつわるコラムをおとどけします。>


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