今日の昭和
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学生のころ、
遠距離恋愛のまねごとをしていて、
月に一度だけ
公衆電話で話すために
2万円ぐらいかかっていました。

ある日訪れた、切ない別れ。

泣きながら受話器を置いた、
その後が一大事。

真夏の炎天下だったため、
暑さで
電話ボックスのドアのゴムパッキングが
貼り付き、開かない!

渾身の力をこめても開かないのです!

汗だくで、泣きながら焦る自分が
恥ずかしいやら情けないやら。

通りかかった男性が
外から難なく開けて下さいましたが、
お礼もそこそこに
逃げるようにその場を離れました。

失恋の痛手より強いインパクトを残して、
あの電話ボックスは姿を消しました。

(赤ちょうちん)

2018-12-06-THU

 
とじる
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