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 『ふたりの夏物語
 ─NEVER ENDING SUMMER─』
 杉山清貴&オメガトライブ

 
1985年(昭和60年)

その日から28年。
色々あったけど
ここまできました。
(りこ)

JUST ONLY YOU


初めて会ったのは、私21、彼24歳でした。
友達の紹介という、今でいう合コンです。
人数合わせの為に参加した私と、
急遽参加出来なくなった人の代わりの彼。
たまたま隣の席で「静かな人だな」くらいの印象。
二次会で知らない人がこの歌を歌い、
「この人○○(地元)来るよね、コンサート行きたいな」
その時も彼が近くにいました。
すっかりコンサートの事など忘れてた頃
「チケット取れたよ」と会社に電話がきました。

その日から28年。
結婚と同時に彼の両親、祖母と住み、
三人の子供に恵まれました。
色々あったけど静かで強い彼に引っ張られながら
ここまできました。
今では「この人の最期はきっちり私が看取ってやる」
となんとも言えない変な責任感で毎日を過ごしています。
もし、私が先に逝く事になったとしても
この恋歌の投稿が運良く
彼の目に触れる事が出来るかも、
という都合の良い考えで書いてしまいました
(長女が好きなので。本も持っています)。
テレビでこの歌が流れても
なんとなく照れくさくて黙ってしまう二人です。
運命の出会いって 本当にあるんですね。
(りこ)

「この人の最期はきっちり私が看取ってやる」
「もし、私が先に逝く事になったとしても」
そんなふうに思えるって素敵だなあって思います。
「色々あったけど」の色々は、
きっとほんとうにたくさんの出来事なのでしょうね。

そしていまだに、おもいでの曲が流れると
「なんとなく照れくさくて黙ってしまう二人」!!
この曲のなかに、最初の頃の気持ちが
ギュッと詰まっているんですねー。

「恋の歌」と「恋の思い出」が
がっちりと不可分で、ひとつになった投稿、
堪能させていただきました。

はたして彼はこれを目にするのでしょうか?
読んでくれるといいな。
長女さんが気づいてお父さんに教えたりしてね!

それにしてもこの曲、
もう30年近く前のリリースなんですね。
たぶん(りこ)さんはぼくと同年代。
「いろいろありました」
という言葉を本気で言い始めるのって、
この年代のような気がします。
「子どもがだいぶおおきくなったから」
というのがそれを言い始める理由かもしれません。
そして、今度はその子どもたちが
恋の思い出をつくっていくわけで‥‥。
おもしろいものだなぁ。

いつからか私も
「最期」について確実に
考えるようになってきました。
なぜ、そのことをそんなに重要視するのか。
若いころには浮かばなかったのに、
不思議だなぁ、と思います。

残された時間がだいたい同じ人どうしって、
話が合う気がします。
同い年であっても、100まで生きる気でいる人と
90までだろうと思っている人では少しちがう。
(100の人は10歳下の人と話が合ったりする)
夫婦で時間が合っている人は
人生の組み立て方も似通ってくるのかなぁ。

いまを生きるよろこびと、先を生きるたのしみと、
過去につみあげてきたいとしさ、
全部が見えているのは、すばらしいことと思います。
どうぞ末永く、ふたりの夏物語を
つむいでいってください。
運命の出会いだとは思いますが、
これは確実に、お父さんがお母さんにひと目ぼれ、
だったのではないでしょうか。
静かで強い気持ちはいまも変わらずだと思います。
おじょうさん、もしそういうことになったら、
お父さんにお母さんのお気持ちを
よろしくお願いいたします。

ふたりが出会ったきっかけになった
思い出の一曲。
まさに、「恋歌くちずさみ委員会」の
お手本のような投稿でした。

ここまではっきりと
「ふたりの思い出の曲」があるというのは
なんだかちょっとうらやましい。
共通に好きなアーティストとか、
つき合ってたときによく聴いたアルバムとか
一方が恋に重ねていた曲とか
そういうのはあるかもしれないけど、
ふたりともが「この曲!」って
思える曲があるというのはいいですね。
この曲を聴くとうれしい一方で
ちょっと照れくさくもあるというのも
なんだかわかるような気がします。

カルロストシキになるまえのオメガトライブ、
懐かしい一曲です。
夏になると夏らしい曲が売れる、
という時代だったなぁ。

次回は土曜日の掲載です。
たぶん、ちょっと重要なお知らせが載るはずです。

2014-04-16-WED

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