『バレンタイン・キッス』
 国生さゆり
 with おニャン子クラブ

 
1986年(昭和61年)

舞い上がってる彼に
がっかりしました、
バレンタイン。
(投稿者・チロル)

誰もが浮かれてカーニバル
彼氏のハートを射止めて

高2のときに
同じ部活で仲のよい男子がいました。
まわりは「絶対つきあってるよね」
と思っていたようですが
少なくとも私はほとんど意識したことがなく。
でも、この状態がずっと続けばいいな‥‥
と思っていました。

ところが高2のバレンタインで
同じクラスの女子が彼に本命チョコを渡して告白。
うれしくて舞いあがった彼は、部活のときに私に
「俺、Kさんにチョコもらった。
 つきあうことにした」
とわざわざ宣言してくれました。

彼にとって私は「異性」ではなかったということ。
いままでの関係は終わってしまうこと。
そんな寂しさに気づくというよりも、
「告白されて彼女ができること」
に喜んで舞い上がっている彼に
女子なら誰でもいいんだ‥‥と、
心の底からがっかりしました。

それからは、いろんな意味で
彼とは距離を置きました。
実は彼にかけられた呪文は、
3年になるころには
既にとけてしまっていたようですが
そんなことは、もうどうでもよかったです。

そしていま、
ウチには小5と小2の男子がいます。
毎日毎日サッカーで頭がいっぱいのこの2人に
どんなバレンタインが待っているのか‥‥
ちょっと心配でもあり、
楽しみでもあります。

(チロル)

言いにくいけど言いたい、
はい、長年、言いたかったです、
言ってしまいましょう、

女子なら誰でもいいんだ!

はーーーっ、すっきりした。

ありがとうございます、
(チロル)さん!

バレンタイン苦手ー。
あの浮かれたムードが苦手ー。
クラスがなんだか「むんむん」するのが苦手ー。
チョコ好きだけど。
デパートで「あ、うまそうなチョコ売ってる!
ベルギーのじゃん! うっほっほ」と
やけに混雑したとこで押しのけて買ったら
まさにバレンタイン直前で
周辺本気女子たちにずいぶん睨まれるわ
売り場のおねえさんもなんかこまってるわで
超はずかしかった覚えもふくめて
バレンタイン苦手ー。

・誰のチョコでもうれしい
・つきあってくれと言われたらもっとうれしい
・彼女がいる、という状況もうれしい

というのが、このくらいの年齢の男子かも。
そういう意味ではたしかに誰からでもいいのかも。
でもぼくはイヤでしたよ!

大人になってからのいわゆる義理チョコ的な、
そういう感じのやりとりには
ちょっと乗り切れない自分がいます。

でも、小・中・高・大学と、
ぼくはバレンタインデーが大好きでした。
2月14日といういちにちの、
あのザワザワした感じ。
もらえるかもしれない‥‥という期待感。
「○○がもらったらしいぞ」の情報に沸き立つ校内。
下駄箱で! ロッカーで! 校門で! 家の前で!
いちにちつづく、チャンスタイム。
果てしないイメージトレーニング。
可能性にこころときめかせる、ワクワクのいちにち!
あの感じが、もう、たまらなく好きでした。
そして、
ここからがポイントなんですが、
そんな大好きなバレンタインデーに、
学生時代ひとっつもそれをもらった経験がありません。
がーーーん。

まあ、ぼくの話はさておき、
高校2年生でチョコもらちゃったら、
舞い上がってしまう気持ち、わからなくもありません。
女子なら誰でもいいのか、
という問題に関しましては‥‥
その時期は仕方がないのかも。
男子、たんじゅんですからねー。

そういえばうちの息子も高3。
どうなんだ、あいつ?!

誰でもいいのかなあ‥‥。
ああ、誰でもよくはないけど、
チョコレートをもらうぶんには
「誰からでもうれしい」
というのは、あるかもなあ。

あ、それが「誰でもいいのか!」ってことか。
いや、誰でもいいわけじゃないんだけどなあ。
でも、誰からでもうれしいかもなあ。

あと、自分のことを好きになってくれる人は
それだけで基礎点30点増し、
みたいなところはあるよね。
あ、それが「誰でもいいのか!」ってことか。
いや、誰でもいいわけじゃないんだけどなあ。

ま、ことばを変えて、
「男子はアホか!」と言われたら、
「ハイ、男子はアホです」とは言えます。

あれ? なんだか話がそれたような。
みなさまからの投稿、お待ちしております。

 

2012-04-28-SAT

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