不正解、食べられません!
ベニテングタケ毒

2021年も、いよいよ、大詰め。
本日、2021年12月24日の菌曜日は、
泣く子も黙るクリスマスイブでございます。
読者の皆さまはいかがお過ごしでしょうか?

と、いうことで、
クリスマスを飾るにふさわしいきのこと言えば、
はい、もちろん、ベニテングタケです。

たまに、ベニテングダケ、と言う方がいますが、
濁らず、ベニテングタケ、が正解です。

ちなみに、すっかり忘れてしまって、
記憶の片隅にもなかったのですが、
昨年、2020年最後の菌曜日は、
ドンピシャの12月25日、クリスマスでした。

その日の「きのこの話」には、当然のごとく、
ベニテングタケにご登場いただきました……。

ベニテングタケは、きのこ界の、
スーパーアイドル、あるいは、スーパースター。
世界一有名なきのこと言っても過言ではありません。
今日の、食べられるか、食べられないか、
のクイズは、もう、全員正解ですよね?

ベニテングタケは毒きのこ扱いされているけど、
信州あたりでは毒抜きされて食用とされているから、
「食べられる」という答えも正解だ!」
とか何とか、
おへそが曲がったきのこファン中級者あたりが、
ぼそぼそとつぶやいているかもしれませんが、
「きのこの話」の読者の皆さまにおかれましては、
ベニテングタケは毒きのこ、と覚えておいてください。

ベニテングタケは、毒きのこにも関わらず、
北欧あたりでは、幸せを呼ぶきのことして、
アートやグッズなどのモチーフとして大人気。
クリスマスの飾りにも引っ張りだこです。

そう言えば、サンタクロースの服装だって、
赤に白で、ベニテングタケカラー(笑)!

ベニテングタケは、白樺が生えているような、
高原や北方地方で発生するきのこなので、
都会で暮らすきのこファンにとっては、
あこがれの存在です。

ぼくが暮らす阿寒湖周辺では、
そこかしこ、小学校の庭にも生える、
秋のスタンダードなきのこの一種。

見たい! という方は、8月下旬〜10月上旬に、
ぜひ、北海道は阿寒へおいであれ。

と、いうことで、 ぼくからのクリスマスプレゼントです。
阿寒のベニテングタケの可憐な姿を、
もう少し、ご覧に入れましょう!

Merry Christmas !

And

Happy Holidays !

このコンテンツでは、
				きのこの食毒に触れてますが、
				実際に食べられるかどうかを判断する場合には、
				必ず専門家にご相談ください。