不正解、食べられません!
カンムリタケ食不適

地球温暖化のせいなのか、
はたまたヒートアイランド現象のせいなのか、
年々、確実に、夏の暑さが増しています。

最高気温40度超え!
内地の夏を四半世紀も知らないぼくにとっては、
もう、考えるだに恐ろしい数字です。
(最高気温35度でも死にます)

静岡県で2日連続最高気温が40度を超えた、
と、ニュースで報じられた日に、
たまたま釧路市中心部にいたのですが、
正午の気温は、なんと、なんと、なんと、20度!
熱々のラーメンを食べて帰りましたよ(笑)。

阿寒湖温泉も内陸に位置するので、
気温が30度を超えることは珍しくありません。
やはり、釧路が素晴らしいのでしょう。

この世の楽園か、釧路!

そして、暑さにあえぐ、
釧路以外にお住まいの皆さまのために、
今回は、特に、きのこでありながら、
涼しそうな写真をご紹介させていただこうかと。

カンムリタケ、といいます。
頭部の黄色い部分がなんとなく冠のように見えます。
発生時期は、初夏です。

湿地の針葉樹の落葉から発生するのが一般的ですが、
阿寒のこの場所では、トドマツが多く、
そのトドマツの、枝から、葉から、松ぼっくりまで、
トドマツの部位なら何でも発生しています。
しかも、多くが、水中から伸びているんです。
水中きのこ、と言っても過言ではありません。

阿寒の清流と相まって、涼しげでしょ!

頭部は類球形〜楕円形で、鮮黄色。
柄は白〜帯黄色で細長くてひょろひょろ。
高さは1.5〜6cmほどです。

食不適。

あんまりおいしそうではありません。
見つけたら、鑑賞にいそしみましょう。

阿寒湖温泉の気温がぐんぐん上がってきたら、
車を飛ばして涼しい釧路へ出かけて、
熱々のラーメンを食べる……。

阿寒湖住民の避暑のひとつです。
今回は、釧路市の回し者になってみました(笑)。

このコンテンツでは、
				きのこの食毒に触れてますが、
				実際に食べられるかどうかを判断する場合には、
				必ず専門家にご相談ください。