第1回 舞台を映画にすれば、みんなが観れるじゃないか!
シェフ
出演者とお話を、
ぼくらで説明してみましょう!
「知ってても大丈夫」というようなことだけ
話すようにしますけど‥‥。
ゆーないと
「見る前に、知りたくないよ〜」
というかたは、ページをとじてくださーい。
シェフ

まず主人公であるフリーライターの
「明日香」が内田有紀さんですね。


内田有紀さん

忙しい毎日のなか、あるとき目覚めると、
見知らぬ場所にいます。
で、どうも病院らしい、というあたりが導入部分。
そこにナースがいる。
ちょっと怖い感じのするナース「江口」役は、
りょうさんです。


りょうさん

冷静沈着、冷酷なまでのナース。
で、どうやら外に出ることができないらしいどころか、
手と足が縛られている。
もう僕はそこでもう‥‥!

一同
(笑)
コイケ
思い出して怖くなってるでしょう(笑)。
ゆーないと
五点拘束。
シェフ

五点拘束されましたね。
で、その病棟には、同じように何かの理由があって
外に出ないで治しましょうという
症状の人たちが集められている。
どんな人がいるかというと、
たとえば蒼井優ちゃんの「ミキ」。


蒼井優さん

食べたくても食べれない人という役でいます。
蒼井優ちゃん、出てくると、
ドキッとしませんでしたか。

田口
しました!

山下
しました!
シェフ
なんでだろう。
山下
台詞まわしがですね、
舞台的な人と、日常的な人がいて、
そういうことも「役の個性」みたいに見えるので
違和感はまったくないんですけれど、
ほとんどの人が舞台的な演技なのにたいして
蒼井優ちゃんって
日常会話の延長みたいに台詞をしゃべるでしょう。
それじゃないかと思うんです。
シェフ
たしかにあまりに自然で、
生々しいですよね。
山下
みんなどこかで与えられた役を、
客観的に楽しんでるような中に、
グッと自分の中にカメラを持って
現れたような迫力がありましたね。

モギ

それから、大竹しのぶさん。


大竹しのぶさん

ゆーないと

「西野」役ですね。
もとAV女優で過食症という患者の役でした。

シェフ
とにかく騒ぎを起こす人。
ゆーないと
面倒くさい人。
山下
‥‥大竹しのぶさん、怖かったー。
一同
(笑)
山下
怖かった。怖かった。
ゆーないと
怖かった。本当怖かった。
なんこ
「いる!」っていう感じだよね。
本当にああいう人いる。
モギ

人の弱みをどんどん突いていくのね。
で、あれに突かれたら終わるって思うよね(笑)。

ゆーないと
うん。かかわらないようにしようって。
シェフ

それがわかるのに、
なぜか引き込まれていっちゃうのが
主人公なんですよね。
あと、あの子もいましたね。
ハリセンボンの細いほうの子。春菜ちゃん?

ゆーないと

箕輪はるかちゃん。


ハリセンボンの箕輪はるかさん

なんこ

実は春菜も出てましたよ。


ハリセンボンの近藤春菜さん

山下
気づきませんでした!
なんこ
春菜がどこに出てるかは
ちょっとお楽しみですね。
シェフ

そういうふうなお楽しみとしては、
なんと庵野秀明さんも
出てくるんですよね。


庵野秀明さん

あとナースが2、3人出てくる中に、
1人とってもステキな人がいて。

コイケ

大人計画の、平岩紙ちゃん。


平岩紙さん

シェフ
僕はこの人だけが救いで!
一同
(笑)
シェフ
この人が出るとホッとするんです。
モギ

それから第三舞台の筒井真理子さん。


筒井真理子さん

ゆーないと
私、あのお医者さんの‥‥?
シェフ
あっ、あの‥‥!
ゆーないと
これは言わないほうがいいかも(笑)。
シェフ
病院の先生に、とっても面白い人が出ます。
モギ
これはお楽しみ!
コイケ
本を先に読んでる人は、
もしかすると気がつくかもしれませんが。
シェフ
僕、そのシーンで
大声で笑っちゃった。
モギ
私たちも、もう要所要所で、
松尾さん的な笑いのところで
ゲラゲラ笑ってました。
シェフ
見終わったあと脂汗だった僕でも、
けっこうね、笑ったよ。
山下
うん、笑いましたよね。
コイケ

松尾さんの愛をすごい感じたのは、
その松尾ワールドの笑いの部分を
一番担ってたのは宮藤官九郎さんだったこと。
内田有紀ちゃんの恋人で
放送作家の「鉄雄」役が宮藤官九郎さんなんです。
その宮藤さんのセリフで
やっぱりすっごいいっぱい笑っちゃって。


宮藤官九郎さん

ゆーないと
あれは「あて書き」なんですよね、もともと。
コイケ
そう、小説を書く時から、
宮藤さんを想定して書かれたんですって。
今まで宮藤さんって役者として、
映画とかドラマとかで当たり役がないから、
これで絶対に当たり役を
作ってあげたいみたいと
松尾さん、思ったんですって。
モギ
へぇー、いい話だわー。
シェフ

宮藤さんは
入院している内田有紀ちゃんの彼氏の役で、
一緒に住んでたってことになってて、
なので、面会に来たりするわけですよね。
でも、何らかの理由で
なかなか来れなかったりする。
彼には彼のドラマが実はあって、
ということが、別視点で描かれていくんです。
で、彼が来れないときに
マメに顔出してくれるのが、
妻夫木くん演じる弟子「コモノ」。
これがねえ、のびのびとねえ(笑)。


妻夫木聡さん

山下
妻夫木くんはじめ、
役者さん、みんな楽しそうでしたね、すごく。
シェフ
あ、それはとっても感じました。
コイケ
楽しそうでしたねえ。
シェフ
全員ものすごい楽しそうでした。
「この人向いてないよね」とか
「役に合ってないよね」って人が
1人もいないんです。
ゆーないと
いない。素晴らしいキャスティング。
シェフ
で、松尾さんの遊びで‥‥面白い人も出てますね。
俵万智さんとかしりあがり寿さん。
川勝正幸さん、しまおまほさん。
ちょこちょこっと出るんですよね。
山下
これはもう探してくださいって言いたい(笑)。
シェフ
で、ストーリーを説明するのが難しいんだな。
入院させられることになった内田有紀ちゃん。
「私はこんなとこに入院する人間じゃないのに」
っていうふうに思っている主人公の
人生の背景が、だんだんだんだん、
わかっていくんですねえ。
ゆーないと
淀川さんになってます(笑)。
シェフ
(引き続き淀川さん風に)
「本当の私はこうだったのね」みたいなことが、
徐々に、わかっていってしまうんですねえ(笑)。
ゆーないと
怖いですね、怖いですね。
なんこ
自分が触れられたくないし、触れたくないと
思っていることが、
どんどん明らかになっていくのね。
シェフ
思い出したり、思い出さざるを
えなくなったりしていくと。
で、映画的だなと思ったのは、
彼女の記憶の中での回想シーンを、
同じ時間軸で彼氏のクドカンのほうから見た視点で
描かれたりするでしょう。
そうすると、微妙に、微妙に、違うんですよね。
「あのとき、ああだったじゃないか」
「じつはこうだったんだよ」って。
そこも怖いですね(笑)。
山下
怖い。あれは怖いです。
僕はまさしくそういうのが怖かったですね。
本人の思い込みみたいなものがどれだけ不確かか。
自分の足元はどれだけ不安定か(笑)。
一同
(笑)
モギ
地平がゆがむ感じがするんでしょう。
山下
そう。
シェフ
こうやってストーリー話していくとね、
暗ーい話に思えるでしょう。
ゆーないと
そうなんですよ。
でも‥‥
シェフ
でも、僕や山下さんですらも
ゲラゲラ笑ってみてましたよ、本当に。
山下
それはそうなんです。
シェフ
松尾さんが仕掛ける笑いの部分、
もう気持ちよく笑ってました。
以上、かんたんながら、説明でございました!
わかるかなあ。
山下
ど、どうでしょう‥‥?
   
 
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今回の感激団メンバー
シェフ ゆーないと モギ
コイケ 山下 田口
なんこ    





試写会のおしらせ
日程:2007年10月11日(木)
時間:18時30分開場
   19時開演
会場:スペースFS汐留
くわしくは、こちら

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