『日本の神様』著者、
畑中章宏さん。
おかしな一団のリーダー役。
神様が好き。
グラフィックデザイナー、
祖父江慎さん。
あちこち寄り道するのが
大好き。
イラストレーター。
100%ORANGEの
及川賢治さん。
虫が好き、ハイキング好き。
ほぼ日乗組員。
ふりまわされるのが好き、
首をつっこむのも好き。
デコボココンビ。
北野天満宮を
案内してくれます。
かっこいい権禰宜さん。
大将軍八神社を
案内してくれます。
人気者の宮司さん。
第11回 豆吉さん。
ほぼ日
80体の神像、
そして、天文と暦の
貴重な学問資料。
大将軍八神社の歩んできた道のりと、
自分たちがここまで
歩んできた道のりの理由を
知りはじめた一行です。
ハタナカ 最後に、もういちど
神像を拝見しにいきましょうか。
全員 行きましょう。
ソブエ こどもの神像、
いいお顔してるね、うん、うん。
生嶌 外国の美術館に
出展されたりしてるんですよ。
ハタナカ これらの神像は300年以上にわたり、
造られて集まってきたんですね。
つまり、それだけの長い期間、
天大将軍の信仰は
高まっていたということです。
ソブエ

そんで、服はちがうけど
全員が大将軍さんなんですね。
いろいろあって、
藪に隠れたりして、ここにいる。

ソブエ いいお顔だなぁ‥‥ん?
ほぼ日 ‥‥はい。
ほぼ日 そうなんですよ、
誰よりもいちばんじっくり見てらっしゃるのが
宮司さんなんです。
いつもいつもごらんになっているはずなのに。
オイカワ うん。すごく、じーっと、見ておられますね。
ハタナカ 外はけっこう
夕方になってますよ。
ほぼ日 我々、これまでの経験により、
大きな神社のうしろが
気になりますね。
ソブエ なる、なる。
ハタナカ ここにもありますよ、
神社のうしろに小さな神社。

ほぼ日 あれは、何の神社ですか?
生嶌 あれは、大杉神社です。
「大杉さん」いうて、
みなさんお参りされてます。
土地の神様、地主神ですね。
ほぼ日 きれいで立派な神社ですね。
ほぼ日

ん?
もう一本、ノボリが?
ハ‥‥ハタナカさん!!
なんだかすっごくちいさな鳥居があります。

ハタナカ ひゃあ、これはこれは。
ここもお参りしていきましょうか。
ほぼ日

お賽銭箱も
ちいさいのがちゃんと‥‥。

ほぼ日 ‥‥‥‥‥!!!
う、う、う、う、
うしろに!!
ほぼ日

わーーーー!!!
ソブエさーーーーん!!

ソブエ はいはーい。
あ、かわいい方が!
いらっしゃいましたね、
こんにちは。
ほぼ日 宮司さん、これは‥‥。
生嶌

豆吉(まめよし)神社、
「豆吉さん」です。

ほぼ日 この、豆吉さんのご由来とかは‥‥。
生嶌

ご由来はね、ないんです。

全員 ない!
生嶌 はい。ずーっとここにあって
「豆吉さん」っていわれてて、
伝わるままにここにあります。
ちょうちんとかも、古くなったら
信者さんが替えてくれはって
きれいになってますね。
ほぼ日 由来は、ないんだ。
ソブエ 豆吉さん‥‥。
いいなぁ、豆吉さん。
ほぼ日 豆吉さん、豆吉さん。
拝ませてください、豆吉さん。
ハタナカ ふふふふ、いいですね。
ソブエ ねぇ、境内がいつのまにか
こどもたちでいっぱいだよ。
オイカワ ほんとだ。
自転車乗り入れてますね。
ソブエ みんなーっ、何してんの?
あ、ワタムシ!
ワタムシだ。
つかまえたの?
ほぼ日 こっちでは
お習字の展覧会が開催されています。
「第二回 やすぎ書展」
オイカワ いろんなことが
神社の中で起こっていますね。
生嶌 はい。神像もそうやけど、ここは
どんどん集まってくる場所なんですね。
わたしは、神社としての役割って、
そういうもんやと思ってます。
ものも人も、集まってくる、
子どもも集まってくる。
ソブエ 大将軍八神社、いろんな意味で
すごい神社だったね。
ほぼ日 おもてからだけじゃ
ぜんぜんわからなかったです。
オイカワ 神像も人も
みんなが集まるいい雰囲気の「ゆるさ」が
妖怪ストリートにも
つながるのかもしれませんね。
  (夕暮れと神様で
 こころのなかをいっぱいにしつつ、
 次回は最終回!)
小さな
神様
神社にはご本殿とは別に
小さな神社が立っていることがあります。
これを摂末社といい、
ご本殿の祭神にゆかりが深いお社を摂社、
それ以外を末社といいます。
小さいとはいってもれっきとした神社ですから
きっちりとお参りしたいものです。
2012-02-17-FRI