3月29日の情報

さあ、今週は平日毎日更新という
やみくもな勢いでお届けしております。
なにかに集中していたほうがラクなのです。
ぼーっとしていると、際限なく、そのまま、
ほんとうにぼーっとしてしまうのです。
全国のカフナーのみなさんとつくりあげる、
知識とユーモアとポジティブが
たっぷり詰まったユートピア、
「2005こちら花粉症情報局」!
担当は私、ほぼ日刊イトイ新聞の永田です。
目も鼻もヤバいですが、
最近、唇の荒れと口内炎に悩まされて‥‥はっくしっ。


さて、今日はぼくが最近発見した
とっておきの花粉症対策からはじめてみましょう。
いつもみなさんから知識をいただくばかりですから、
たまには恩返しです。
地味ながら、即戦力の対策をひとつ、
披露させていただきます!
ひと言で表すならば、それはこういうものです。

「ティッシュは2箱必要である」

は? なんじゃそりゃ? と思う向きもありましょう。
まあ、聞いてください。そこに座ってください。
みなさんの机には、ティッシュがいくつありますか?
え? とっておきの保湿ティッシュがひと箱?
ああ、それじゃダメです。
だって、たとえばコーヒーを机に少しこぼしたとき、
どうするんですか。保湿ティッシュで拭くんですか。
コップの水滴、たれた醤油、クッキーのかす、
どうするんですか。保湿ティッシュで拭くんですか。
いいですか、みなさん?
「保湿ティッシュは、ティッシュではない」のです!
それは、我々の鼻など敏感な部分に用いる
「特製の紙」だというふうに認識してください。
その特製の紙に、ふだんティッシュに
やらせるような仕事をやらせてはいけません!

なにせ、保湿ティッシュはティッシュではないのです。
ですから、ふつうのティッシュは相変わらず必要なのです。
保湿ティッシュを買ってきたからといって、
ふつうのティッシュが要らなくなるわけではないのです。
つまり、机の上には、
保湿ティッシュの横に、ふつうのティッシュが並んでいる。
そして、用途によって、ふたつの箱を使い分ける。
この状態が、ひじょうに望ましいわけです。
長い目で見れば、こちらのほうがきっと経済的です。

以上、永田の即戦力な花粉症対策でした。
こちらは「ダブルティッシュ作戦」と
名づけさせていただきます。
ほんとですよ? ふた箱あると便利ですよ?
ティッシュはふた箱あったほうが使い勝手がいいのです!
それはさておき、
今日もメールを紹介いたします。
いつもありがとうございます!

カフナーたちからの情報。


それでは強力な私の対策を。
今年から英国製レスプロマスクと
バンディットスカーフを使っています。
レスプロのスポーツタマスクは、
呼吸用バルブがついているので自転車に乗って
普通にこぐくらいでは息苦しくなりません。
英国人の顔の造作に合わせているせいなのか
下顎と頬骨の隙間から少し花粉が入ってくるのと、
首の細さにマジックテープが合いにくいのは残念です。
そこで自転車に乗らない花粉の多い日には
バンディットスカーフです。
スカーフにフィルターを縫い込んでいるので
隙間なく装着できるのでメガネも曇り知らずです。
しかし息漏れがないだけに運動はできません。
息苦しい。
昨年まではトーヨーセフティーの
簡易塵埃マスクを使っていました。
農薬を撒布する時に使うようなマスクです。
顔に三角形の型が残るのが欠点です。
家に帰ったら花粉ガードスプレーを怠りません。
飲んでるハーブティーはボタニカルズ
(上野駅や大宮ロフトなどにある)の花通信です。
鼻が通じると信じるに足る味で、
この季節に飲むとおいしいので高価ですが愛用しています。
もちろんミントとネトルは入っています。
今月から薬局で調剤してもらった小青龍湯を、
空腹時の体が食物を求めているタイミングに服用しています。
目はふつうにメガネをかけているために特に防護していませんが、
職場と家に洗眼薬アルガードを常備して
しょっちゅう使っています。
とどめは、出勤時停車駅での扉開閉の少ないグリーン車通勤です。
これで何とか生き延びていますが、
この季節は生活費が非常に苦しいのでつらいです。
(電車持込自転車通勤の火星人)

花粉症おサル うわ、これちょっと、いままでと違うね。
なんていうの? 新次元な感じ?
新たな章に登場した、より強い対戦相手みたい。
なにが違うのかとしばらく考えていたところ‥‥。
わかった! 金持ちっぽいんだ!
やや古いことばで表現するならば
ヤングエグゼクティブっぽいんだ!
なんかこう、ゴージャスなんだ!
「高価ですが」「生活費が苦しい」などと
フォローしているあたりがまた金持ちっぽい!
人を文体で判断するな。たいへん失礼いたしました。


水泳のゴーグルをしてる人を見たと
メールにありましたが、
私はスキー&スノボーで使うゴーグルを
して歩く少年を見かけました。
あのごっつい! アレです!
サングラスみたいに
こげ茶色がしっかり入ってます。
小学5年生くらいの少年は
名札の部分を左手で握り締め、
それはそれは恥ずかしそうに道のはじっこを
歩いていましたが、
残念ながら100m先からでも
目がいってしまう目立ちっぷりに
親御さんがどんなふうに言って着けさせたのか
少年は納得して着けたのか?
いろんな事が頭を巡りました‥‥。
(伊東もすごいぞ!花粉)

花粉症おサル ゴーグルつけるくらいなら、
おじさん、もう、驚かないんだけど、
小学5年生かあ。名札を隠してたかあ。
なあ、少年、世の中、
もっと恥ずかしいことやツラいことが
たくさんあるんだぜ?


花粉症30年選手の私がここ5年、
鼻のみ少々痒い程度まで回復した奇跡は、どくだみ茶です。
だれも信じてくれませんが、
飲み物という飲み物は2年間これだけですごしました。
毎日約2リットル。飲みも飲んだりです。
カフナー仲間の友人は私がどくだみ茶の話題にふれると
『どくだみ教』とほざいています。
(sio)

花粉症おサル 2年間、毎日2リットルのどくだみ茶?
うっわあ‥‥‥‥ムリだわ、それ。
しかし、このコーナーをはじめてから、
いかに自分の「健康になりたい!」という願望が
切実でないかを痛感させられます。
なんかもう、「2年間」とか「毎日」とか聞くだけで
「ああ、それはぼくにはムリです」
という気持ちになるんですよ。根性なしでごめん。


「ほぼ治りました!」宣言をさせていただきます。
治療法は小太郎薬局の「ショウセリン」という漢方製剤です。
個人差があるので効かない人もいますが、
効く人なら飲んだその日一日すっきり。
これを花粉症の時期のみ5年間服用し続けると
花粉症そのものがほとんどでなくなります。
(りほ)

花粉症おサル 5年間服用し続ける、ですか。
はい、それはぼくにはムリです。


デスクに常備のティッシュペーパーを
急いで口元にあてて1回目のくしゃみを終えて、
次のくしゃみに備えて息を吸いこんだとき、
死ぬ思いをしました。
二つ折りにしたティッシュペーパーが、
私の鼻と口にぴったりと張りつき、
真空状態になったのです。
一瞬にしてくしゃみも鼻水も涙も止まりましたが、
若干のショック状態に陥り、
気持ちが落ち着くと同時に帰宅(早退)してしまいました。
それ以降ティッシュはくしゃくしゃと丸めて使用しています。
(ともも@ティッシュはやっぱりエリエール)

花粉症おサル し、真空状態!
そうかそうか、くしゃみって、
出すまえに息を大きく吸うもんね。
そこで、ティッシュがこう、ピタッと‥‥。
しかし、そんなことで帰るな、社会人!


ほぼにちは。カフナー13年生です。
先日、両鼻が詰まっている時に泣いていて、
気管に涙が入ってしまい危うく窒息死しそうになりました。
悲しみも吹っ飛びましたが、命も吹っ飛ぶとこでした。
この季節、カフナーはおちおち泣いてもいられないのです。
(1回生)

花粉症おサル こっちの人は、泣いてただけで窒息!
なにかと死にかけている全国のカフナー。
流れる涙はぬぐわず、鼻だけかめ。


ほぼにちは。25年前は美少女だったと思います。
この花粉症真っ只中に転職しました。
前職場で埃だらけの古文書みたいな古い書類の中、
ある日突然マスクを装着、メイクも日に日に
アイライン、アイシャドウ、口紅と消えていき、
かろうじてファンデーションと眉毛とマスカラだけです。
そんな状態で転職。
初日、終業後に課長に呼び出され、
「どうでしたか、初日は? ところでアナタ、
 身だしなみに気を遣わない方でしょう」
と言い切られました。マスクはしていないものの、
ファンデ、アイブロー、かろうじてマスカラと、薄い口紅。
40も過ぎて社会人としての
最低モラルは守っていると思うのに、
そんな言い方をされたらせっかく新境地へ赴くにも、
テンション下がりっぱなしです。
花粉が去ったGW過ぎを見とれ!
フルメイクで驚かしてやる!
(senn)

花粉症おサル うははははははは。
フルメイクで驚かせることが
いいことなのかどうかはさておき、
この時期の自分を第一印象にはしてほしくない、
というのはありますね。


歌を生業にしている美少女カフナーです。
この時期、仕事になりません。
マスクして歌うわけにいかず、
薬をのめば口も喉もカサカサで、一曲ともちません。
さてレンコンの利き目の由来のことが書いてありましたが、
多分迷信ではないと思います。
根拠はよく知りませんが、喉の調子が良くない時、
レンコン粉にはちみつ、レモン汁を入れて
ステージドリンクにすると、
とても喉がなめらかになるので利用している方、
けっこういますよ。
喉にうすーい膜がかかる感じで、
炎症の部分をカバーしてくれてるような気がします。
ま、鼻に効くかはわかりませんが。
(チカコ)

花粉症おサル なにせ、レンコンは
「穴の通りがよくなります」からね!


毎年、「自宅用」「携帯用」「会社用」と
3個の花粉症目薬を買い込む美少女デス。
実は、ワタクシ、CMの人みたいに
カッコ良く目薬を注すことができませんッ!
まず、キッと上を向いて目薬を構えた時点で、
自分でも予期せぬ「薄ら笑い」がこみ上げてきて
「あはぁ〜、はぁ〜ん、はぁ〜ん‥‥」という
笑いとも呻き声とも言えない不気味な声が
ダダ漏れてくるんです。
それに耐えて思い切って目薬を垂らしてみるものの
的外れもいい加減にしろよ!
とツッコミを入れたくなるほど
とんでもないトコに落ちてしまいます。
(負け犬のカリスマ)

花粉症おサル おお〜い、変な人がいるぞ、変な人が!


今日もご苦労様です。
移住説に追加してください。
私はアメリカの五大湖の一つ、エリー湖の近くにいます。
日本ではひどい花粉症ですが、
ここではなーんにもありません。
なぜなら木々に緑がないから。
ここらでは四月に入っても雪がちらつくほどなのです。
だから緑が育ちません。
もうすぐ四月だというのに、枯れ木ばかり。
そのかわり、ものすごく寒いです。
真冬は、氷点下10度、もしくはさらに寒くなります。
最近では花粉に悩まされても
四季を楽しめたほうがいいと思うこのごろです。
ウィンタースポーツ好きの方はぜひ。
(ペレ。)

花粉症おサル ご、五大湖ですか。エリー湖ですか‥‥。
緑が育たない‥‥氷点下10度‥‥。
あの、もう、花粉症がどうこういう
問題じゃないと思うんですが‥‥。



第4回
「花粉レスキューバン(ビー・エム・シー)」の巻




こんにちは、ナカバヤシです。
今日は、心軽やかにレポートできそうです。
なぜなら、レポートする商品が
超カンタン、超あんしん、
耳の裏側にピタッと貼るだけのテープ、
その名も「花粉レスキューバン」。

レスキューといえばわたくしの脳は、勝手に
「胸板が厚く、腹筋が割れていて
 日焼けした白い歯の男性。
 水着はもちろん極端なものを着用」
を想像してしまいます。
ていうか、それはたんに、
海のレスキュー=ライフセーバーを
連想してしまうだけなのです。
ああ、花粉症の季節が終われば、もう、すぐに夏!
青い海! 入道雲! ビール! 極端な水着!
手を伸ばせば、すぐそこにある夏に思いをはせながら、
今回のわたくしは、前向きにレポートしまーす。
永田さん、たまには、やる気になる商品、
どうもありがとうございます!
出社拒否にならずにすみそうです。

さて、「花粉レスキューバン」ですが
パッケージには、こう書いてあります。
「貼るだけ、スッキリ! さわやか」
ワオ! ナイストゥミーチュー!
なんのためらいもなく試すことができる商品に
出会えるなんてうれしいです。
さっそく貼りまーす。
もうね、簡単なんですよ、耳の後ろにね、
ピタッと貼るだけ。はい、終了。
あとは、ひたすら、時間が経過するのを待つだけです。
らーくちーん。
気持ちが高揚して鼻歌が歌えそうです。
フンフンフン♪

数時間経ちまして、
鼻がつまっているのは相変わらずなんですが、
効果があらわれるのはきっとこれから、
ま、なんせ貼ってるだけ、
かんたん、らくちんのテープですから、
まだまだやりますよー。フンフフン♪

半日経過‥‥。
えー、とくに目立った効果はありませんが
これといって、マイナス要素もありません。
あ、成分の紹介とかしてみましょうか。
ホルンフェルス天然石、チタン、竹炭。
ふむ、なるほど。
最後に「など」とかついてなくてよかったです。
こういう商品に「など」とかついてると
その部分にはいったい何が? と
なんか気になってしまいます。
え? 細かい? 他に書くことがないのかって?

一日経過。
たいへん名残惜しくはありますが、
シール部分がかゆくなってきたのではがします。
はい、終了ー。
いやあ、これは楽勝でしたよ!
まるでなんにもつけてないみたいでした!
‥‥ていうか、それって、
つけてる意味なかったってこと?

鼻のつまりが弱かったような気がするし、
目のかゆさもいつもほどじゃなかった。
でもそれは、もしかすると
雨降りの天気のせいかもしれないし、
花粉レスキューバンのおかげかもしれない。
わたしの出社拒否の危機をすくったということで
レスキュー効果はあったということにしましょうか。
え? 適当にまとめるなって?
だって、こんなレポートしにくい商品ないんだもん。
ああ、もう無理です。
永田さーん、もっと書きやすいのにしてくださーい。





野暮と知りつつ、いちおう書いておきますね。
ここに挙げた花粉症対策は、あくまで個人の経験談です。
人によって合う合わないがあると思いますし、
用法なども、きちんと守らないといけないんだと思います。
真偽のほどが定かでないものもあると思います。
そのあたり、汲み取りつつ、読み物として
たのしんでいただけると、うれしいです。
2005-03-29-TUE

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