ぼーっとしたミーハー通信。

「ほぼ日」創刊からいちども休まずに毎週連載されていた
『ぼーっとした女子高生通信』のゆーないとさんが、
大学生になってしまった時には、
『ぼーっとした青春』と改題しましたが、
学生を卒業したので、またまた改題いたしました。

人間には、ミーハー欲というものがあるような気もします。
大統領やら総理大臣でも、タレントと会ってる写真は、
完全にひとりのミーハーになってるもんねー。

いいのわるいのじゃなく、どうやらいつも
「ミーハーめがね」をかけてるらしいゆーないとさんが、
その視線で見える世界を、毎週報告してくれます。

ひさびさのシーパラダイス。

ゴールデンウィークにちは〜〜〜。
毎年『メールするからメールしてね』
お返事を書くときに、
「ここで書くことのネタがなくなっちゃう・・・!」
とか、どっちで書こうかと悩んだりもするの。
でも、どっちにも共通して言えることは、
「たいしたこと言ってない」ということなわけで・・・。

お嬢がハイハイをし始めて、
とにかくハイハイがしたい!自分で移動できるのが
たのしくってしょうがないんだぜ〜状態の、
「ハイハイハイ」(ハイハイでハイになる)な頃ぶりに、
八景島シーパラダイスへ行きまして。
あそこは他の水族館とはちがう、
「色々ある」場所だわねぇ。
「ハイハイハイ」の頃には気づかなかったけど、
もう、水の生物以外にも、
ありとあらゆるものがそろっていて。
地方へ行くと、
そういうところはわりとあるとは思うのだけど、
「色々ありまっせー!」な、すごみを感じたなぁ。
あったら欲しい風船も、遠くから見て、
「イルカのかわいいね〜」
って近づくと、ほとんどイルカの中に、
1、2個ユニコーンが入ってたり。
「ユニコーンかい!」とつっこみたくなるんだけど、
けっきょくそれ買っちゃってる的な。

到着した時間が、
ちょうどイルカショーの開始時間だったから、
まず行きましたよ。
すごい満席の中、ウォーリーを探すくらい必死で、
空席を探して座ってさ。
座ってすぐに、2頭のイルカがやって来て、
ちょっとジャンプして、弧を描いただけで、
ツーーーーッ!
きたきたきた〜。涙出た〜。
もー、イルカのショーは、本当にだめよあたし。
どうしてみんな涙が出ないのかが、不思議でしょうがない。
子どもは泣いてないしなぁ・・・。
シロイルカや、ふつうっぽいツートーンのイルカが
あいさつに出てきた後、
ペンギンのグループが、ステージの左から出てきた!

「あはははは!きゃわいいいいい」

お嬢も、おおよろこび。
イルカにはなかった、笑いが含まれた感情だ。

「あー、いなくなった。ペンギン、あるいてただけじゃん!」

5歳にそうツッコまれながら、
ペンギンたちは舞台の右側に歩いていなくなった。
そう、ただ、歩いてただけなのだ。
でも、かわいくてかわいくて。(ここでは涙出ず)
場内にも、笑いが起こっていた。

あっという間に、ショーも見終わった。
見終わった後にも、観客席に座っていたら、
練習が始まった。
ガラガラの客席の前の大きな水槽で、
本番と同じように、色々なことをやってくれている!
練習時間もいいものだわ〜。

本番中。

練習中。

自由に前の方にもウロウロ行けちゃって、
なんだかお得だわ。
さきほどの
「左から右に移動しただけ」と言われてしまった
ペンギンなのだけど。
はけて行った扉をちがう角度から見たら、
なんと目の前に階段があってね。
それに気づいたお嬢が、

「ペンギン、かいだんものぼったんだなぁ・・・」

と小さい声で、しみじみ言っていたのが
おかしかった。
「移動しただけじゃん!」
とちょっとバカにしちゃってごめんね。
という気持ちだったのかな。


▲ちょっとバカにしてごめんね。
(あなた、ちがう方かもしれませんが)

セイウチが、水槽の中からお客さんに向かって、
すごいサービスをしてくれてたんだけど、
若者が

「うわっ、なんか、きもちわる・・・」

と言っているのが聞こえて、
ちょっぴり心を痛めたりして。
心なしか、ちょっと悲しそうにも見えてきちゃって。
勝手なもんですわ。
でも、セイウチの本物の迫力って、
かなりすごいものがあるよね。
同じ時代にいることが、
ちょっと不自然かなって思っちゃうほどの、
妙な古代感。

ちょっと動物もいるのも、たのしくてね。
2本足で立つフラミンゴとかね。


▲飼育員のおねえさんの足に、
うざがらみしていたのが、おかしかった〜。

ひゃ〜満足満足。
なんだか、やけに暑い日々だけど・・・ご自愛ご自愛。
すぃ~ユー!

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