ぼーっとしたミーハー通信。

「ほぼ日」創刊からいちども休まずに毎週連載されていた
『ぼーっとした女子高生通信』のゆーないとさんが、
大学生になってしまった時には、
『ぼーっとした青春』と改題しましたが、
学生を卒業したので、またまた改題いたしました。

人間には、ミーハー欲というものがあるような気もします。
大統領やら総理大臣でも、タレントと会ってる写真は、
完全にひとりのミーハーになってるもんねー。

いいのわるいのじゃなく、どうやらいつも
「ミーハーめがね」をかけてるらしいゆーないとさんが、
その視線で見える世界を、毎週報告してくれます。

あれんじ・りょく。

おさむうございます。寒い週末でしたのぉ・・・。
雑誌に載っているヴィトンの広告を見て、
「しゅりけん?」
という4歳。うん、まちがってない。
おもちゃの手裏剣で、
手裏剣がモノグラム調にデザインされたものを
先に知っちゃっていたので、
彼女の中ではそっちが本家になっちゃったようです。
パリからお叱りきちゃうぞっ。

そんな彼女は、最近またアレンジ力に磨きがかかってきました。
アレンジ力。あれんじ・りょく。
「ちょっとやってみて」
という意味で
「ちょっとやってみ」
とか言うじゃあないですか。
お嬢がそれを何度も言うんだけど、なんかへん。
よくよく聞いてみたら

「ちょっとやってみん!」

語尾に「ん」がついてるのよ。
それが、みょうにおかしくて。口に出すと、なんかたのしくなるし。

「もういっかい、言ってみん」

と言ってみたら、

「やーだみん」

と言うのですよ。
お、さっそく、アレンジ入りました〜。

母「お願ーい。言ってみん!お願いみん!」

子「やらないみーん」

母「みーんみんみんみーん」

子「うるさいみーん」

そう言いながら、お人形にむかって、

子「こっちをたべみん!」

もうよくわからないことになってきたけど、
あきらかにたのしんでいる。
教えてないのに、こんなことも
できるようになるんだねえ。

そういう意味では、ちょっとウケた動作や出来事を、
何度も何度もリテイクして、習得しようとするのよね。

たとえば・・・
会話をしてる中、
ふいに、おならが出ちゃって、ものすごく笑ったとして。
同じ会話をくりかえして、
そこに口で「プッ」って音を出す。そして、笑う。
もうね、しつこいくらいくり返す!
セリフも、めっちゃ指示出してきて、
ときには、一言一句そのまま言わないと、ダメ出し。
何度もやってると、こっちもあきちゃうから、
ちょっと変えたりしたくなっちゃってね。

子「(小声で)『えーどうしようー』っていって」

母「(棒読みで)どうしようかな〜」

子「(小声で)ちーがーう!『えーどうしよう』っていって!」

きびちい!
あ、そうか。もしかしたら、こういうこっちのアレンジや、
ボケを参考にしてるのかもしれない。
と、いま気づいたぞ。
わが家は、父も母も、ボケたりツッコんだりしがちなので、
どうしたって、それを受けて育つと、そうなっちゃうんだな。
こりゃ、失礼しました。
君の運命は、もう決まってしまっている。
あとは小学生になって、思春期になって、
自分のなりたいように、アレンジしていきたまへ。


▲並べ好き。みんな、お布団で寝てるらしい。


▲これは関係ないけど、先日のどんど焼き。
両目の入っただるまを発見。おめでとう!

さ、寒いけど、あったかくして
今週もがんばりましょー。

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