ぼーっとしたミーハー通信。

「ほぼ日」創刊からいちども休まずに毎週連載されていた
『ぼーっとした女子高生通信』のゆーないとさんが、
大学生になってしまった時には、
『ぼーっとした青春』と改題しましたが、
学生を卒業したので、またまた改題いたしました。

人間には、ミーハー欲というものがあるような気もします。
大統領やら総理大臣でも、タレントと会ってる写真は、
完全にひとりのミーハーになってるもんねー。

いいのわるいのじゃなく、どうやらいつも
「ミーハーめがね」をかけてるらしいゆーないとさんが、
その視線で見える世界を、毎週報告してくれます。

トラウマ盆踊り。

あーもうー7月も終わる!
やばいっす〜。この夏の焦燥感ったら。
予定を色々立てないと、あっという間に終わっちゃうぜ!

この間、近所で子どもの盆踊りがある
という情報を立ち寄ったお店の人から聞きつけて、
たまたま時間もちょうどはじまる時間だったので、
飛び入りで行ってみることに。
やけに浴衣の子どもを見かけるなぁと思っていたのよ。
幼稚園が主催のものなようで、
屋台とかはナシで、子どもの盆踊りだけを
時間短縮でやる、ということになったみたい。
着いたらちょうど開始時間。
園長先生のお話しがあったり、
幼稚園の園児がはじめに前に出て、
セレモニー的なことをしている。
「まるちゃんも、あのドレスきたい」
「あれは、ここの幼稚園の子が特別に着れる
ものなんじゃないかな?」
「きーたーい!」

そこから、やぐらの上に数人が登るのを見ると
「まるちゃんも、あそこにいきたい」
「あれもね、選ばれた、
ここの幼稚園の子しか行けないんじゃないかなぁ」
「まるちゃんも、ようちえんー。
のぼれる、のぼれるーーー」
とにかく、ノリノリなのだ。

曲が始まると、やぐらに近い踊りゾーンと、
後ろ側がギャラリーゾーンに分かれていて、
踊りはこのオレンジ色のラインの上でやりなさいとか、
どんどんこっちの方向に歩いて回りなさいとか、
コロナ禍だからなのか、園風なのからわからないけど、
けっこうスパルタに指導が入る。
わたしたちも、始め二人羽織で踊っていたら、
「ここは、踊るスペースなので、後ろに下がってください」
と言われてしまう。
「あ、これでも、踊ってるんです」
「じゃあ、どんどん回って」

踊っていると、全体で4曲くらいしかなくて
それを延々とリピートしていることに、気付く。
そう、それが盆踊り。
何度もやっているうちに覚えてしまう、それが盆踊り。
曲も2周したので、
暑いし「帰ろうか」と言うと、
「いやだーーーーー!!ここがだいすきーーーーー!」
ものすごくお怒り。
そこから雲行きが怪しくなり、
「このオレンジの上にずっといたい!」
「おどりたい!」
と言い出す。
オレンジの後ろで自由に踊ろうと誘い出すも、
ぜったいにオレンジがいいらしい。
お昼寝もしてないから、ますますの怪しい雲行き。
そうこうしていると、
「だっこぉ」
となっちゃう。
だっこでは、盆踊りできないこと、
とくにオレンジの線のところはダメ
(なぜなら重いから)ということを伝えるけど、
ますます火に油〜〜〜。
泣く子どもの手をとり、
二人羽織でひたすら踊り続けるわたしは、
暑いし、汗だくで、めちゃくちゃ必死にやってたけど、
周りから見たらどう見えていたのだろうか・・・。
「踊りを嫌がる子どもに、無理やり二人羽織で踊らせる
盆踊り命の母」
みたいに見えていたのではないだろうか・・・。

ちがうんです!
踊りをやめると、本人が怒るんです。
わたしは止めたいの!
でも、もうよくわからなくなって、
泣きながらずっと踊ってるんです!

って言いながら踊りたい。
周りのメンツが、どんどん入れ替わり、
幼稚園の先生とか運営側だけがずっと最前列にいる。
あとうちら。

そうこうしているうちに、本人が限界に達したようで、
抱っこをしながら、
少しずつフェードアウトしようとすると、
「だめーーーー!」
仕方なく、踊る。というか、ただ、回る。
暑いし、重いし、曲はずっといっしょだし、
脳がおかしくなってくるーーーーー。
最終的には、抱っこで寝落ち。
戦いが終わった・・・。
そして、ちょうど盆踊り大会も、終わった。
1時間半。
頭から最後までいた。
みんなが解散して、散っていく。
わたしたちも、自転車を停めているところまで
歩いて移動する。がんばった・・・。
自転車のチャイルドシートに乗せるときに、
目を覚ますやいなや、
「かえらないーーーーー!やだーーーーーー!
まるちゃん、ここがだいすきだからぁ〜〜〜〜〜。
だめーーーかえらないーーーーーー」
いやいや、終わっちゃったんだよ。
「だめーーーーーーだいすきなのぉおおおおお」
前世で何かあったとしか思えないほどの、
盆踊り好き。
祭りの後のさみしさでまた号泣した娘を乗せて、
母は夕飯のために、家路を急ぐのであった。
母にとっては、ちょっとトラウマの盆踊り。
また連れて行ってあげたいけど、
次は終わりかけに行こう。
それも逆効果かな・・・。

2匹のこねこちゃんですが、
元気にすくすく大きくなって、
ちょっとずつ慣れてきてくれたよ。


▲鼻黒ちゃんの方が慣れてる。


▲鼻ピンクちゃんも膝の上に乗せられるように
なったけど、顔がひきつっちゃう。


▲畑にはえていた猫じゃらしがいいらしい。

希望者が現れて、その日のうちにお引越し決定!
いったんお試し期間に突入〜〜〜。
姉妹で同じおうちに行けたので、超安心。
帰ってくるなよー!


▲移動&設置完了!

さ、今週も暑そうだけど、がんばってこー!

関連コンテンツ

今日のおすすめコンテンツ

「ほぼ日刊イトイ新聞」をフォローする