ぼーっとしたミーハー通信。

「ほぼ日」創刊からいちども休まずに毎週連載されていた
『ぼーっとした女子高生通信』のゆーないとさんが、
大学生になってしまった時には、
『ぼーっとした青春』と改題しましたが、
学生を卒業したので、またまた改題いたしました。

人間には、ミーハー欲というものがあるような気もします。
大統領やら総理大臣でも、タレントと会ってる写真は、
完全にひとりのミーハーになってるもんねー。

いいのわるいのじゃなく、どうやらいつも
「ミーハーめがね」をかけてるらしいゆーないとさんが、
その視線で見える世界を、毎週報告してくれます。

大きい公園での出来事。

秋にちはでございますー。
週末にいつもは行かない
大きめの公園で遊びに行った、わが家。
やっぱり公園はいいもんだね〜。
緑があるし、安全だし、夏は暑すぎて遊べなかったから、
いい季節がやって来たわ〜。
なんて思いながら、たのしく遊んでいましたよ。

芝生の広場で遊んでいたらば、
同じ芝生を陣取っているグループの中の女性が
「1歳くらいの女の子見ませんでしたか?」
と小走りに声をかけて来た。
え!なんと、迷子です。
こんなこと初めてです。
デパートとかならまだしも、緑深き公園は
想像しただけで大変そうだ。
うちのお嬢よりも小さいし、言うことも
通じるけどまだあんまり理解できないし、
・・・親の気持ちったら!
そして、さぞかし心細いであろう、その子よ。
日が暮れたら大変だ。
と、はじめはちょっと
キョロキョロするくらいだったんだけど、
だんだんいてもたってもいられなくなり、
父娘でどっかに遊びに行っちゃっている間に、
荷物を持って、うろうろ探してみることに。

1歳の子どもの気持ちになってみて、うろうろ。
どんな服を着てるんだろう?
なんて名前なのかもわからず、呼びかけることもできず。
泣いてる子はいねがー。となまはげ気分で探すが、
泣いてるともかぎらないしなぁ。

おもしろそうな方へ行く

どんどん行く

ハッ!わたしひとりぼっちだ

おかあさーん。えーんえーん

となってくれたらわかりやすいからまだいいけど、
1歳、どうかなぁ・・・。
そんなことを考えながら歩いてると、
アナウンスが流れた。

「迷子のお知らせです。
◯◯ちゃん、2歳。ピンクの花柄の服を着ています」

ピンクの花柄ね。よし。あ、2歳なのね。
2歳なら遊具のある方に
引き寄せられていくのではないかしらと、
遠い遊具を目指して歩いていると、
オットから電話。

「◯◯ちゃん、見つかった!」

なんとーーーーー!
その報せを受けた後も、公園のアナウンスは、
定期的に流れつづける。

合流してから話しを聞くと、
父娘も「◯◯ちゃーん」と呼びながら、
探していたら、遊具のところで他の子どもたちに
混ざって◯◯ちゃんはふつうに遊んでいたという。
泣いてもいない、ただソロで遊んでいた。
そこで、どこかのお母さんが
「あれ?この子、だれ?」
となったところで、無事に確保だったらしい!
ああよかったよ〜〜〜〜。
2歳のうちのお嬢は見つかった後も、
「◯◯ちゃーーん」
と歩きながら呼んでいる。
うん、もういいんだよ。
「◯◯ちゃん、いなかったんだよね。
みつかったんだよ」
と言っているけれど、まだ呼び続ける。
うん、そうだね。

見つかったとわかった瞬間、
お母さんは号泣だったらしいけど、そりゃそうだよ。
ああよかったよかった。
そして、自分たちも気をつけようと、肝に命じた。
こわかったー。
犬ねこの迷子のことなら、
少し知識があるけども、
実践したことはないし、ましてや人間。
共通することもあるかもしれないだろうけども・・・。
自分はどうだったかなぁと思い返したときに、
なんか迷子センターみたいなところに保護されて、
親を待っていた経験があったようななかったような。
親が列車に乗り遅れて、車内に取り残されたという経験は
あったのは、覚えている。
いろいろなことを経て、今があるなぁ。
しみー&じみー。

スカイツリーにある、
郵政博物館というところがあって、
行ってみたんだけど、すごかった!
大人も子どももたのしめる穴場ではないかしら。

世界中の古い切手がものすごい量、
ファイリングされてるんだけど、

手描きがいい感じで。


▲「ケネデー」

誰かのコレクションを見せてもらってる感じ。


▲デザインがすてき〜。

切手って、いいよね〜。
奥では、おねんどおねえさん
展覧会がやっていたのだけど、
ほんとうにすごいよ!ねんど!

さ、今週もがんばっていきまっしょ。

関連コンテンツ

今日のおすすめコンテンツ

「ほぼ日刊イトイ新聞」をフォローする