ぼーっとしたミーハー通信。

「ほぼ日」創刊からいちども休まずに毎週連載されていた
『ぼーっとした女子高生通信』のゆーないとさんが、
大学生になってしまった時には、
『ぼーっとした青春』と改題しましたが、
学生を卒業したので、またまた改題いたしました。

人間には、ミーハー欲というものがあるような気もします。
大統領やら総理大臣でも、タレントと会ってる写真は、
完全にひとりのミーハーになってるもんねー。

いいのわるいのじゃなく、どうやらいつも
「ミーハーめがね」をかけてるらしいゆーないとさんが、
その視線で見える世界を、毎週報告してくれます。

立ち会い。

はい、こんにちは。
(まさかの、ふつうのあいさつ!新鮮!)

現在、まだ家の外にほとんど出ない暮らしで、
時間の流れが、ぜんぜんちがう日々。
こんな時間の流れ方もあるんだなぁと、
じっくりと味わっとります。
そんなことをしている間にも、
赤子はどんどん、すくすく成長して、
重さも増して、よりヒトらしくなって来ちゃってさ。
はやっ!まだ、ふにゃふにゃしててもいいのに!

今日は、出産時の「立ち会い」のことを、
振り返ってみます。
いろいろと、前のめりに参加したいタイプのオットは、
もちろん、立ち会い出産希望派。
わたしは・・・先輩たちから色んな話を聞きすぎて、
すっかり耳年増。
いわゆる、「分娩室での旦那の役立たなさ」の話ばかりが
わたしの耳に入っていて、
「立ち会ってもらって、よかった〜」
って感想の数の少ないこと・・・!すごくナウい現象?
でも、彼が希望しているのなら、断るのもかわいそうだ。
なんせ、わたしはお腹の中のヒトとは、
へそでつながっていて、動きも感じていて、
「このお腹の中のヒト、だれ?」
って気持ちもあるけど、
まあ、だいぶ自分と濃いつながりがある、
“どちらさん”なんだろうとは思えている。
でも男性は、なかなかリアルに感じられないだろうし、
せめて、出てくるときくらい見せてあげたい気持ちと、
お産に集中したいから、
オットのことまで気遣っていられないよ、
という気持ちとのせめぎあい・・・。
先生に
「立ち会い出産って、途中退場もアリですか?」
と事前に聞いてみたら、
「そういうケースもありますよ」
とのことだったので、まずは、立ち会ってもらうことに。

立ち会ってもらった結果、めでたしめでたし。
やっぱり、結婚式のケーキ入刀じゃないけど、
「はじめての共同作業」的な?
共通の高い山越えを出来てよかったなーって思っている。
なのだけども・・・

オットの役割は、わたしのうしろに立って、
首を持ち上げている役。
力みやすいように、首を持ち上げる。
(あれ、オットがいなかったら、
誰かがやってくれたのかしら?)
助産師さんや、先生から、いきみ方の指導。
ここで、びっくりだったのが
・目を閉じてはいけない
・せいいっぱい息は止める
の2つのポイント。
いわゆる「ヒッヒッフー」はどこいった?
「ヒッヒッフー」を想像してるから、
息を止めるのもびっくりだったし、
目は開けてないと力が入らないだなんて、
知らなかった〜。
重量挙げとかって、目閉じてないっけ?
閉じてないんだろうな。
その指導を聞きながら、
オットも、声をかけてくる。
彼はわたしの頭の後ろに立っているから、
わたしが目を開けているか、開けていないか、
見えてないのに、
「目、開けてー!」
って声をかけられて、
「開いてるっちゅーのーーーーーーー!」
って、痛みもあいまって叫びたい気持ちもあったの。
もちろん、そんな余裕はなかったけどね。
でも、他には何も気にならないくらい、
痛いし、とにかく、出すことに集中しましたわ。
おかげさまで、無事に、出た出た。うんだ。
人生の先輩から
「出産は、でっかいうんこだよ」
と聞いていたの。
産む前は、
「へー。出したらスッキリすんだろうな」
くらいに思ってたんだけど、ちがう!
そこじゃなかった。出し方のことだった。
その言葉を知ってると知ってないとじゃ、大違いだわよ。
おかげで、上手にできた!
ま、そんなでございました。

お2匹さんは、グレもせず、
毎日ゆったりとした時間を共に過ごしているよ。
びっくりするのが、授乳中に、
みんなが集合しちゃうこと・・・。


▲授乳の気配を感じて、牛が膝に乗ってきて、
そこへさらにミッツも割り込む。

相変わらず、ミッツの母性もいい感じで出ています。


▲「ふわふわで気持ちいいよ〜」って、
足の裏でさわさわしてさしあげる。

お2匹さんが、いいやつらで、
つくづくよかったよ。ありがとね。

ではでは、今週もエンジョ〜イ。

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