ぼーっとしたミーハー通信。

「ほぼ日」創刊からいちども休まずに毎週連載されていた
『ぼーっとした女子高生通信』のゆーないとさんが、
大学生になってしまった時には、
『ぼーっとした青春』と改題しましたが、
学生を卒業したので、またまた改題いたしました。

人間には、ミーハー欲というものがあるような気もします。
大統領やら総理大臣でも、タレントと会ってる写真は、
完全にひとりのミーハーになってるもんねー。

いいのわるいのじゃなく、どうやらいつも
「ミーハーめがね」をかけてるらしいゆーないとさんが、
その視線で見える世界を、毎週報告してくれます。

「縄文」との距離。

きゅーっちゃんっ!9月になりましたにちはー。
ほぼ日の中で一番と言ってもいい
大事な日である手帳の発売日も、
ひとつずつ乗り越えているところでございます。

週末、どうしても観ておきたかった上野でやってる
「縄文展」へ!
縄文たちの人気っぷりに、びっくりよ。
最終日ということもあるけど、
みんな、好きなんだねぇ、縄文。
ツイッターで、当日券売り場が混んでいるとか、
入場に時間がかかっているということが
書いてあったから、
前売り券を買ってから行こうと、
インターネットでやってみたら、受付終了・・・!
さ、最終日の午後ですもんね・・・。
というわけでコンビニに寄ったら、
運悪く、チケットマシン故障中!
え、そんなことある!?
こんなときにかぎって。
もう一軒寄ってみると、にゃーんと!受付終了。
あぁ、そういうことね。
とにかく、もう現地に行くしかない。

到着すると、チケットもスムーズに買えたし、
入場もスムーズ。やったー。
入ったら、けっこう混んでいるけれども、
なんとかなるだろうレベル。
さぁ、20000年前の先輩たちの暮らしを鑑賞するぞー。
てゆーか、20000年て!
そんな前に、わたしたちと同じ形をした
ヒトが生きていたなんて。
事実として知ってるけど、
ほんとうに想像してみると、すごいことだ。
ことばも、独特のものだろうし。
でもその中で、犬と暮らしていたり、
イノシシを食べたり、木の実を食べたりしてるし、
意外と、カロリーもちゃんと摂取してたんだってね。
ちいさい子どもの頃に亡くなっちゃうヒトが
多かったから、平均寿命は15歳くらいだったとか、
それを越えても30歳前後だったとか。
わたしが縄文人なら、もう長老の域なのか・・・。
こ、こんな長老かぁ・・・。
長老のイメージとはほど遠いけど、
まあ、けっこういい歳だもんね・・・。わたしってば。

来場者はものすごく真剣に、ガラスにへばりついて
土器の模様の凹凸をしかと、鑑賞していたよ。
有名な火焔型土器とか、教科書に載ってたような
女性の土偶とか、かわいい系の土偶はやっぱり人気ね。
中国とか、インド系の、
日本じゃないところで出土した土器なんて、
みんな目もくれてなかったもの。
それはそれで、色がついてたり、動物の模様が細かく
描かれていたりして、きれいなのに、
みんなの興味からあからさまにはずされていたのが、
とっても印象的だったなぁ。
最終日の、閉館直前の夕方だから、
それが顕著だったのかもな。
「みんな〜、こっちもステキよ、
もうちょっと見てあげてー!」
って言いたくなったもん。
こんなところでも「みな平等」という、
学校教育のたまものをいまだにやっちゃっている、
わたし。

やっぱり、何かしら自分たちと関係のあるものの方が
親近感がわいて、いいんだねぇ。
もしかすると、海外のお客さんが多かったのかしら。
「日本に来て、日本にしかないものを見る!」っていう
気合いのようにも、見えたよ。
ま、とにかく、すごく人気だったことには、ちがいない。
人形のついてる土器とか、いまの急須とかティーポットと
まったく同じ形のものや、
きのこの形のちいさいものとか、
知らないものももちろんたくさんあって、
「縄文」との距離が近づいた〜。
帰って、さっそく図録を眺めてにやにやしているよ。

さて、今週のお2匹さんですが・・・
お2匹の祖先であるリビアヤマネコ先輩は、
13万年前からいるらしいので、
縄文時代よりも、前なのね!
土偶の中に「ポーズ土偶」っていう、
かわいいポーズをしている土偶の顔が、
「ねこっぽい」と言われているけど、
やっぱりねこてきなものも、いたのかなぁ。
どうですか、あなたたち。


▲ベッド争奪戦の日々。
これはたぶん、牛がどいて、ミッツがすかさず
乗ってゲットしたとき。


▲はい、ひょっこりはん。または、あきこ。(飛雄馬の姉)


▲こうしていれば、おなかをなでてもらえる
と信じて待っている。

今年の夏はだいぶ暑かったから、お2匹さんも
おつかれかしら?
大きく体調もこわさず、よかったのぉ。
さ、今週も、今月もがんばってこーずぇぃー!

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