ボサノバをつくった男。
ジョアン・ジルベルトが日本にやってくる!

ほぼ日枠で行ってきました、ジョアン。その6

ほぼにちわ。

今回の企画で、ぼくらがうれしいなと思ったのは、
「はじめてボサノバを聞く」というかたや
「ジョアンのことを知らなかった」という人が
「ほぼ日」を通じて彼のことを知り、
じっさいにチケットを購入し、
遠くから足をはこび、
見て、聞いて、感動してくださったことでした。
ジョアンはブラジル人ですから、
ほとんどの曲をポルトガル語でうたい、
そしてそれはぼくらのほとんどが
内容を理解できないわけなのですが、
なのに‥‥なぜ、こんなに「わかる」のか、
ほんとうに、ふしぎな体験でした。

そんな気持ちをことばにかえてくださった
みなさんからメール、
今日もたくさん紹介させてくださいね。




終公演に行ってきましたので、
ご報告と感想を書かせてください。
去年の初日、今年の6日公演と、
今回で3度目のジョアンでした。
「フリーズ」には立ち会ったことがありませんでしたが、
11日、初めて目の当たりにしたのです。
曲間、拍手を浴びながらじっと動かないジョアン。
いま、まさに僕たちひとり一人に
「感謝」してくれているのだな、と思ったら、
涙が止まらなくなりました。
それは悲しい涙でもなく、うれしい涙でもなく、
ただ心を突き動かされるような涙でした。
こんなふうに泣いたのは、とても久しぶりでした。
いまでも思い出すだけで、涙があふれそうです。
この気持ちは、いったい何なんでしょうか。
そして、25分間の「フリーズ」のあと歌い出したのは
「フェリシダージ」。
この曲はジョアンの「ライブ・イン・モントルー」という
ライブアルバムで聴けるのですが、そこでのこの曲は、
会場みんなで大合唱するのですね。
「フリーズ」のあとにジョアンが
この曲を選んだことを考えると、
また涙が止まらなくなりました。
日本のみんな、言葉は通じないけど
私たちの心は音楽で一つになれるんだよ。
そうジョアンが言ってくれている気がしたのです。
一生の想い出に残る、
あまりに繊細で偉大なコンサートでした。
(たかやまひでお)


演終了を告げるアナウンスの途中で
その声が突然途絶え、
舞台袖からジョアンがギターを持って再登場したとき、
我を忘れて立ち上がり拍手をしている自分に驚きました。
演出ではあり得ない数々のサプライズが
今回の来日でもたくさんありましたが、
その1つ1つがジョアンからわたしたちへの
心からの親愛の情の表れであると今は確信されます。
ジョアンの奏でる音のようにその表現も
またごく自然に共感されるものでした。
去年の公演もそうでしたが、
ホール全体が包まれるような雰囲気、
ジョアンと観客との共感のなかにいる
幸せのようなものを強く感じました。
(ボリス)


で触れたボサノバは圧倒的でした。
この、ボサノバの気持ちよさ。
子守唄のような、恋人に語りかけるような。
「眠ってしまっても構わないけど、でも聴いていてね」
「大切なことだからね」と語りかけられている感じ。
「哀しみ」を甘くくるんだ感じ。
日本ではない、異国の風や気候、
目の前に広がる真っ青な空と海の景色、を感じました。
ジョアンの歌声や奏でる音楽が自然の中に、
「パア〜っ」と広がっていく感じでした。
と同時に、ジョアンのやっていることは、
その、自然の中に広がっている「パア〜っ」としたものを
「音」という、人間が触れられる形に代えて、
私たちに伝 えてくれている、という感じがしました。
音楽というものの、「すばらしさ」に
初めて触れることができました。
また、すごいものなのだと。
奇跡的な「ひととき」でした。
ジョアン・ジルベルトという人に出会えたことを
心から感謝します。
(toro)


ョアンがそこに居て、歌っているというだけで
何度も涙がにじみました。
昨日の最終公演は、遠方から来ている都合で
どうしても最後まで聴く事ができませんでしたが、
アンコールで歌ってくれたイパネマの娘を後ろ髪を
ひかれる思いで聞きながら、
「ジョアン、本当にありがとう」と
何度も心の中でつぶやきながら帰りました。
どうか元気でいて、また日本に来てくださいね。
(MAKI)


ョアンに感謝の気持ちを伝えたくて、
そして皆さんとこの喜びを分かち合うために
メールさせていただきました。
沼澤さんではありませんが、
本当に現実に起こっているとは思えない、
夢の時のような不思議な時間でした。
数十分の中断の間の拍手も、
曲が終えて拍手がわき起こる前の一瞬の静寂も、
すべてが音楽的でした。
中断の際、ギターヘッドにスポットライトの光が反射し、
ジョアンの息遣いとともに
その光が強くなったり弱くなったり…
五千人を収容する会場とは思えないほど、
ジョアンを近くに感じることが出来ました。
ジョアンの息遣いにシンクロしてしまったせいか、
中断後の「トリステ」という曲を聴いているうちに
自然に涙が頬を伝わって行きました。
心を締め付けられるような、そういう感じの涙ではなく、
心の泉に湧いた水のような
不思議な清涼感ある涙でした。
そしてジャパンを歌った短い曲。
歌い終えると同時に胸に手を当て、
にっこりと微笑んだジョアン。
とてもチャーミングでした。
こんなに素晴らしいコンサートを届けてくれたジョアン、
そしてスタッフの方々に心から感謝しております。
(SS)


なさんの感想を読んでいると、
それぞれに素晴らしい思い出を残されたようで、
またあたたかい気持ちがよみがえってきました。
わたしは風邪を引きずっていたのですが、
公演中は咳払いひとつも出ることなく、
途中まどろんでしまうほどのリラックス状態でした。。
曲と拍手の繰り返しに心地よい浮遊感を覚えたり、
本当にこれは現実?なんて疑問が浮かんできたり。。。
そして途中、やはりといいますか、
ジョアンが瞑想状態に入りました。
彼の曲を聴いて喜んでいるのはこっちなのに、
ジョアンが喜んでくれているのか、
と思うと涙があふれました。。
ジョアンと観客とで、
その場の空気を創り上げているのが感じられて、
「今、ここで、私たちで」しか体験できない!
という貴重な時間をすごすことができました。
(内藤)


ョアンのコンサート素晴らしかったですね。
今も思い起こすと涙が出てきます。
アーティストの演奏中に感動して涙が溢れることは、
何度か体験しているんですが
翌日も引きずるほどの感動は初めてです。
こんなに演奏者自身が作り上げている
コンサートは始めてです。
ジョアンの感じたことを
ジョアンの感じたままに。
表現者としては、本来当たり前なことなんでしょうが
ここまで貫いていらっしゃる方に出会ったのは初めてです。
立ち上がってお辞儀をして下さった時には
もう涙がボロボロ。
お隣に座っていた方は、
私が涙を流して鼻をスンスン言わせているのを見て
驚いた様子でした。
ちょっと恥ずかしかったけれど、いいんです。
素直にあの場で感動することが、
ジョアンに対して私ができる唯一のお返しだと思うので。
こんなに素敵な時間に立ち会うことができて
本当に幸せ。
ジョアン、ありがとうございました。
来年もぜひ日本にいらしてくださいね。
お体大切に。
ジョアンは、日本が気に入って下さったそうですね。
いっそのこと、このまま日本に住んでくださればいいのに。
ある日、隣のお家から
聞き覚えのある優しい歌声と
ギターの音色が聞こえてくることを夢見つつ・・・・。
(あじぺい)


ョアンってものすごいパワフルですね。
あんなに歌い続けることができるとは・・・。
もしかして、無口な人なんじゃなくて
ものすごくお喋りなんじゃないかなぁ?
ただ、他の人と違うのは、
お喋りが全て『ボサノバ』というメロディーに
乗っかっているんじゃないかなぁという気がしました。
一緒に行ったカミサンも感激してました。
ちょっと女房孝行できたかも。
最後に、ジョアンのちょっと左に傾き加減の
おじぎにやられました。
(SPIKE)


サノバ好きの夫に連れられて、
聴いてまいりました! ジョアン!
すばらしかったです!!
17時に電車に乗り込んでからチケットを見ると、
開演が17時・・・えっ??
午後7時開演という夫の言葉を信じた私がばかでした。
開演から20分遅れでかなり前方の席に向かった、
迷惑な二人連れは、うちらです。
申し訳ない。
でもそれから3時間、あっという間にすぎました。
心から、音を、空気を堪能しました。
(とも)


ョアンから出るギターの音と声が
ゆらゆらと空間に向かって会場全体を包みこんでいき
ジーンとなり途中3度位涙がでました、
そして気持ちがボーっとなって
(っていうか呆然というか、、)
けど心地よく、リラックスした時間が過ぎていきました。
「自分が今ここに居れる事に感謝!」と何度も思いながら
ジョアンの素晴らしいステージ楽しみました。
(mieco )


日、ばっちりジョアンのハミングを
肉眼でとらえました!
今ではいつでもどこでもジョアンが現れて
ハミングしてくれるようになりました♪幸せ〜
私もタネが知りたかった。。
昨年の横浜公演で驚愕した
「ひとりオーケストラ」の秘密を探ろうと、
じーっと手元を見ていましたが、分からない・・。
ともかくすごくいっぱい音が出てるの。
音符♪がいっぱい。なのに、
何度見回してもやっぱり舞台には
ジョアン一人なんですよね。ほんと凄いです。
ジョアン自身が凄い!
ジョアンの事なんてCDで聞く
彼の音楽しか知らないのに、
横浜公演のあの日以来、私はジョアンを信頼し、
尊敬しています。大阪のフリーズ中には、
私も皆さんと同様精一杯の拍手でジョアンに一杯の
「ありがとう」を伝えました。
ジョアンのコンサートで
あんなに不思議な体験をするのは
私だけではなかったんだ、っと
皆さんのコメントを読んで再び感動しています。
私にとってジョアンは人間を超越してしまってます。
私のエンジェル・ジョアン。
いつも近くには感じているけど、やっぱりまた会いたいです。
(kank)


ョアンと同じ場所、
ジョアンの奏でるあたたかくて全てを包み込む声とギター、
そして観客の皆さん。。。
あの時間、あの空間は本当に本当に
神様からの贈り物のようでした。
ジョアンがフリーズして、
それでも手が痛くなる位拍手を終えた後の
ジョアンからの拍手、
その後の「3月の水」の演奏。。。
ジャポン〜の歌。もうただただ涙があふれでていました。
70歳をこえているであろう彼が
20曲(?)以上も曲を奏で、
なんと4時間もの時間(後で知ったのですが)を
一緒に共有してくれたのです。
日本にまた来てくれてありがとう。そ
してジョアンがこの世に生きている事を感謝します。
ありがとう ジョアン。
(尚)


わってみれば、実に4時間近い、大変な公演でした。
演奏した曲も50曲くらいあったと思います。
後半はもう、ジョアンと観客の体力勝負(笑)でした。
我々はジョアンが手を止めるまで、
ただ、ただ、一生懸命聴きつづけました。
さすがに公演後はクタクタになりましたが、
よく考えてみれば、何と贅沢な疲れなのでしょうか?
「シアワセ疲れ」とでも言いましょうか・・・
こんな経験は初めてです。
ジョアンは終始、顔をクシャクシャにして歌っていました。
気持ちをしぼり出すように、
本当に心を込めて歌っている、という感じが伝わりました。
姿を見ないで聴いていると、
穏やかに歌っている姿を想像してしまいますが、
実際は全然違うんですね。
足も結構、うごかします(笑)
それから、去年の公演と比べてみると、
ジョアンと観客の距離が
確実に近づいているように感じました。
曲の合間に我々にむかって何度も話しかけたり、
拍手をしてくれたり・・・
極めつけだったのは、ご機嫌な様子で、
「ジャパォン、ジャパォン・・・
 メウ、コラサォン・・・」
(正確にはわかりません、ごめんなさい)
と即興で歌ってくれた場面です。
会場のどこかで
失神している人がいるんじゃないかと思って、
少し心配になりました(笑)。
変なレポートで、ごめんなさい。
本当にありがとうございました。
(あかかげ)



みなさま、どうもありがとうございました。

このページを読んでの感想や、
ジョアンへのメッセージは
メールの表題に「ジョアン」と書いて、
postman@1101.comにお送りください。

2004-10-18-MON


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