コラム:ようおいでたなもし、松山(伊丹十三記念館のスタッフが、記念館に来たついでによってもらいたい、松山近辺の見どころや、おいしいもののお店を ご紹介します。)

内子エリア
木山

ほぼ日をご覧の皆さま、はじめましてこんにちは。
伊丹十三記念館の木山と申します。
松山のいいところやおいしいものを
おすすめしているこのコーナーですが、
今回は「足をのばせば」コースということで、
松山から35キロほど南にある
内子町(うちこちょう)という町にまいりましょう。

愛媛県は「伊予」の「予」の字をつかって、
「東予(とうよ)」「中予(ちゅうよ)」
「南予(なんよ)」の3つの地域に分かれます。
松山市周辺は中予、内子町は南予です。
わたくし木山は南予出身ということで、
南予の内子町をみなさまにご紹介しようと思います。

内子の町並みは国の重要伝統的建造物群保存地区と
されており、昔ながらの白壁、
土蔵の町並みが残る場所として有名です。
江戸時代後期から明治時代にかけて、
和紙と木蝋製造で栄えた町で、
当時の繁栄ぶりを伝える豪商の邸宅が残っています。
大村家、本芳我(ほんはが)家、上芳我(かみはが)邸は
国の重要文化財とされています。

内子町観光協会のホームページ掲載の、
観光のおすすめプランにそって、ご紹介いたします。
(※2009年10月現在)

  おすすめプラン コース順路(徒歩で)
 

JR内子駅→〈650m・13分〉→内子座
→〈300m・6分〉→商いと暮らし博物館
→〈300m・6分〉→文化交流ヴィラ高橋邸
→〈400m・8分〉→大村家・本芳我家
→〈150m・3分〉→木蝋資料館 上芳我邸
→〈200m・4分〉→八日市・護国町並保存センター
→〈600m・12分〉→道の駅内子フレッシュパークからり

内子座
木山

大正天皇の即位を記念して、
町の有志によって大正5年に建築された
瓦葺き入母屋造りの伝統的な芝居小屋です。

廻り舞台や花道、桝席など
本格的な形式を備えられていて奈落なども見学でき、
私的にはワクワク、ゾクゾクする空間でした。
歌舞伎や人形芝居、落語などの催し物もあり、
現在では年間6万人以上の人が見学しており、
1万6000人以上が劇場を活用しているそうです。
11月21日(土)・22日(日)には
市川猿之助脚本・演出の松竹大歌舞伎
『傾城反魂香(けいせいはんごんこう)』があり、
市川右近など豪華な出演者で
盛り上がりが予想されます。

商いと暮らし博物館
木山

こちらでは、大正10年頃の薬局の暮らしを
当時の道具や人形を用いて再現しています。
写真をとろうと、みんながいなくなるのを待っていると、
なかなか動かずじっくり見ている人がいるなと思ったら、
それも人形で周りの観光客の方と大笑いでした。
おばあちゃんちを思い出す
なんだか懐かしい感じのする場所でした。

明日も引き続き、内子の見どころをご紹介します。

内子エリアへのアクセス

松山ICから内子五十崎(いかざき)ICまで、お車で約25分。
JR松山駅から内子駅まで、予讃線・内子線(宇和島方面)
特急で約25分・普通で約1時間。
内子町は松山からの交通の便がよく、
車でも電車でもお手軽に行ける観光スポットです。

内子町公式ホームページ

内子座

住所:愛媛県喜多郡内子町内子2102 【Google map】
TEL:0893-44-2840
開場時間:9:00〜16:30
休場日:年末年始5日間(12/29〜1/2)
入場料:大人 300円 小人 150円
    セット券
    (内子座、商いと暮らし博物館、木蝋資料館上芳我邸展示棟共通)

    大人 390円 小人 200円
    ↑こちらを購入されるのがお得です。
※内子座にて催し物のあるときは見学できない場合があります。

商いと暮らし博物館

住所:愛媛県喜多郡内子町内子1938 【Google map】
TEL:0893-44-5220
開館時間:9:00〜16:30
休館日:年末年始5日間(12/29〜1/2)
入館料:大人 200円、小人 100円
    セット券
    (内子座、商いと暮らし博物館、木蝋資料館上芳我邸展示棟共通)
    大人 390円 小人 200円
    ↑こちらを購入されるのがお得です。

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次回へ続きます。

2009-10-16-FRI

図版:トリバタケハルノブ  
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