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アーカイブ 2023/07/09
 

レシピその445
クラウディオのカポナータ
〜マスクをとったとき。〜


ミラノに比べて、
日本ではマスクをしている方が多いので
まだまだ侮れない相手との戦いを感じます。
ここのところ母のことで
初めてお会いする人が多く、
その度にマスクで覆われている部分は
どうなんだろうと想像します。
あらためて顔の成り立ちというものは
部品の集まりで、その位置関係で
成り立っているものだとわかります。

先日、初めてお会いした方は、
しっかりとした眼差しで、
アイメイクを軽くしていて、
額にはシワが一本もない方でした。
年齢不詳でしたが、お話をしていると
どうやら私よりも年齢が上のようです。
マスクを取っていただくと
なるほど、その年令に納得しました。
そして、すこぶる美人さんで、
マスクをつけているときには、
まったく想像できていなかったものですから、
驚きました。

私は顔の部品のつくりが
小さくまとまっていて、
マスクの下の顎ラインも
小ぶりに思われがちですが、
マスクをはずすと
おたふく顔ラインによく驚かれます。
そんなこんなのマスクライフで、
最近ではマスクの人を見ては
いろいろと想像をして楽しんでいたりします。
でも、これから関係する人と
はじめて出会うときの挨拶は、
マスクなしでしたいものだとつくづく思います。

さて、今回は友人クラウディオがつくる
男の料理です。
大鍋を抱えて持ってきてくれる料理です。
大胆さとこだわりに彼らしさを感じます。
コロナの後遺症に1年間も戦った彼が
大切だと感じた友情。
体が喜び、みんなと一緒に食べる愉しみ。
「何が入っている?」
「何で味付けしたの?」などなど交わす会話。
それが楽しいと彼は言います。
変化球はどんどん歓迎の料理です。
ご自分なりの味付けでお楽しみくださいね。


クラウディオのカポナータ

■材料

ピーマン:3〜4個
ナス:1〜2個
ズッキーニ:大1本
セロリ:1本
ニンジン:1本
じゃがいも:3個〜
タマネギ:2個
オリーブ:好みの種類
バジリコ:少々
ニンニク:2欠片
しょうが:少々
塩漬けケッパー:好きな分量
EVOオイル:大さじ5
トマトソース:500cc
ワイン:100cc〜
りんごかナシ:小1個
オレンジジュース:100cc〜
ブイヨン:100cc〜
ゆでた牛肉:好きな分量
香辛料:赤粒コショウ、オレガノ、
ターメリック、ガラムマサラ
塩:少々
ゆで卵:必要分


▲写真にオレンジジュースとワイン、
塩漬けケッパーはありません。



■作り方

(1)ゆでた牛肉の骨などを取り除く。



(2)口の広い鍋に
EVOオイルとニンニクを入れて温める。



(3)ニンニクの香りが出てきたら
ゆでた牛肉、タマネギ、
セロリを入れて炒める。



(4)スライスしたりんごを入れて炒める。



(5)ピーマンを入れて炒める。



(6)ズッキーニを入れて
全体をかき混ぜながら炒める。



(7)ナスを入れて
全体をかき混ぜながら炒める。



(8)ニンジンとじゃがいもを入れて
全体をかき混ぜながら炒める。



(9)さらに全体を炒める。



(10)塩漬けケッパーを洗ったものと
香辛料を入れてかき混ぜる。



(11)オリーブとバジリコを入れてかき混ぜ、
ブイヨン、ワイン、トマトソース、
オレンジジュースを入れて
ゆっくりと弱火で煮始める。



(12)野菜の8分目くらいが浸るように
ブイヨンで調節する。



(13)フタをして30〜40分くらい煮る。
最後に塩味を整える。



はい、出来上がりました。
主役は野菜煮。ゆで卵を添えます。
お好みで肉や魚を添えるのもいいですね。
夏野菜たっぷりの一皿料理です。

Buon appetito!

※野菜を入れる順番はお好みで。
歯ごたえを残したい野菜をあとにします。



 
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