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アーカイブ 2021/03/07
 

レシピその386
ヘーゼルナッツクリーム〜四季の恵み。〜


急に春めいて来ました。
今まで寒さで滞っていた身体が
のびのびと背を伸ばしたくなります。
さて、四季折々の果物のことですが、
不思議だなといつも思っています。

真っ赤な苺の赤色に感覚を呼び起こされる春。
まだまだ陽光が強くないのに
どうしてあの強い赤ができるのでしょう。
続いて、さくらんぼなど、
初夏のいろいろな果物が登場します。
そして、真夏です。水分たっぷりのスイカ!
水分不足で植木の水まきにも気を使う時、
灼熱の太陽の下で身体から汗が湧き出し、
喉がカラカラになる‥‥
そんな時に登場するスイカ。
甘い水分が溢れんばかりに滴り落ち、
私たちに水分補給をしてくれます。
晩夏から秋にかけての
にぎやかな顔ぞろえのフルーツたち。
特に木の実は冬に立ち向かって行くための
油分を補給する感じで体が求めます。
そして、冬。
かたくなった身体に
元気の素を届けてくれて
叱咤激励してくれる柑橘類。
暗い重い空気の中で鮮やかなオレンジ色が
生活に彩りを添えてくれ、
匂いでも快い刺激を与えてくれ、
爽やかな気分になります。
この爽やかさは冷たい暗い時間の中で
いつどこの段階で作ってくれるのでしょう。
夫は大好物の柑橘類を食べる度に
「あ〜、風邪薬だ。風邪はひきませんよぉ。」
と何回もしつこく言いながら食べます。
ここまで言われるなら風邪の方も、
耳を押さえて逃げて行くに違いありません。

それぞれの時期に生き物が必要としている物を
神様が創造してくれているのだと想い、
自然の摂理の中で生かされていることに感謝しながら
いろいろな食べ物を味わって行きたいと思います。

さて、知人から庭になったヘーゼルナッツを
たくさんいただいたものがまだまだありました。
春が来る前に全部食べてしまいましょう。
子ども達が大好きだったヌテッラは
ヘーゼルナッツです。
今回は甘さを押さえて
チョコレートを少量にして私好みに仕上げました。
お好みで砂糖とチョコレートの分量を増やして
自分の味に仕上げてみて下さい。
ヘーゼルナッツクリームをお楽しみ下さいね。


ヘーゼルナッツクリーム

■材料

ヘーゼルナッツ:200g
チョコレート:40g(好みの分量で)
カカオ粉:大さじ1半分
砂糖:大さじ1
塩:少々
ミルク:150〜200g
バニラエッセンス:少々
※EVオリーブオイル:適量
ミルクなしの場合やペーストが硬い場合に使用する。





☆下準備

・これが生のヘーゼルナッツ。



・殻から実を取りローストする。
オーブンで180度で15分くらい。
今回は土鍋で煎りました。



・パチパチと音がして良い香り。



・布の中でゴリゴリしながら甘皮を取り除く。




■作り方

(1)ローストしたヘーゼルナッツを
ミキサーやフードプロセッサーで細かくする。



(2)砕く。



(3)固まってきたらかき混ぜて
クリーム状になるまでかける。



(4)クリーミィになっても
さらにかき混ぜる。



(5)もう少しかける。



(6)好みの硬さにする。
粒が残っているのが好きな方はここまで。



(7)細かいクリーミィな感じになりました。



(8)チョコレートを細かくした物と
カカオ粉、バニラエッセンス 、
塩を加えて回す。



(9)こんな感じになりました。



(10)50度くらいに温めた
ミルクを入れて、回す。



(11)もったりとしたクリームに。



(12)湯煎にかけてしっかりさせる。
ここで味の最終調整を。
味見に来たチョコレート好きの
夫の希望でカカオを後大さじ1足しました。



はい、でき上がりました。
熱湯消毒したビンに詰めましょう。



他に、甘みを全く入れず固く仕上げた物、
粒を残した物、
ホワイトチョコで作った物なども作りました。
このクリームは果物に塗ったり、
ケーキに使ったり、いろいろと重宝です。
自分好みの味をお楽しみ下さいませ。
Buon appetito!


 
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