ほぼ日刊イトイ新聞 - イタリアンマンマの直伝レシピ


	2020/08/16

レシピその373
ザワークラウト入り焼きサンドイッチ
～この夏のスーパーの買い物。～

最近のスーパーの買い物は、
前より回数が増えて
週に一度行くようになりました。
その買い物で、今、私が少し失いかけている
生活の季節感が取り戻される感覚があります。

入り口の生鮮コーナー。
野菜や果物の色や香りで季節を感じます。
そして、次は、
季節対応商品が並ぶコーナーになります。
毎週、陳列内容が変わるここ。
今は、子どもの水遊び用具、殺虫剤、
そして、今年は
新型コロナウイルスを意識した商品が並びます。
大人用、子ども用のいろいろなタイプのマスク。
手の消毒剤も大小さまざまで、
ジェルタイプ、スプレータイプ、
ティッシュタイプなど。
今までは大きいサイズで、
家庭に１本のタイプが並んでいましたが、
各人が持てる小さいサイズが出てきました。
さらに、車で移動する家族のための
車内の消毒スプレーや、
部屋の空気の洗浄スプレー、
クーラーのフィルター洗浄スプレーなど。

なにより私が惹かれたのは
家の掃除剤や漂白剤が固形になっていて
水で希釈して使う物でした。
荷物が多い移動に便利ですし、
飛行機の手荷物にしても
問題がないところが魅力的。
その上、容器のことを考えると
エコに感じます。

この夏、飛行機に乗らない私は、
それらを使う機会はありませんが、
どう使おうかなどと、
頭の中のイメージが先走って
山や海で楽しむ私がいます。

「そうだ！もうすぐフェッラアゴースト
（聖母被昇天の祝日）だ！」
本格的に家族が移動する期間が
到来したことに気がつきます。

今年の夏は、
どこにも行かない、動かないという
特別な想いがありますが、
今まで急ぎ足でしていた
スーパーの買い物ひとつにしても、
角度を変えた見方で
今の楽しみ方を見出しているこの頃です。

さて、今回は
ザワークラウト入り焼きサンドイッチです。
先日作ったザワークラウトを使います。
酸っぱくて最後に甘さが残るサンドイッチを
どうぞお楽しみくださいね。

ザワークラウト入り焼きサンドイッチ

■材料（６個分）

パン：食パン好みのタイプ６組（12枚）
※五穀入り小型パンを焼いたので使用しました。
ハム：６枚
種なしプルーン：大６個
クルミ：３個
ベーコン：６枚
とけるチーズ：好みの分量
※私はスライスチーズ、
スカモルツァアフミカータ、
プロボローネ、パルミジャーノを使いました。
EVオリーブオイル：大さじ２
楊枝：6本

☆下準備

・プルーンの中にクルミを入れる。

・プルーンをベーコンで包み、
終わりを下にしておく。

・パンは薄切りにする。
・とけるチーズはスライスにする。
・ハムは６枚に切っておく

■作り方

（１）ハムをパンの大きさに折って
パンの上にのせる。

（２）ザワークラウトをのせる。

（３）とけるチーズをのせる。
パルミジャーノは荒くおろしてのせる。

（４）ハムをもう一枚のせて
パンをのせる。

（５）軽い物をのせて落ち着かせる。

（６）パンを落ち着かせている間に
フライパンで、
ベーコンで包んだプルーンを
継ぎ目を下にして素焼きする。

（７）裏返して焼く。

（８）EVオリーブオイルを入れて
ハムがあるほうを下にして並べ焼く。

（９）平らなフタで軽く押しながら焼く。

（10）裏返してEVオリーブオイルを
フライパンの縁から入れて
同じようにフタで押さえて焼く。

（11）プルーンとベーコンを
パンの上にのせて楊枝でとめる。

テーブルの上に飾ってある
フィノッキオの葉や
スプラウトの緑を添えてみました。
四角のままのでもよいですし‥‥、

食べやすいように
半分に切ってもよいですね。

プルーンとベーコンで２倍楽しめますよ。
Buon appetito！