ほぼ日刊イトイ新聞 - イタリアンマンマの直伝レシピ


	2019/09/15

レシピその350
黒米サラダ～子ども番組。～

実家の夏はにぎやかです。
海外にいる姪たちが夏休みで、
子どもを連れて帰ってくるからです。
いつも子どものエネルギーで
満ちあふれていた実家ですが
その子どもたちが成長し、
自分の子どもを連れてくるこのにぎやかさは、
昔の実家を想い出し、居心地の良さを感じます。

スイスに住む姪の子どもは７歳と９歳の女の子。
ここイタリアで会うときも楽しく過ごしますが、
日本で一緒に過ごすと、
また一味違った楽しみを共有できます。
そのひとつに、朝食を終わると
観ても良いとされているテレビ。
私たちの部屋にきて観ますが、
その番組に私たちも惹きつけられます。
日本のテレビの子ども番組は、
目が離せない面白さなのです。

私たちのような年代まで惹きつける理由は
子どもの頃、興味があったのに
知らぬ間に置きざりにしてしまったものを
今、子どもたちと一緒に観ることで
柔らかい芽（目）に戻り、好奇心や興味心を
呼び起こしてくれるからではないかと思います。

朝から「わぁ～」とか「あれれ～」とか
感嘆詞が立て続けに飛び交うなか、
シンプルな驚きに
自分の感性が震える新鮮さに気がつき、
うれしくなったりもします。
子どもたちも私たちの好き度がわかっていて、
自分たちがいないときも
チャンネルを合わせて行ってくれます。
ミイラ取りがすっかりミイラになってしまいます。

さて、今回は黒米サラダです。
暑さの中でいただくさわやかな味。
野菜の大きさと黒米の歯ごたえ、
そして温度が低いことが重なると
シンプルでも滋味が味わえます。

黒米サラダ

■材料

黒米：150g
ミニトマト：数個
野菜：米の約半分弱くらいの量
※紫タマネギ、キュウリ、セロリ、
ニンジン、ズッキーノ、パプリカを使いました。
発酵レモンペースト：中さじ１
EVオリーブオイル：大さじ１
塩：適量

■作り方

（１）沸騰したお湯の中に黒米を入れる。

（２）底に付かないように数回混ぜ、
20～30分ゆでる。
最後の５分は蓋をして蒸らす。

（３）野菜を粗みじん切りにする。

（４）ミニトマト以外の野菜を
ボールに入れて
発酵レモンペーストを入れ、
良く混ぜ冷蔵庫に入れておく。

（５）ゆで上がった黒米をザルにあげ
水道水で冷やし、良く水切りをする。

（６）水けを切った黒米と
野菜をあわせる。

（７）全体を混ぜる。

（８）塩加減をみる。

（９）EVオリーブオイルを入れ、
かき混ぜて、冷蔵庫で冷やす。

はい、出来上がりです。
ミニトマトをしいて
その上に黒米サラダをのせます。
今回は鶏胸肉の上に
発酵レモンペーストを塗り、
ズッキーネをのせて蒸したものを添えて
ワンプレート料理にしました。
黒米の歯ごたえと野菜のシャキシャキ感を
お楽しみ下さいませ。

Buon appetito！