おさるアイコン

アーカイブ 2018/09/02
 
レシピその325
ひよこ豆のピューレー スベリヒユ添え
〜アモーレの国。〜


優しい国、日本から
アモーレの国、イタリアに帰って来ました。
日本の湿度が高い暑さもこたえましたが、
イタリアの肌を焼き焦がすような太陽光線も
なかなか体にひびきます。
まだまだ暑い夏の盛りですが
バカンスは終盤に入り、
少しずつ友人が戻って来ています。
バカンスの間、会わなかった友人たちに会うと
まずは抱き合いながら
「アモーレ 元気だった?」と、
相手の体温を感じるあいさつで始まります。
公園で会うワン達とその飼い主とは、
どんなふうにワンちゃんと過ごしたかを語り合い、
近所の友人たちとは、
夏の新しい出来事の話で盛り上がります。
話す、話す、話す‥‥そして、また話す。
会話を楽しむために費やす時間の長さに
イタリア人を感じます。

そういえば、
ミラノの空港からわが家に戻るときの
タクシーのドライバーさんも、
乗車から降車までの小1時間、
とぎれることもなく話していました。
サッカーの話になると
日本の選手の名前も混じえながら白熱し始め、
後部席の私たち夫婦をふりかえりながら
話し続けました。
いくら話しても疲れを感じない
イタリア人の口の筋肉は
どのようになっているのか?
思わず彼の口元を凝視してしまった私です。
相手になんと思われようが
自分の熱い想いを語って伝える。
「あ〜、アモーレの国に戻って来た」
と実感した次第です。

さて、今回はひよこ豆のピューレーです。
散歩中に食べられる雑草スベリヒユを
たくさん見かけたので、採りました。
大皿にいろいろとのせて、
一皿料理を楽しみましょう。


ひよこ豆のピューレー
スベリヒユ添え


■材料(2人分)

ゆでひよこ豆(ピューレー用):180g
ゆでひよこ豆(まるごと食べる用)好みの分量
グラナチーズ:小さじ1
リコッタチーズ:好みの分量
タマネギ:小半分
ローズマリー:少々
スベリヒユ:少々
好みのサラダ菜:適量
トマト:適量
パン:薄切り4枚
EVオリーブオイル、塩:適量




☆下準備



・ひよこ豆をゆでる。
今回は、保存食の瓶詰め用の分もあわせて
500gゆでているため、豆の量が多いです。
軽く洗い、一晩水に浸けて
タマネギ、にんにく、ローズマリー、
塩少々を入れて
柔らかくなるまで煮る。
※市販の「ゆでひよこ豆」でも代用可。



・保存食の瓶詰め用は30分煮た物を瓶に詰めて煮沸。
残りのピューレー用(180g)とまるごと食べる用は
豆がしっかり柔らかくなるまで約1時間煮る。
※豆の大きさで時間を加減して下さい。



・スベリヒユはよく洗って
食べる分の葉をとる。




■作り方

(1)ゆでたひよこ豆をまな板の上にのせ、
押しながらコロコロとなぜる感じで
皮を取り除く。
※皮が気にならない方はむかなくてOK。



(2)フードプロセッサーに
煮汁と豆を入れて
30秒くらいまわしてピューレー状にする。
※市販の「ゆでひよこ豆」を使用する場合は
一度温める。




(3)煮汁を足しながら柔らかさはお好みで。
※私は少し固め仕上げにしました。



(4)野菜は洗い、食べやすい大きさに切り
お皿に盛りつける。
パンは軽くローストしておく。



はい、
楽しい一皿が出来上がりました。
スベリヒユを散らし
レモンオリーブオイルをたっぷりとかけました。
Buon appetito!


 
ご感想はこちらへ もどる   友だちに知らせる