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アーカイブ 2015/01/25
 
レシピその237
エビのレモン葉焼き〜アートレジデンスNake〜


昨年末に夫がプレゼントしてくれた旅行、
「アートレジデンスNake」で過ごした、
バカンスの様子の一部をご紹介します。


シチリア島のカターニャと
タオルミーナの間に位置する街・リポストから、
オレンジ畑やレモン畑を見ながら登って行くと
標高700mのエトナ火山の麓の村、
サンタルフィオに着きます。
その村に「アートレジデンスNake」があります。
ベランダからの景色は、後ろ側にはエトナ山、
眼下には海が見え、
火山に抱えられた海の景色が絶景です。
まず、「アートレジデンスNake」のご家族を
ご紹介しましょう。


▲パパ サルボ(71歳)。
 元高校の校長で、退職後はこのレジデンスの
 オリーブ、葡萄、リンゴ等々の農作業をしています。
 ママ リータ(63歳)。
 元教育委員会の理事。今は娘の活動を助けています。
 息子 カルメッロ(35歳)。
 カターニャで事務系に従事。
 娘 ニッラ(31歳)。
 ローマでアートキュレターとオルガナイザーを経て
 地元に戻り、このレジデンスの運営と
 街の活性化の企画をしています。



▲入り口には、エトナ山の火山灰を使って描いた
 夫の絵が飾られています。



▲お料理好きのリータが、
 毎食、家庭料理を伝授してくれました。



▲柑橘類やナッツ類をたくさん使う料理の数々。
 「ライトな仕上がりにしているの」と
 家族の健康を考えてのメニューです。
 オリーブオイルは少しずつ足して、
 最後に生の状態でかけます。
 材料は彼らの農作物や
 友人が作っている物ばかりで、
 土地の香りと味を満喫できました。



▲ニッラとヨットハーバーで。


▲私達が行く前日に噴火がありました。
 街中が噴火灰で覆われて、街の色が変わります。



▲エトナ山標高1500mのところ。
 なんとこの日は5年ぶりの雪。
 溶岩に積もった雪の上を、
 滑らないように気をつけて歩きました。
 溶岩の上をたどたどしく歩くことは、
 なんだか、人生の歩みを彷彿とさせますが、
 雪があることが新鮮で、
 新しい歩みのスタートのように感じました。



▲カウントダウンで新年を迎えると、
 まず、塩をまきます。
 日本のお清めに似ていますね。


ニッラによると、この地の会話は、
「どこに行ったの? 何をしたの? 」より
「何を食べたの? 」から始まるそうです。
本当に私には最適なところです。
そして、お客としてではなく、
家族一員としての迎え入れてくれた
彼らのさりげないおもてなしが、
私をリラックスさせてくれました。

さて、今回はリータに教えてもらった
エビのレモン葉焼きをご紹介します。
日本でしたら他の柑橘類で、
おいしくできると思います。
簡単ですから、ぜひ、お試しくださいね。

エビのレモン葉焼き(6個分)

■材料

エビ:130g(掃除後の重量)
レモン:1個
レモン汁:大さじ2
イタリアンパセリ:少々
レモンの葉:大6枚
パン粉:大さじ2
塩、オリーブオイル:適量




☆下準備
・エビは掃除して、背わたをとっておく。




■作り方

(1)エビを小さく切る。




(2)荒みじん切りにしたイタリアンパセリを入れる。




(3)レモンの皮の部分だけをすり入れる。




(4)レモン汁と塩を少々入れる。
この料理は、レモンが入る料理なので
塩を少な目にする。




(5)パン粉を入れる。




(6)全体をかき混ぜる。




(7)レモンの葉をよく洗って、
拭いた上に(6)をのせる。




(8)天火板に並べて、
上からオリーブオイルを少々かけ、
180度で10〜15分焼く。




はい、できあがりです。
レモンの香りと爽やかな味をお楽しみください。
BUONA PPETITO!


 
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