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アーカイブ 2013/11/17
 
レシピその207
舟型ジャガイモ焼き〜日本でお料理教室〜


日本の母のところに3週間ほど行って来ました。
母は、お陰さまで歳相応に元気です。

日本に着いて飛行機を降りると、
空港においしい香りが漂っています。
サービスの人が静かに小走りしている姿を見て、
ああ、日本に戻ってきたなあと実感します。
日本のスイッチオンです。
とはいえ、驚かされることもあります。
日本の店には必ず新しい商品があり、
商品の種類と数も豊富さに、びっくりします。
そして、やはりサービスの表現がすばらしいです。
マニュアル化されているとはいえ、
サービスしてくれる人の気持ちが伝わってきて
心地よいです。

今回よく見かけた光景は、
サービスをする人が、一度手を休め、
お客からよく見えるように
通常より高めの胸の直ぐ下あたりで手を重ね、
相手の目を見てお礼とお辞儀をする姿でした。
その数秒の個人に向けてくれた気持ちが
面識のないいもの同士でも
一瞬で気持ちの交流が自然に出来て
好感がもてました。

今までお店に入るなり、
こだまのようにどこからか響き渡る
「いらっしゃいませ」に
私はどこにいるだれに返事を返したらよいか
戸惑いを感じていましたが、
今回よく見かけたお辞儀では、
視線はお客にしっかりと向いていて、
私もちゃんと向き合わなければいけないと
思いました。
(数秒でも心を通じ合わせることができる、
 目を合わせての会話の大切さを
 今回教えてもらいました。)

ところで、今回の帰国で楽しかったことは、
身内や友人との再会、
そして友人が企画してくれたお料理教室です。
そのようすを少しご紹介しますね。


▲あたたかい人が集う料理教室が
 私に活力と安らぎを与えてくれます。



▲マスコットのルイちゃんといっしょに。

さて、夕方の煙突の煙の香りや、
石焼き芋など日本の風景を思い出す季節です。
おいしいジャガイモをたくさんいただいたので
ジャガイモ焼きを作りました。
どうぞお試し下さいね。


舟型ジャガイモ焼き

■材料(2〜4人分)

ジャガイモ:2個
エダムチーズ:スライス6枚
ベーコン:4〜6枚
エバクリームか生クリーム:大さじ3
バター:30g
塩コショウ:好みの分量
オリーブオイル:少々




☆下準備

・ジャガイモを洗い、
数カ所に楊枝で穴を開けておく。
・オーブンを200度にあたためておく。




■作り方

(1)アルミホイルにジャガイモを置き、
オリーブオイル少々を全体に塗る。



(2)アルミホイルで包み
200度オーブンで30分くらい焼く。
片火オーブンの場合は
途中で、ジャガイモの焼く面をかえる。



(3)フライパンでベーコンをカリカリに焼く。



(4)焼けたベーコンは
キッチンペーパーの上に置き、余分な油分をとる。
エダムチーズは4枚は半分に。
残り2枚は細かく切る。



(5)中身まで焼けたか楊枝をさして確認する。
焼けていたときは、アルミホイルを開けて冷ます。



(6)縦半分にする。



(7)中身を取る。



(8)皮の部分を取っておく。



(9)中身に塩・コショウ・バター・クリームを入れ、
ジャガイモをざっくりとほぐしながら混ぜる。



(10)皮に中身を入れる。



(11)形を作りエダムチーズをのせ、
180度のオーブンで数分、
チーズが溶けるまで焼く。



ベーコンをのせて出来上がりです。




おまけです。
忙しいときに電子レンジを使って作る方法もご紹介します。

(1)洗って数カ所に穴を開けたジャガイモを
電子レンジで8割がたやわらかくなる感じにする。
(私は600度で8〜10分蒸しました)。



(2)オイルをジャガイモにつけ、
アルミホイルで包み
オーブントースターで柔らかくなるまで焼く。
最後にアルミホイルを開けて
皮に焦げ目がつくように焼く。



(3)中身を抜き、
塩・コショウ・バター・クリームを入れてほぐす。



(4)ほぐした中身を皮に入れて
好みの溶けるチーズをのせて
オーブントースターでチーズが溶けるまで焼く。
(こちらはパルミジャーノのスライスチーズを使用)



はい、出来上がりです。
手前がエダムチーズ、
奥がパルミジャーノチーズを使ったものです。

お好みのチーズと
トッピングでお楽しみくださいね。

BUON APPETITO!


 
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