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アーカイブ 2010/01/24
 
レシピその109
オッソブーコ(仔牛の骨付きすね肉の煮込み)
〜車の窓からゴミをポイ捨て〜


最近めったに見なくなったもののひとつに、
車の窓からのゴミ投げがあります。
ガムの包装紙のような小さなものから、
ティッシュくらいの大きさの紙まで、
窓から平気で投げ捨てます。
閉まっている窓をわざわざ開けてポイしてます。
タバコの吸いがらも火がついたままポンと
はじき投げ飛ばすので、
その車の後方で走っているときは、
こちらに向かって飛んでくる小さい炎に、
いささか動転してしまいます。
高級車を大切に乗っている知人がいますが、
ある日その車に同乗したとき、
彼女は運転しながらモクモクとタバコを吸い、
窓を開けてその吸い殻を飛ばして捨てました。
なんの躊躇もなくやっていることに驚いて
「あなたなんで外に捨てるの。
 車の灰皿に捨てなさい!」
とたしなめると、
「私の車をタバコの吸いがらで
 汚せというの?」と
まったく頭を抱えたくなる答えに
私はなにを言ってよいか言葉を失いました。

この投げ捨ても、ここ数年で、
確実に見かける数が少なくなってきているので、
クリーン活動の成果かと思っていたら、
友人いわく、法律で禁じられて、
現行犯で見つかると罰金だそうです。
法律にまでいたったのかと思うと、
逆にむなしい現実を知ることにもなりますが、
車から未確認物体がいつ飛んでくるか
怖い瞬間を味わうこともなくなり、
同時に、腹だたしさを押さえる努力を
することもなくなったので、
とっても爽快な気分です。

さて、今回ご紹介するのは
仔牛の骨付きすね肉をこってり煮て
レモンの爽やかな風味でいただく
オッソブーコです。
オッソブーコとは骨髄が入っている
仔牛の骨付きすね肉のことを言います。
寒い日はじっくりと煮込んだお肉料理が
身体に染み渡りますね。
ぜひ、お試しになってくださいね。

オッソブーコ(仔牛の骨付きすね肉の煮込み)

■材料(2人分)

仔牛の骨付きすね肉:2枚
ニンニク:1かけら
タマネギ:半分
ニンジン:小1本
セロリ:小1本
レモンの皮:4分の1個分
イタリアンパセリ:少々
バター:20g
オリーブオイル:大さじ2
白ワイン:半カップ
塩・コショウ:適量
小麦粉:適量
肉のスープストック:適量
お好みでガーリックバター少々




☆下準備

・肉は骨のまわりのかたい部分の皮を
 数カ所切っておく。
・タマネギ・セロリ・ニンジン・
 イタリアンパセリはみじん切り。
・ニンニクは芯をとってつぶす。
・レモンの皮は千切りにする。



・肉には軽く小麦粉をつけておく。




■作り方

(1)鍋にオリーブオイルとバターを入れ、
野菜を入れてゆっくりと炒める。



(2)野菜がしんなりしてきたら肉を入れて、
両面軽く焼く。



(3)白ワインを入れてアルコール分を飛ばし、
肉に塩・コショウする。



(4)スープストックを肉の厚さの
8分目くらいまで入れる。



(5)フタをして弱火で1時間くらい
肉が柔らかくなるまで煮る。
(煮る時間は肉の厚みや大きさで加減してください)



(6)フライ返しを使って肉を裏返した後、
何回か煮汁を表面にかける。
水分が少なくなったらスープストックを足す。



(7)仕上げにレモンとイタリアンパセリを入れて
10分くらい煮込む。



(8)好みで仕上げのときに、
ガーリックバターを入れて、こくを出す。
※ガーリックバターの作り方はかんたん。
 やわらかく練ったバターに
 ニンニクのみじん切りを加えて
 筒状にして冷蔵庫に保管しておくだけです。
 いろいろな料理に使えて便利です。



出来上がりです。
付け合わせは、オッソブーコの付け合わせの定番、
ミラノ風リゾットにしました。
このミラノ風リゾットの作り方は、
次回、ご紹介いたしますね。

BUON APPETITO!


 
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