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アーカイブ 2007/03/27
 
レシピその38
サルデーニャのポトフ〜異文化の暮らし〜


ここイタリアでの生活は、
私と同じくイタリアに住んでいる
日本人の友人にも恵まれています。
いろいろな事情でこの国にいる人たちですが
お互いに情報をあたえあい、苦労話をしながら、
イタリアという国への理解を深めています。

日常生活の中で、
イタリア人と日本人、また、イタリア語と日本語を、
区別したり意識したりすることはありません。
たいてい、イタリア語で聞いた話を
イタリア語でそのまま理解しますし、
イタリア語を日本語に直して考える必要がある場合でも、
2つの言葉の違いも気にならず、
ごく自然に理解しています。
(例えば、イタリア語で、
 「もう死にたいくらいに凄い痛い」と言われたときは、
 日本語に直訳しないで
 「体にこたえるくらい痛い」のだ、と理解します。
 逆に日本語で「痛い」と言いたいときは、
 「もう絶えられないほど痛い」
 というイタリア語にします。
 そんなことをごく自然にやっています。)

イタリアに移り住んで慣れなかった頃は、
イタリア語をいったん日本語に100%訳してから、
理解しようとして、ずれていました。
でも、言葉の背景にある文化を知ってからは、
スムーズに会話できるようになりました。

とはいえ、元気なときはそれがとてもスムーズで、
全く問題はありませんが、
ちょっと精神的に弱っているときは
「阿吽の呼吸」「目と目で話せる」日本人の友人が
支えになります
もちろん、イタリア人の友人にも頼ることも
多々ありますが、
かれらの倫理の根底にあるものは、
キリスト教の教えではないか、
と思うがことがしばしばあり、
「阿吽の呼吸」に近づくためにも、
これからキリスト教を理解していきたいと
思ってもいます。

日本という平和な国に育った私が、
この国の人達と裸同士のお付き合いをするには、
砂時計の砂のように、
少しずつ緊張感を貯めているかもしれません。
そのストレスを感じるときは
「皆、違っていて当たり前、
 でも同じ空気を吸って生きている人間同士」
という生活の根源のスタートラインに戻り、
「どこに暮らすではなく、どのように生きるか」
ということに、気持ちの焦点を合わせます。
今日もラテンの人から、
たくさんの元気をもらい、楽しく過ごします。

さて、今回のお料理は
イタリア料理研究家の日本人の友人から
伝授してもらったポトフです。
味付けは塩だけで、アクも取らずに
ただ火にかけるだけという大胆さ。
シンプルなだけに野菜やお肉の種類をかえて
各家庭のお好みに合わせて作れますね。
どうぞお試しになってください。

サルデーニャのポトフ


■材料(6人分)

玉ねぎ:1〜2kg
ジャガイモ:大6個
スペアリブ:1.5kg
水:200cc
塩:大さじ1




■作り方

(1)皮をむいた玉ねぎを丸ごと鍋に並べ、
塩と水を入れて、フタをして中火にかける。




(2)スペアリブは食べやすい大きさに切る。




(3)スペアリブを玉ねぎの上に置く。




(4)(3)の上にジャガイモの皮をむいたものを、
丸ごとを並べる。




(5)フタをして、弱火で煮る。




(6)45〜60分くらい、
ゆっくりと弱火で煮るとこんなに水分が出てきます。




できあがりです。

 
 
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