ほぼ日・百人一緒
自由って、時には放縦に通じるけれど、
自由って、いいじゃなーい?
「ほぼ日」読者みんなでつくろう百人一緒。

「百人一首」って、五・七・五・七・七の短歌です。
短歌もいいけど、五・七・五の俳句も悪くないです。
七五三も、都々逸も、格言も、だじゃれも、みんな好きさ。
だから、そういう規則をとっぱらって、
皆さんご一緒に、「百人一緒」ってやつを作りましょう。

完成!『百人一緒』。

泣かなくても笑わなくてもいい。
いよいよ、我々の最大限の力こめた『百人一緒』が、
ここに完成したのである。

なぜ、これが選ばれて、あれが選ばれない、
などと文句を言う者も、8人くらいはいるかもしれない。
しかーし、天は、
そういう不満屋の幸福をさえ祈るであろう。
私が、天に代わって説明してやろう。
「指」が「ゆび」という言葉で表されることを、
誰が止められるであろうか。
「海」が「へべ」でも、「にた」でもなく、
海と呼ばれることは、民主的な投票などによって
決まったわけではないことを想起するがいい。

人類最初の『百人一緒』は、以下のように決まった。
これを変えるには、再び天が新たなる『百人一緒』を
編纂しようと思いたった時に限られるであろう。

なお、この『百人一緒』は、善男善女が使用する
限りにおいては、「版権ふりー」である。
印刷して、絵札を作り競技を楽しもうが、
海外にアソシエーションをつくろうが、
まったく自由である。
ただし、出典が「ほぼ日」であることを明記すること。
大儲けしたら、少し感謝すること。
天は、そういうこころを、とてもおよろこびになる。


◆百人一緒完成版
(2001年バージョン)
___________________________

「あんたには あたしのからだは もったいない」
(y)

「イっても一人」
(きりんど)

「ウロコ取れよ魚屋!!!」
(hada)
「栄養があるから、と言うな!」
(佐渡の朱鷺公爵)
「女が喜ぶと俺は嬉しい」
(田中伊知郎)
「閑古鳥群生地」
(へな)

「狐につつまれる
(ナゾベーム)
「君子、頭かくすが金玉かくさず」
(謝罪の鬼)
「けっこう毛だらけ、風呂場の排水溝」
(おでん)
「このウナギ、生でもいけるねえ」
(朝食)
「サービス精神異常者」
(むな)

「下心なきものは去れ」
(安田ざいばつ)
「すきだけどあきる」
(コン)
「世間話 1級」
(たま)
「そまつな妻を愛して4年」
(わびさびよごれ)
「助けてもらっといて、
 『ファイト!一発!』はないだろう、リポビタンD」

(ブリさん)
「ちりもつもればイヤになる」
(ピーとも)

「つがいで飼うなにしきへび」
(あられちゃんかす)
「天然ボケのおいしいとこ取り」
(コジ)
「トラックの『バックします』は、
 どっから聞いても『ガッツ石松』」

(やぶいぬ)
「なーんでこんなにかゆいかな」
(たみ)
「日直失踪」
(しげまつ)

「抜くと言うな、若い娘が」
(一市民A)
「ねえ〜、ねえ〜、モリノコヤギ」
(熊吉)
「飲んだら揉むな」
(桃子)
「吐くよ(894)ゲーゲー遣唐使」
(船酔いミチザネ)
「ひげ面で、トンカツが油っこい と言う男」
(ふじT)

「風呂の中地震が来てもビバのんのん」
(心兵)
「屁をいっぱいこきながら、
 男の子は大人になっていく」

(イカリング)
「他に顕微鏡の使い道ってある?」
(蔵ら)

「まず、まじめに読んで下さい」
(変声期各部)
「みそ・ひともじ 砂糖少々 酢少々」  
(すはま@熊本)

「むりだ、むりだ、のらいぬにお手」
(しし)
「めしは熱いうちに食え
(ザイール)
「もちの食べ頃はカビがはえたらと憶えてください」
(吉田自家用車)
「やらと」
(ryo)
「ゆるいものには、まかれない」
(chobio)
「弱くないって,ホントだって。鰯が言った
(たかし)
「ラストまで絶対に目をあけないでください」
(ロマンチック街道)

「リピーターと言い張るストーカー」
(外山輝信)
「ルンビニでいつもケンカになるしりとり」
(外神田)
「連絡帳で親の筆跡修行」
(あいら)
「蝋人形館を経営しています。結構忙しくて。」
(jh1016)

「私から無駄をとらないでくさい。
 なにも残らないから」

(こーし)
「ンボマよ。日本ではエムボマと呼ばれたンボマよ。
 私の母は君をエボヌマと呼んだ。」

(qp3)
「合体承知でい」
(N子でい)
「銀座か!本籍が?!」
(スミコ)
「愚連隊にいたおじいさん」
(実話青年)
「ゲルマン民族・再起動」
(おわびのテロップ )
「ゴシゴシ、タワシですけど。」
(プルルルルン)
「雑な女に特上寿司おごる」
(ぼくちゃん)
「時間よ、止ま」
(午前眠男)
「ずっと一緒はプロポーズ?
 死ぬまで一緒はぜったい嫌!」

(話ダンプ)
「ぜんそくの若大将」
(長嶋戌雄)
「ぞーむしの 尻にも 涙」
(あいちゃ)

「だめです、わたし人妻だし・・ししゃも、子持ち」
(ぴたまは)

「ぢですが、人には言わないんですよ、ぼくは」
(快活くん)
「づら?」
(ヤギダイ)
「出すぎた杭は打たれない」
(星と嵐)
「どこでもドアの前でも、立ち往生。」
(イカオ)
「ばかばかしいにも、ほどってある?」
(かなた)
「貧乏金なし」
(エムケー)
「ぶたに しんぶん」
(はてな)
「弁当は夜作られる」
(弁当工場/わか)
「冒険者は、臆病でなければ生き残れない」
(びせきんぐ)
「パンが無ければ、
 うまい棒を食べればいいじゃない」

(てけねじ)
「ピロリ菌・ベロ毒素 
 かわいっぽさでピロリ菌の勝ち」

(みっちい)
「プロレスって、なにがしたいの?」
(VIP・森)
「ぺろって 君のあだ名 どうかと思うな」
(ブヒ☆ブヒ)

「ぽてと(ポテト)のSを、大盛りで」
(ヨーグルト)
「Aカップ。何度測ってもらっても」
(ばび)
「Bチク」
(メーナー)
「C う〜ん・・・見えません。 
 はいっ君、両目0.01」

(チビ)
「DICK・ミネ それでOK 昭和時代」
(うらん)
「E国つくろう鎌倉幕府」
(かえる)
「FUCKIN' FUCKIN' 言うなや…もう。」
(負猫の遠吼え)
「Guts石松 go to school」
(いんじゃない)
「Hと聞いて ほほをあからめてた頃」
(Bin)
「Iそれは、縦の棒」
 (だめだめだめこ)
「Jは傘の取っ手なの。」
(ぐれ)
「Kがキング、Qがクイーン、Jはジャワ原人」
(ひいろ)
「LUNCH TIME 。Lを取ったら UNCH TIME 」
(小三 )
「Mかなぁ、Mかもしらんと思いつつ、
 やはり残業してしまう今日」

(Koh)

「NOといってONのボタンを押す」
(サカ様)
「0かOかわからん、ゼロとオー」
(高)
「PTAには給食はいらない」
(ヨメの腰)
「Qさんは 昔オバケで 今センセイ
 それではここで クエスチョンです」

(李−quest)
「Rの発音って難しいよね。・・・フランス語の。
 「かっ」と「はっ」のあいだのおと!」

(ぴぽこ)
「『STAFF ONLY』って、
 本来は『関係者以外立入禁止』と訳せないよね」

( 002245 )
「Tiffanyで朝食抜き」
(さなP)
「UVカットが効かない女」
(筑波 灰)
「Vサインとピースサインが同じって、
 ちょっと理不尽」

(ぜんろう)
「WXYで女体を描けるあなた、そう、あなた。」
(ぜんろう)
「X X (ちょめちょめ)」
(詠人シラズ)
「『YES!』を『がってんだ!』と超訳」
(音)
「Zzz‥‥っちゅーいびき、
 かけないよなー日本人には」

(まろ)
「0歳児は、耳年増」
 (壁の耳穴)
「1から10まで教えただけで、教育と言えるか?!」
(山のびよん室)
「2LDK+P(駐車場)+J(地縛霊)」
(ひいろ)
「3割4分、ロンリー」
(黄金太郎)
「4階から目薬が成功!!・・・・で、眼球骨折」
(ゴースト)

「5tトラック一杯で驚きの白さに!」
(食べられる草で鍋)
「6がオレなら、9がおまえでさ。イヤ?逆もイヤ?」
(おれはいいけど)
「7というたびに、ウルトラが倍音で鳴る」
(音楽一家)

「8のどこが末広がりなんだ。」
(居直り博士)
「九州男(くすお)さんは
 97%九州出身60歳以上」

(1009)
「@んなー!!(あったまーくんなー!)」
(すもすも)
「¥助交際 」
(おそね)

イラスト:パンチユーホー
パンチさんのホームページ:http://www.punchufo.com/
___________________________

諸君、いや、「おともだちのみなさん」
ほんとうにご協力ありがとうございました。
<darling>

2001-01-15-MON

「百人一緒」のルール。

1.基本的な作法

以下の、文字ではじまるなんかしらのフレーズを作ること。

あいうえおかきくけこさしすせそたちつてと
なにぬねのはひふへほまみむめもや ゆ よ
らりるれろわ    ん
がぎぐげごさじずぜぞだぢづでどばびぶべぼ
(これまでで、65文字)
ぱぴぷぺぽ
(これで70文字だろ? あと30文字だ)
A B C D E F G H I J K L M N O P Q R S T U V W X Y Z
(わはは、これで96文字だ)
0123456789
(これを足すと106文字。いっそ108にしちゃえ!)
@¥

例えば
ぺ)「ぺろぺろとなめるお前は誰だっけ」としたら
五七五だけれど、それもよし。
s)「SEX LIKE ME」は、
よくわからん英語だが、これでもよし。
ま)「まずいものもまた人類の文化」には、
韻律の法則はないけれど、むろんオッケー。
ブ)「ブスの素人ですが」なんてのも、かまわん。

っていうくらい自由にやるのよ。

2.緒の投稿と発表

いいのができたら、厳選して「一緒」だけを、
「ほぼ日」宛てにメールで投稿する。
その際、必ずタイトルを
「百人一緒・ら」
というようにする。
これはつまり、百人一緒の「ら」で応募します、
という意味の表題である。

※ちなみに百人一緒は、一作品を「一緒・二緒」という具合に
「緒」という単位で表すことに決めた。

3.緒の競技

各文字への応募投稿が一緒だけだった場合は、
かなり無条件にそのまま発表されるのではあるが、
のちに、すでに埋まっている文字の場に挑戦して、
先人ものよりよろしき場合には、その文字の場を
乗っ取ることもできる。

ただし、乗っ取りに挑戦する場合は、
いままでに自分が占めていた場を空けること。
つまり、「ぬ」で掲載されていた「おともだち」は、
「ぬ」に居る権利を放棄して、「p」とか「わ」とか
新しい文字に挑戦しなければならない。
挑戦に敗れた場合は泣いて許しを乞うと、
もとに戻れる場合もある。

どれがよろしきかは、天が決める。
天とは、誰であるかというようなことを詮索するものは、
百人一緒の集から、退座しなくてはいけない。
抗議も、疑問も認めないのが天であることを、認めること。


4.緒の細則

・緒の盗作は認めない。
 (罰則は特に定めないが、恥ずかしいだろう?)

・古典的な名言などを緒として投稿する場合には、
 なんかしら加工して独自性を追求すること。

・歌を詠む人が歌人、
 俳句を詠む人が俳人と呼ばれるがごとく、
 緒をつくる人は、「おともだち」と呼ばれる。

・万が一、「百人一緒」が首尾よく完成し、
 出版などされちまった場合には、その著作権は
 無条件に「ほぼ日」に帰属する。
 それに異議がある場合は、あらかじめ投稿しないように
 気を付けること。

・緒の作者は、緒とともに、「緒名」をつけておく。
 緒名は本名でもかまわないが、他人を名乗ること、
 公序良俗に反するような名は、天が許可しないので注意。

このページへの感想などは、
メールの表題に
「ほぼ日・百人一緒を読んで」と書いて
postman@1101.comに送ってください。

2000-11-19-SUN

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いままでのタイトル

2000-10-07 百人一緒の工事を開始してみた
2000-10-12 「百人一緒」の選ばれ方も、
落雷のようなものだと考えた方がよい。
2000-10-19 天は自ら頼む者をお救いになる。
2000-10-24 だんだん、できてきたかなぁ。
2000-11-06 よく寝た天が久しぶりに降りてこられた。
2000-11-19 今回は、天の声に耳を傾けながら、
お読みください。