オリンピックやるのかやらないのか、
緊急な事態なのかどうなのか、
いろいろ晴れないまま
梅雨なんだか夏なんだかの7月ですね。

昨年の日記とか読んでると
今頃は自分もかなりダメな感じでしたが、
あの頃とまだまだ変わらない状況で
今年もこの時期を迎えるとは思ってもみませんでした。
まだもう少し、元の日常に戻るのはかかりそうですが、
あらためてよく分からない先の未来を案じて
勝手に不安になって、何も考えずただ立ち止まるのは
あまり好きではありません。
明日はきっといい天気だと思うし、
そうでもないかもしれないけど、多分大丈夫。

昨年、もうこの時期なら大丈夫だろうと
余裕の気持ちで日程を決めていた
「フローソーハンドトリック・森の精霊」という展示が
22日から始まりました。
開催するいきさつを話すとポジティブとネガティブが
交錯して長くなるのではしょりますが、
スウェーデンにある数少ない手刷りメーカーで制作した
テキスタイルの展覧会です。
受注を受けてから職人さんが手刷りするので、
少々高価にはなりますが、
大量生産できない希少性のある手刷り生地の良さを
手にとって感じてもらえると思います。

今回も協力してくださる方がたくさんいて、
お金も時間もかけて、ウイルスに翻弄されながらも
ようやくここまできた、という感じです。
自分で作ったものを個人輸入する大変さとか
どうやったって赤字になりそうな企画なんだけど
これに関しては圧倒的ポジティブに取り組んできました。

生地の切り売り販売はもちろん、
札幌のチョロンさんが作ってくれた、
衣類や小物類がいろいろ並びます。
自分のデザインは生活雑貨向きというイメージなので、
一から自分の絵の生地を使って
ワンピースなど衣類を作るのはチャレンジで念願でした。
今回チョロンさんが
すごく素敵にデザインしてくださったので、
手に取るお客さんの反応が今から楽しみです。

6月26日には1日ギャラリーに在廊して、
フローソーを紹介してくださった、
スウェーデン在住の明知憲威さんを、
リモートでつなぐトークイベントもあります。
こんな時期なので北欧の気持ちいい空気を
たくさん感じてもらえるようなお話になりそうです。
オンラインでも受付中です。

日本がジメジメしている今日この頃、
北欧ではミッドサマーのシーズンで、
あの暑くも寒くもない、気持ちの良い肌感は
湿度で息苦しいこの時期の日本とは真逆の世界。
夏の北欧の旅をリピートする人は
あの肌感を忘れられないんだろうなー。
まずは気候が似ている日本の北欧？
札幌でお待ちしていまーす。