先月と変わらず、ステイでホームな１ヶ月だったので、
90%ぐらいは家にいたかなー。
コロナ前から家族以外とは、
飲みに行ったり出歩くこともほとんどなく、
仕事があれば打ち合せで出かけるぐらいの、
基本引きこもっているような生活スタイルだったので、
家にずっといてくださいと言われても、
それほど苦にはしないだろうと思っていましたが、
イライラする自分に気がついたり、目眩がしたりで、
自由が約束されていたからこその
不自由の許容だったんだと思い知らされております。

２ヶ月ほど幼稚園もお休みで、子供との時間が増える中、
ある朝、４歳の長女が家にいないことに気がついて
肝を冷やした日がありました。
200メートルほど離れたところに住む
親戚の家に一人で歩いていったみたいで
住宅街の中の小さな通り道ではありましたが、
車も時々通るので、思い返してもぞっとします。
訳を聞くと、大好きな従兄弟に会いに行ったとのことで、
従兄弟の名前はそうすけ君といい、
おそらく前日DVDで観た「崖の上のポニョ」の影響で、
自分がポニョになったつもりで、漢字は違うけど、
宗介に会いに行ったのかもしれません。
映画と同じく、大人がポニョに翻弄される気分を
リアルに体験させてもらいました。
こちらの不注意ですが、もう最後にしてほしい‥‥。

子供が作る抽象的なレゴの造形や
欠陥建築すぎる段ボールのお家、
オリジナルでアホな創作ソングと
体に悪そうなダンスの独創的な世界、
簡単に大人の想像を超えていくことに、日々驚かされ
自分がやりたいことのためには泣き叫び、
それを叶えんとするエネルギーの破壊力、
今のようにこちらの心に余裕がなく疲れ気味だと、
ポニョ事件のような、ハードな出来事に対峙すると
受け止める力も弱々しく、
親子双方、崖の上でフラフラですが、
先行き不透明で自暴自棄になりがちなときに、
子供の存在は、家族で生きていくための
モチベーションになってるのは間違いないです。
ちょっとイライラして、ときどき腹立つけど、
ありがとう、子供！　すごいな、子供！　
深呼吸して、今日もまず１日、がんばるぞ。