ほぼ日カルチャん

ヤシキ版画展2020

ミュージアム

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人はたった2か月で特技をつくれる。

ツルキ

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自粛期間中、おうち時間を利用して
ふだんやらないようなことをした人、
多かったのではないでしょうか。

M-1グランプリ決勝にも進出した
ニューヨークの屋敷さんがはじめたのは、版画でした。
突然自身を彫った版画をTwitterに載せたのが4月頭。
そこから約2か月、毎日版画に取り組んだ結果、
個展『ヤシキ版画展2020』が
開催されるまでに至った、というわけです。

さっそく、
日々バラエティ番組情報の交換を行っている
お笑いファン4人(モギ、おーたか、スギモト、ツルキ)で
行ってきました。

展示されているのは60点あまりの版画や原版、原画。
「こいつ時間があるんやな、と一撃で伝わるから
版画を選んだ」とご本人も言っていましたが、
これだけの作品がずらりと並ぶ風景には、
たしかに時間の蓄積が見えました。

たった2か月のあいだに
めきめき腕をあげていくさまが見えて、
それはもう爽快なほど。
自分自身を含め、
版画を始めた頃と最近とで
同じモチーフを二度彫っているものがいくつかあって、
その変化も面白いんです。

題材の多くは、自分のまわりの芸人さんたち。
それぞれの表情がまた、
ほんとうに魅力的。
作品を通して浮き彫りになるのは、
屋敷さんの、それぞれの芸人さんに対する
まなざしなんですよね。

人は大人になっても
毎日何かを続けることで上達できるんだってことと、
対象への思いが作品に出るんだなってことに
はからずも気付かされる展示でした。

▲会場と同じビルにあるよしもと∞ホールの入口に飾られているポスター。ニューヨークは若手のエースです。

基本情報

ヤシキ版画展2020

会期:2020年7月18日(土)~31日(木)
時間:平日17:00~21:00
土日祝13:00~21:00

会場:ヨシモト∞ドーム ステージⅡ
料金:入場無料・予約フォームはこちら
※空きがある場合は当日入場可