「2000年からは声です。」
あけましておめでとうございます。
いま休火山にいます楠ですが、
マグマの激しい動きを身体の深いところに感じています。
2000年には、いろいろなところで、
これまで休火山と思われていたようなものが
新たな活動を開始するのではないでしょうか。
例えば、ぼくです。
2000年の4月には、CDでの音声だけの雑誌を創刊します。
名前はいま検討中です。
季刊ですが、それとは別に年2回の特別企画号も
予定しています。
みなさんには、活字とは違い、音と声のことばで
新しい表現の世界を味わっていただきたいと思っています。
動画や写真、イラストなどの視覚情報がないことで、
活字も声のことばも読者の想像力を刺激することでは
同じではないでしょうか。
一見時代に反した動きのように思われるかも知れませんが、
とんでもありません。
そこに面白い表現の可能性があると考えてします。
とにかく面白くします。楽しんでもらいます、
といったように。
もちろん、『ほぼ日』での新たな動きも予定しています。
日常の音や声に「詩」を探すというものです。
また、糸井重里さんに朗読ボクサーとして
「詩のボクシング」のエキジビションマッチに
出場していただく計画もあります。
出場していただけるかどうかが2000年の課題ですが、
「きっとうまく行くでしょう」というのが
2000年のぼくの方針です。
その時には、みなさん是非観戦にいらして下さい。
楠かつのり
|