15日目：「ガードマン登場。」

カミサマ：
やっと風邪が治ったー♪
病院で思ってたけど
コーヒーは育つと葉っぱが増えるのに
人間は育っても腕とか増えないよね。
ちいさな赤ん坊にも指とかみっちりついてるの。
かわいかったなあ…。

葉ブラシが育つのなら、私の大切な新品
「弐千円札」も育ててみる気はないですか？
ねえ、カミサマあん〜。お・ね・が・い・♪
（はらっぱ）

カミサマ：
そんな甘い声だして…この状態から推測するに
小さな２千円札がでてくるのがオチですよ、きっと。

おれには、歯ブラシが取られないのが分かって、
「バンザイ」しているように見えるよう。
（pino）

カミサマ、コーヒーの木の枝からは
コーヒー豆が取れますよね。
ということは歯ブラシの枝からは
歯ブラシ豆が取れるのではありませんか？
（Ｔ．Ａ）

かみさま　かみさま　はぶらしちょうだい。
私は豪華なマブチモーター持ってんの、
けど、モーターだけじゃあつまんない。
はぶらしにモーターつけて、
でんどうはぶらしにしちゃいます。どう？
みだしなみはだいじでしょ。
（まくらこ）

カミサマ：
まったく、けっこう歯ブラシの枝は人気者だなぁ。
歯ブラシ豆って…
みんな、コーヒーを育てたくはないのか！？
カミサマはコーヒーでパーティーをひらきたいの！

これ以上、みんなのコーヒーの木を
勝手に持って行かれるわけにもいかないし…
あ。ちょうどいいメッセージが届いてるよ。

突然のお手紙で失礼致します。
カミサマ、僕は捨てられたペットボトルです。
キャップは外されず、商品ラベルもついたまま、
コンビニの店頭に戻してもらうこともなく、
燃えないゴミの日に出され回収もされない、
しかも２リットルの、邪魔なペットボトルです。
今の僕は文字どおり社会のゴミです。

かみさま、どうか、僕に水を注いでぐださい。
花を食べようとか葉っぱを弄ぼうとか、
いけないことを考えているいたずら猫たちから
守ってみせます。
（梅四ヒイ）

カミサマ：
ああ。リサイクルの輪廻からおちこぼれてしまった
健気なペットボトルよ…。よしカミサマ、約束しよう！
いつの日かコーヒー豆がたわわに実ったら
きみの頭のてっぺんまで２リットル、コーヒーをつめて
またキラキラ光るショーケースの中に帰してあげるから。

それまではこれをからんからんと中にいれて
コーヒー庭園の片隅で【ガードマン】になってくれないかなあ。
あやしい人がきたらころころ転がりまわってほしいんだ。

カミサマ：
へえー。葉っぱ通知ならいいのにね。
ちょうど１枚、左のワンツーのとこにでてきた葉っぱ。
まだ持ち主いないから"さいゆ"にあげましょう。
コーヒー庭園から、のどかさのおすそ分けですよー。

カミサマ、さいきんすっごく寒くなってきたよ〜！
だから、こないだ「そろそろ学校にマフラーしてくべ。」
と思ってマフラーを出してみたらぁーっ！！
私のお気に入りのふわふわのマフラーに
無数の虫食いの穴がっ！シクシクシク…。
カミサマも虫食いだけはゼッタイお気をつけを（泣）
マフラーしてても寒いぜ。
（とっぺ）

カミサマ：
あはは。通気性のいいマフラーはやだなあ。
そうだね、そろそろ花が咲いたら
コーヒーも虫に気をつけなくっちゃ。
なんか防虫するいいアイデアないかなあ。

カミサマってタイヘンだなぁ。
みんなに、いろんなものをわけあたえてって、
おかあさんにいったらね。
かみさまは、みんなにモノやキセキなんかをあげるけど、
みんなからあったかーいキモチを
もらえるからいいんだっていってたよ。

でもね、やっぱり、タイヘンだなぁ。
ワルイひとがいてもゆるしてあげなくちゃいけないなんて。
おかあさんなら、ペンってして、おこるよ。

でね。カミサマに、クリスマスにははやいけど、
プレゼントをあげます。
ゆかにちらかったメモをかたずけるためのバインダだよ。
おかあさん、いつも、おかたづけしなさいって怒るから、
おかあさんにおこられないように、プレゼントします。
わたしも、みんなになにかをわけてあげられるひとになりたいな。
（えびっこ）

カミサマ：
わーありがとう！！カミサマが逆に
プレゼントをもらえるなんて思わなかった…うれしい。
さっそくメモ、バインダーできれいに整頓したよ。
ほらみてみて！（→整頓されたメモ）
これ、みんなもチェックしやすくなっていいねー。
このコーヒーの木、もうこんなにたくさんの人がシェアしてるんだ。

そうだ。"えびっこ"にはいま、持ち主がいない
【左の小枝】をわけてあげるね。
この左上に伸びてきた小さい枝のとこさ。

カミサマ：
しかしコーヒー庭園にくると、
バインダーをもらったり、ペットボトルがやってきたり…
いつも想像もしない出会いがあるなあ。

じゃ、ガードマン、よろしくね。
みんな、 また明日！