怪・その24

「閉め切った雨戸」

ほぼ日の怪談を読むたびに思い出します。

今から25年前。
お盆で両親は実家に帰っており、
私と愛犬とで留守番をしてました。

家は結構広い、庭付きの一軒家でした。

防犯のためもあり、
ステンレス製の蛇腹の雨戸を閉め、
窓にも鍵をかけ、
カーテンをひいたリビングで
エアコンをきかせて、
テレビをみていました。

夜10時頃でしょうか。

突然雨戸が
ガンガンガンガンとなりました。

それはまるで
棒切れを持って歩きながら
雨戸を左から右へ
なぞっているような音でした。

えっ?!
なんでなんで???

窓から垣根まで
3メートル以上ありますし、
ましてや道路にも面していません。

人がいたずらをできるはずありません。

と思っていたら、
今度は閉め切った窓とカーテンの間で
まるで蛇がうねるように
カーテンが右下から左上にと
うねっていきました。

何が起こっているのわからず、
かといって
カーテンをめくる勇気もないまま、
愛犬を抱えたままで
朝まですごしました。

何かの動物だったのでしょうか?

でも窓は閉め切っていたし‥‥。

(M)

こわいね!
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2019-08-20-TUE