怪・その35

「肩から飛んでいく」

10年以上前の事です。

自宅から車で30分程の所にある夫の実家へ
大晦日に、年越しの片付けに行きました。

田舎の大きな家によくある、
まあ、片付いていない家でして、
思ったよりも大変で、
疲れて帰って来ました。

翌朝、初詣を済ませてから
また実家に向かおうと、
大勢の人で賑わう参道の

鳥居をくぐったかなというとき、

左の肩が急に軽くなり、

思わず振り向き、空を見上げました。

なんか飛んでった、という感じです。

たとえると肩に鳩ぐらいの鳥がとまっていて
急にとびたったような。

この人混みで、
神社の鳩が肩にとまっていたなんて
ありえない。
そしてなぜか、
昨日からの疲れも飛んで行きました。

ただの片付け疲れではなかったんだなぁ。

後日、この手の話に詳しい方に
話したら「あなた巫女さんになれるよ。」と
笑われました。

実家の片付けが話題になる昨今、
皆様もお気をつけ下さいませ。

(あ〜ちゃん)

こわいね!
Fearbookのランキングを見る
2018-08-12-SUN