愛と涙の父親参観的座談会?!

第4回 お父さんが必ずする話。

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ほぼ日 お父さんがよくする武勇伝や
自慢話についてはどうですか。
繰り返しされて、もう聞き飽きたよ、
っていう話ありますか?

賢作
武勇伝じゃないけど、最近よくする話だと、
『ギルバート・グレイプ』って映画あるでしょう?
ジョニー・デップが、
恋人のジュリエット・ルイスに訊かれるの。
「あなたは大人になったら
 どういう人間になりたいの?」って。
ジョニー・デップが、
「僕はね、良い人間になりたい」って答えるんです。
それがいい!と、父はよく言いますね。
それを聞いて、僕もすごく良い話だな、って思って。
もう1回観ようと思ってるんだけど。

なんか、谷川俊太郎がポロッと言うとね、
なんか、ああ、良い人間であるっていうのは
基本かな?って思って影響を受けてしまいますね。
僕もポロッといいことを
言ってやろうと思うんだけどさ、
ちょっと僕はキャラクター的に違うかなー(笑)。


さとみ
やっぱり、そういうときは
お父さんっていう意識っていうより、
谷川俊太郎だって思ってお話しを聞かれるんですか。

賢作
そう。ほんとに僕はそうですね。
応援団長であり、ライバルだと思ってます。
一緒にステージにいるときは特に。
子どもが前に座っててさ、
すぐ、「おなら」とか「おしっこ」とか、
そういう詩を読むから、子どもがワーッて笑うわけ。
嫉妬するもん、それで。
クッソー、受けてるよ、こいつって(笑)。

るか
同性同士、男の人だと、
やっぱりそうなるんですかね。

賢作
なんかね、今度、自分でもピアノ弾いて
笑わせたくなるんですよ。
だから、「千と千尋の神隠し」を
フリー・ジャズで弾いたりして。
でも、そうするとみんな笑わずに、
口ポカンと開けちゃうね(笑)。


るか
谷川さんって今もすごくお元気ですけど、
俺は若けえ頃はよー、っていうような話は
ないですか?

賢作
そう言えば、ポロッとさ、
「俺、そういえば昔ベルリンでレンタカー借りて、
 ミュンヘンで捨てて、どうしたんだっけな?」とか
「俺ね、ドイツは若い頃ね、自分でレンタカーで
 回ったんだ」とか言いますね。
みんなを自分の会話にひきつけて、とかじゃなく、
なんか、口の端っこからポロッと言うからさ、
あんまり武勇伝に聞こえないんだけど(笑)。

ほぼ日 淡々としてらっしゃるんですよね。

賢作
淡々としてます。
でも、よく考えると凄いと思うんだよね。
小沢征爾さんがスクーターで行ったのも
凄いと思うけど、うちのおやじも、
交流基金とかフェローシップで行って
見知らぬ国で勝手にレンタカーしてさ、
グルグル回るなんて、すげーじゃん、
って思ったんだけど。

さとみ
今でもすごいですよね、
いろんなところに行ってらっしゃる。

賢作
そうですねー。好奇心旺盛ですよね、彼は。
それから、すぐに、
「それは何だ」って知りたい人。
で、よくあったことなんだけど、
家族で食事してるじゃないですか、小さいころ。
で、なんか疑問点があるわけね、話しててね。
フランスとドイツとイタリアって、
どう並んでたっけ?っていうとさ、
その場で食事中断で、百科事典持って来るんですよ、
ダダダダダって。
平凡社百科事典、ダダダダダダッ!みたいな。
もう食事中断で調べ始めちゃってさ。

るか
インターネットができて良かったですよね(笑)。

賢作
良かったよねー。
今だったらもう、完全にコンピューターの前に
行くでしょうね、ダダダダダダッてね。
うん、すごいやっぱり好奇心旺盛な人だな。
機械もの強いしね、彼は。
「見せて」っていって、説明もしないのに
自分でいじり倒すみたいな。

るかさんのお父さんも武勇伝ありそうだね!

るか
うちは、繰り返しする話とかはね、ないなあ。
旬の話をするだけで。
なんかね、うちのお父さんはやっぱり、
自分でなんでも作っちゃたって話が多いかな。
最近は、なんかだんだん規模が大っきくなってきて。
「雪が降るから雪かきのために、
 除雪車を作ったんだよ」
って。

溶接機とかね、なんでも持ってるんですよ、
とにかく。
で、自分ちの雪をどかすために、除雪車を作った。
それがなかなか使えるものだったみたいで、
自分ちの雪がすぐなくなっちゃうと
つまんなくなっちゃったもんだから、
周りにある別荘の雪を全部どかしにかかって(笑)。

賢作
ありがたいなあー!

るか
で、本人は、嬉しくってやってるだけなんだけど、
周りの人は、「ありがとうございます!」って。
冬にね、遊びに行ったら、
草加煎餅とか、各地方のお菓子が
すごいいっぱい並んでて、
「どうしたの?これ」って言ったら、
別荘地だから、いろんな地方の人たちがいるから、
みなさん持ってきてれるんだよって(笑)。

さとみ
北の国からチックですねー。
ほぼ日 ひとりホームセンターみたいな(笑)。

賢作
あんまり、相談とかしない人?

るか
しないですよ、誰にも。

賢作
それ、俺、似てる。うん。
もっと、ぜんぜん話が小さいけど。

るか
いや、もう小っちゃいんだか大っきいんだか、
よくわからないですよ(笑)。

昔っから何でも勝手に作られてましたね。
うちね、トイレも普通の
小っちゃいトイレだったんですけど、
お父さんがトイレ長く入って、
その間に考え事するっていうのが、
なんか習慣だったらしく、
トイレにもちゃんとね、
書斎のように机が壁に沿ってできてた。

あんだ
トイレか書斎かどっちなんですか、それは!(笑)

るか
で、電話がなぜかそこに付けてあって(笑)。

そこまでやるんだ!

るか
で、最初はお父さんが、
そこをちょっと書斎代わりにして、
電話も使えるっていうことにしたんですけど、
わたしたちが大っきくなって、
隠れてしたい電話をそこでするようになったのね。
そしたら、すっごい怒り始めて(笑)。

電話は取られちゃったの?

るか
ちゃんと取りつけちゃってるから、
外れないようになっていて、
もう引っ越したけど、
引っ越すまではありましたよ。
なんでも作っちゃうんですよねえ。

すごいなあ。
で、今は、もうお一人で
ずっと山梨にいらっしゃるんですか?

るか
うん、ひたすらいろんなものを作り続けてます。
ほぼ日 お母さんは、普通に接してるんですか?

るか
お母さんは、ま、それもまた普通じゃないんで、
あんまり聞かないで下さい(笑)。
お父さんもお母さんも極端な人たちなんで。

さとみ
結婚しようってなったときの話、
知りたいですね。

るか
高校生の時からつき合ってて、お家が近所で、
っていう話しか聞いたことがないんですけど、
も、それはね、あんまりね、
聞いちゃいけないっていうか、
聞きたくないっていうか(笑)。
 
<あさってに、つづきます!>   

★読者メール紹介!★
私の父は、ものすごくきっちりした人です。
大学ノートに、
1.朝5時起床 から2.夜23時就寝まで
すべて自分の行動を書き込んで、
寝る前に全部チェックして寝ています。
その名も「計画帳」
それが20年分、100冊以上あるんです。
小さい頃、私もやらされそうになりましたが、
そんな面倒くさいことできるか!狂ってる!と、
必死で抵抗していたものです。
時は流れ、私も社会人になりました。
母に似て自分はおおざっぱな性格だと
思っていたのに、
今では全てのことをメモに取り、
きっちりノートに整理している
几帳面な私がいます。
母が、
「あんたの字、お父さんの
 ちっこーい字にそっくりよ」

とため息をつきます。
父は、
「ほらな、やっぱ書いてるうちに
 頭がすっきりするから
 いいんだよ」と地味に嬉しそうです。
娘って、やっぱり父に似てくるのかも
しれないですねえ・・・・・・
(豆ヒヨコ)

おそるべし「計画帳」!
その計画どおり行かなかったときは
どうされていたんでしょうか、
豆ヒヨコさんのお父さん!
ある意味、もうそれは「未来日記」ですね。
わたしも、地方出身なので、
「東京で行きたいところ帳」は
持っていますが、確かにそれは
すぐに課題を出したがる父譲りのような
気がします。気をつけようっと。
(さとみ)


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私は小・中・高と毎年県の書道展ではいつも
金賞とか銀賞とか特別賞とかを必ずもらっていました。
でも書道塾に通っていたわけではありません。
実は父が書き初めにすごい執念を燃やしている人で、
毎年必ず書き初めの稽古を受けていました。
「書き初めは必ず
 三日にかくもんだ」

といわれ、8畳の和室に父と二人きり、
上手く書けるまで何時間でもこもらされました。
普段はちびまるこちゃんの父ヒロシのような父でしたが、
コトが書き初めとなるとその性格は豹変し、
毎年正月は泣きながら書き初めを書く私でした。
足がしびれ、感覚はなくなり、嗚咽すさまじく、
でも半紙をよごさないよう目を見開いて
涙がこぼれぬように書いていると、
突然「よしッ!!」という父の声が。
ただでさえ豹変した父にビビリまくっていた私は、
全身で『ビクッ!!』。
でもよく泣いた年の書き初めほど金賞とってました
(たかりん)

おお!「課題好きパパ」続々登場ですね!
でも、たかりんさん、お父さんの期待通り、
授賞をされて素晴らしいですよね。
darlingが前にぽろっと、
「子どもよりは、ぜったいに自分のほうが
どうやったら失敗して
どうやったらうまくいくか
色々知ってるわけだから、
ついたくさん教えたくなっちゃうんだよねえ。
それを俺はできるだけガマンしてきたけど」
と言っておられました。
子どもに対するそれぞれの父の想いは、
やっぱり簡単には計れないなあと思う昨今です。
(さとみ)
★★★★★★

『ピノキオ』スペシャルエディション
 発売記念


「ゼペットさんとピノキオ」という、
父と子の愛情を描いた、1940年に生まれた名作
『ピノキオ』のビデオとDVDが
6月20日、スペシャルエディションで発売されます。
(『ピノキオ』って、じつは、
 お父さんが子供と観るには最高のストーリーなんですよ!
 『ピノキオ』について、くわしくは、
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『ピノキオ』の発売を記念して、
この「お父さんと、いっしょ。」の連載が
更新されるたびに1名さまに
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倉敷市の ぴよこさまです!
たくさんのご応募ありがとうございました!
毎回更新毎に抽選しますので、
ふるってご応募ください!

プレゼントご希望の方は、
メールの表題に「ピノキオ」と書いて、
●氏名
●住所
●ご連絡先電話番号
と、「お父さんと、いっしょ。」への感想を
ひと言お書き添えのうえ、
pino@1101.comまでメールにてご応募くださいね。

応募しめきりは、「お父さんと、いっしょ。」の
 連載が更新された日の翌日の、午前11時となります。
(たとえば、5月28日水曜日に連載が更新された場合は、
 5月29日木曜日午前11時が
 プレゼント応募しめきり時間となります。
 つまり、連載が更新されてから、まる24時間が
 ご応募の期間となります)
※ご応募プレゼントの発送は6月20日以降となります。
 ご了承くださいませ。
 当選された方の発表は、
 次回更新のこのページで行ないます。
※応募メールにお書きくださいました感想は、
 「お父さんと、いっしょ。」をはじめとする
 ほぼ日刊イトイ新聞のページのなかで
 紹介させていただくことがあります。

2003-06-02-MON

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