おとなの小論文教室。

受験のテクニックとして、小論文の書き方を勉強した?
その後は、ナイスなテキストを書いていますか?
考えること伝えることの愉快を、ここで味わいましょう。
ありがたいことに、小論文というものを
考えたり、たのしんだり、たくさん読んできた
カジュアルで優しい先生がいるんです。
さぁ、山田ズーニー先生、お願いしまーす。

Lesson1059
読者の声
-クリエイティブに定年なし

いくつになっても人は、
クリエイティブを求める、切実に。

家族の死に、
心ここにあらずだった母を、
呼び覚ましたのは、パッチワークだった。

昔から、布が大好きな母は、
生地を見ている時、触っている時、
頭の中を、これまで縫ったものや、
これから創ってみたいものや、
自分ではつくれない想像上の作品が、
湧きあがる、駆け巡る。

その瞬間、母は、しがらみから解き放たれ、
時を忘れ、きらきらと命を輝かせる。

「自由」、なのだ。

そんな母への想いを書いた先週の
「クリエイティブに定年なし」に、
読者から続々と、
想いのこもったおたよりが届いた!

………………………………………

<大工をしてる父のこと>

ほぼ日刊イトイ新聞のトップページの
「クリエイティブに定年なし。」
という言葉が目にとまり、読みました。

大工をしている父のことが心に浮かびました。

少し前に体調を崩して
仕事ができない時期があったのですが、
手術をしたら回復して、
今は嬉しそうに仕事に行っている
と母が言っていました。

「父にとって、大工の仕事がクリエイティブ
なのかもしれない」

人生の折り返し地点を、
きっとかなり前に通り過ぎた私も、

私だけの『クリエイティブ』を握りしめよう。

(T)

………………………………………

ズーニーです。

お父さまにとって、
大工の仕事がクリエイティブ。

本当にそう思います。創造的、
そして尊い、かけがえのない「職」。

………………………………………

<大好きなことに助けられて>

とても感動しました。
私もお母様に元気づけられたような気がして、
何度も読み返してしまいます。

私自身、
「大好きな楽器演奏」に
随分と助けられてきました。

好きな事ができる環境が目の前にあったら、
どれだけ落ち込んでても
やらないわけにはいかない。

その時だけでも元気にならないと
しょうがないんですよね。

大好きな事の大切さに、改めて気づかされました。

(ゴマのり)

………………………………………

ズーニーです。

人生に「楽器演奏」がある。
なんと豊かな!

打ちひしがれた時、音楽は、
聴くのも、奏でるのも、支えになる。

奏でることのできる人は、
比例して聴く力もどんどん増していって、

聴く、と、奏でる、
両方が響き合ってクリエイティブがやまない。
いいなあ。

………………………………………

<がくんと元気がなくなっても>

涙が出ました。
あー、生きるってこういうことだよね。

更年期真っ只中の50歳のわたしは、
自分の今がとても重なりました。

手を動かして物を作ったり、
縫ったり、編んだり、
布の美しさを愛でたりするのが好きなのも、
お母様と似ているかもしれません。

お母様がすこしずつ元気を蓄え、
キラキラしながらお話される様子は、
ほんとうに素敵で、感動しました。

「いったんぐんと元気が少なくなっても、
すこしずつ元気になっていく」

私の行く先の景色の予想図に、
今のお母様の景色が、
お手本の事例としてある感じで、
とても勇気をもつことができました。

おいしく食事をいただき、
たあいもないことに楽しみや喜びを感じ、
気持ちよく眠ることができる
毎日になりますように。

(いまの景色)

………………………………………

ズーニーです。

ほんとうにそう。
人は元気がなくなるとき、「がくん」、と。

でも、立ち直る時は決まって、
「すこしずつ」、なんですよね。

すこしずつ、
波もあって後退する日もありつつ、
何度も、何度も、人は立ち直る、
元気になる!

母を見て、そう想います。

………………………………………

<仕事を辞めた今も、朝は、>

雨ですよ。

さぶいですよ。

もう、仕事は辞めてるから
「毎日が日曜日」って言われそうですが、

朝は6:00くらいには自然と目が覚めます。

身体は正直です。

「働いていたときとおんなじじゃん」
とか思って我ながらあきれました。

朝食後に朝ドラ見てたら
なんだか眠くなって、
こたつで寝ると風邪ひくなぁと思いつつ、
ベッドで横になっていたら
気がついたら10:00でした‥‥。
究極の二度寝です。

気持ちいいもんです。

雨だから、外に出ないで過ごしました。
散歩もなしです。

休んでいるときもなんだか疲れはあるんですね?

いまは、まだ少し
緊張感はなくせない生活だから、
そのせいかもしれません。

じぶんに「問いをたててる」。

そんな感じです。

最近、インスタグラムを始めました。

朝の日の出や、朝焼けを、
写真に撮って、
定点観測的にのせています。

わりと反応がありますねぇ。

常連さんができました。

おもしろいもんです。

(Takashi)

………………………………………

ズーニーです。

書き出しがいいなあ。

雨を感じ、
自分に問いを立て、
写真で想いを表現し、
SNSで外の世界に響かせる。

クリエイティブの芽をひたひたと感じます。

………………………………………

<戻れる場所>

命の輝きが戻られるさまが綴られていました。

お母様には居場所がきちんとあったという発見。

人間には、
いっときその場から離れていても、
また戻れる場所があるという体験。

また、このような地縁血縁の有り難さ、
日ごろ面倒だと思われているお付き合いの大切さ、
今までどのように生活してきたのかが
手にとるように伝わってきました。

私も老いた親と暮らしているので、
とても励みになりました。

(R)

………………………………………

ズーニーです。

「母に戻れる居場所がきちんとあった、
いままでどのように生活してきたかが
手に取るようにわかった」

というご理解が、的を射すぎて、
じーんとしました。

何十人と、母に会いに来て、
そして話していく親戚や近隣の人々、
そのようすから、

母がいかに人から好かれているか、
母がいかにこれまで人を大切にしてきたか、

いまさら気づいて、打たれる気持ちでした。

クリエイティブに定年なし。

この人間関係こそ、
母がこれまでの人生をかけて編み上げた
最高傑作だと私は思います。

ここに採り上げられなかったみなさんも、
想いのこもった言葉を、本当に、ほんとうに、
ありがとうございました!

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………………………………………………………………………

「おとなの小論文教室。」を読んでのご意見、ご感想を
ぜひお送りください
題名を「山田ズーニーさんへ」として、
postman@1101.com までメールでお送りくださいね。
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または山田ズーニーの本を出している出版社に
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お問い合せ 金城学院大学 入試広報部
TEL:0120-33-1791 Mail:nyushi@kinjo-u.ac.jp


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TEL:0120-33-1791  Mail:nyushi@kinjo-u.ac.jp


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【満員御礼!】この講座は満席になりました。
キャンセル待ちも締め切りました。
たくさんのお申込みありがとうございました。

宣伝会議 表現力養成コース

編集・ライター養成講座20周年記念講座

山田ズーニー専門クラス
——–伝わる・揺さぶる!文章を書く

山田ズーニーです。
私は、これまで北は北海道から南は鹿児島まで、
大学・高校生から
ビジネスマン・プロのライターから作家まで
幅広い層に、数えきれないほど表現講座を開いてきました。
その原型が生まれたのが、
宣伝会議の編集・ライター養成講座でした。
現在も講師をつとめており、毎回、
受講者に次のような声をいただき手ごたえを感じています。

 

・自分の想いの根幹を探るという経験を
こんなにじっくりと時間をかけてやったことはなかった、
得難い経験でした。

・終了したとき、この講義の意図が
身体にしみわたるように理解できた。
コミュニケ―ションが苦手だったが、
非常に楽しく有意義に受講できた。

・自己開示が苦手だったが、一気に開くことができた。

・現実の出来事を多角的に見て、表現のヒントを探すことは
全ての実務に活かせると思います。

・自分の可能性を信じようと思えた。
自分はつまらない人間ではない。

今回20周年を記念して、ご担当者の、
「この先を行く特別な講座をひらきたい。
表現力をつけたい気持ちはあるものの、
そもそも自分に伝えたいことはあるのか、
と悩む人も多く、その人たちに、
自分を貫くテーマを発見したり、
相手の心に響くように伝えるコミュニケーション力を
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という志に共感しました。
2時間×12コマで、
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相手に伝わる表現、社会に説得力を持って書く、
さらに、自分にしか書けない主題を発見して書く!
までを責任を持ってサポートします。
ひとりでは気づけない自分の潜在力も、
多彩な仲間とともに引き出しあえるから開花します!
表現を通して他の受講者と心底通じ合える
「感動」の授業です。
心を揺さぶる文章を書きに、ぜひ、来てください。

あなたには書く力がある。

●詳細・お申し込み・お問い合わせは、すべて
こちらのページから
(株)宣伝会議 教育事業部 担当:小林Tel.03-3475-3030まで
*「ほぼ日」へのお問い合わせはしないでください。
*コラムの感想メールでお問い合わせはしないでください。


表現して人とつながる勇気のレッスン!



『理解という名の愛がほしい。』
河出文庫

会社を辞めた私がツラかったのは、まわりが
平日の昼間うろうろしている
無職のおばさんと見ることだった。

それまで仕事をがんばって経験を積んできた
他ならぬ私をわかってほしい。

この発想・考え・想い・感性が、
かけがえなく必要とされたい。

理解という名の愛がほしい。

「理解されたいなら、自分を表現しなきゃだめだ。」

やっとそう気づいた私は、
インターネットの大海原で
人生はじめての表現へ漕ぎ出した。


山田ズーニーワークショップ満員御礼!

いったんウェイトリストを締め切ります。

2017年6月開講したワークショップ型実践講座
「伝わる・響く!言葉の表現力をつける」
にたくさんのお申込みをありがとうございました。

大好評で即日満席、
2期、3期、4期と増設するも追いつかず、
1年待ちのウェイトリストのみ受け付けておりましたが、
現在までに12期分のお申込みがあり、
2年待ち以上の方が出てくる見込みが強くなりました。

責任を持って対応するため、
ここでいったんウェイトリストを締め切ります。

言葉の表現力をつけたいと
申し込んでくださった方々の想いを大切に
受け入れを進めてまいります。

 

●この講座に対するすべてのお問い合わせはこちらへ。

お問い合わせ先 
毎日文化センター東京 TEL03-3213-4768

http://www.mainichi-ks.co.jp/m-culture/each.html?id=699

2018年以降、東京開催、詳細未定、1年待ち。

*「ほぼ日」へのお問い合わせはしないでください。
*コラムの感想メールでお問い合わせはしないでください。

 

ワークショップ型実践講座
「伝わる・響く!言葉の表現力をつける」

――3回で一生ものの書く力・話す力が育つ

書くことによって、人は考える。
自分の内面を言葉で深く正しく理解する。
そのことにより、納得のいく選択ができるようになり、
意志が芽生える。

さらに、

言いたいことを、相手に響くように伝えられるようになる。
インターネット時代に、広く社会に
説得力を持って自分の考えを発信できるようになる。

書く力=想い言葉で表現するチカラを鍛えれば、
自分を知り、自分を表現することができる。

自分の想う人生を、この現実に書いて創っていける。

あなたには表現力がある。

山田ズーニーワークショップ型実践講座、
2017年6月東京で開講しました!


「おとなの小論文教室。」を読んでのご意見、ご感想を
ぜひお送りください
題名を「山田ズーニーさんへ」として、
postman@1101.comまでメールでお送りくださいね。

注:講演など仕事の依頼メールは、
上記アドレスに送らないでください。
山田ズーニーのtwitter(@zoonieyamada)に
直接ご連絡いただくか、
山田ズーニーの本を出している出版社に
連絡先をお問い合わせのうえで、
ご依頼くださいますようおねがいします。


★出演情報などお知らせのあるときは
 山田ズーニーのtwitter(@zoonieyamada)にも掲載します。



『半年で職場の星になる!
 働くためのコミュニケーション力』
 ちくま文庫

あなたが職場の星になる!コミュニケーション術の決定版。
一発で信頼される「人の話を聞く技術」、
わかりやすい報告・説明・指示の仕方、
職場の文書を「読む技術」、社会人としてメールを「書く技術」。
「上司を説得」するチカラ、通じる「お詫び」、クレーム対応、
好感をもたれる自己紹介・自己アピールのやり方。
人を動かし現場でリーダーシップを発揮する表現力から、
やる気が湧き・上司もうなる目標の立て方まで。
この1冊で仕事のフィールドで通じ合い、チームで成果を出していける!
自由はここにある!


ラジオで、山田ズーニーが、
『おかんの昼ごはん』について話しました!

録音版をぜひお聞きください。
「ラジオ版学問ノススメ」(2012年12月30日~)
 インターネット環境があれば、だれでもどこからでも
無料で聴けます。
 聴取サイトは、http://www.jfn.co.jp/susume/
 (MP3ダウンロードのボタンをクリックしてください)
 または、iTunesからのダウンロードとなります。


ほんとうにおかげさまで本になりました!
ありがとうございます!


『おかんの昼ごはん』河出書房新社
「親の老い」への哀しみをどう表現していいかわからない
私のような人は多いと思います。
読者と表現しあったこの本は、思い切り泣けたあと、
胸の奥が温かくなり、自分の進む道が見えてきます。
この本が出来上がったとき、おもわず本におじぎをし、
想いがこみ上げいつまでもいつまでも本に頭をさげていました。
大切な人への愛から生まれ、その先へ歩き出すための一冊です。



『「働きたくない」というあなたへ』河出書房新社
「あなたは社会に必要だ!」
ネットで大反響を巻き起こした、おとなの本気の仕事論。
あなたの“へその緒”が社会とつながる!



『新人諸君、半年黙って仕事せよ』
―フレッシュマンのためのコミュニケーション講座(筑摩書房)
私は新人に、「だいじょうぶだ」と伝えたい。
「あなたには、コミュニケーション力がある」と。
            ――山田ズーニー。



『人とつながる表現教室。』河出書房新社
おかげさまで「おとなの小論文教室。II」が文庫化されました!
文庫のために、「理解という名の愛がほしい」から改題し、
文庫オリジナルのあとがきも掲載しています。
山田はこれまで出したすべての本の中でこの本が最も好きです。



『おとなの進路教室。』河出書房新社
「自分らしい選択をしたい」とき、
「自分はこれでいいのか」がよぎるとき、
自分の考えのありかに気づかせてくれる一冊。
「おとなの小論文教室。」で
7年にわたり読者と響きあうようにして書かれた連載から
自分らしい進路を切りひらくをテーマに
選りすぐって再編集!



▲文庫版でました!
 あなたの表現がここからはじまる!

『おとなの小論文教室。』 (河出文庫)


ラジオ「おとなの進路教室。」
http://www.jfn.co.jp/otona/

おとなになっても進路に悩む。
就職、転職、結婚、退職……。
この番組では、
多彩なゲストを呼んで、「おとなの進路」を考える。
すでに成功してしまった人の
ありがたい話を聞くのではない。
まさに今、自分を生きようと
もがいている人の、現在進行形の悩み、
問題意識、ブレイクスルーの鍵を
聞くところに面白さがある。
インターネット、
ポッドキャスティングのラジオ番組です。



「依頼文」や「おわび状」も、就活の自己PRも
このシートを使えば言いたいことが書ける!
相手に通じる文章になる!

『考えるシート』文庫版、出ました。



『話すチカラをつくる本』
三笠書房

NHK教育テレビのテキストが文庫になりました!
いまさら聞けないコミュニケーションの基礎が
いちからわかるやさしい入門書。


『文庫版『あなたの話はなぜ「通じない」のか』
ちくま文庫

自分の想いがうまく相手に伝わらないと悩むときに、
ワンコインで手にする「通じ合う歓び」のコミュニケーション術!


『17歳は2回くる―おとなの小論文教室。III』
河出書房新社


『理解という名の愛が欲しいーおとなの小論文教室。II』
河出書房新社


『おとなの小論文教室。』
河出書房新社


『考えるシート』講談社


『あなたの話はなぜ「通じない」のか』
筑摩書房</small



『伝わる・揺さぶる!文章を書く』
PHP新書

内容紹介(PHP新書リードより)
お願い、お詫び、議事録、志望理由など、
私たちは日々、文章を書いている。
どんな小さなメモにも、
読み手がいて、目指す結果がある。
どうしたら誤解されずに想いを伝え、
読み手の気持ちを動かすことができるのだろう?
自分の頭で考え、他者と関わることの痛みと歓びを問いかける、
心を揺さぶる表現の技術。
(書き下ろし236ページ)



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