気象予報士的「アースボール」のたのしみ方。 気象予報士的「アースボール」のたのしみ方。
11月5日、ついに発売されました!
「ほぼ日のアースボール」のセカンドモデル。
もうチェックしていただきましたか?

見た目は、宇宙から見たそのままの地球。
アプリやタブレットをかざすと、
刻々と変化する地球の「今」が見えます。
台風の渦も、熱帯の雨も、アフリカの猛暑も、
ぜーんぶリアルタイムで見れちゃいます。
これがまた、ほんとうにすごい!
おそらく気象の専門家が見ても、
びっくりすると思うんです。

そこで、3人の気象予報士をお呼びして、
実際にアースボールを見ていただきました!
はたしてどんな反応になったのか‥‥。
全6回、どうぞおたのしみください。
ほぼ日のアースボール
05 アースボールの可能性。
写真
佐々木
アースボールがすごいのは、
こんなにもかんたんに全球のデータを
見れるところですよね。
気象のややこしい話を説明しなくても、
「地球一周、西から風が吹いてるよ」
ってビジュアルで見せられるんですから。
坂本
高校理科とか地学とか、
最初に地球の大気大循環を学ぶんです。
ハドレー循環とかフェレル循環とか。
そういうのって頭の中で
3Dにしてイメージするのが、
すごく大変だったんですよね。



でも、こういう地球儀が
小さいころから家にあったら、
地球ってこんな感じで風が吹いてて、
こんなふう雲は渦を巻くのかって、
勉強とかじゃなく覚えられそうですよね。
しかも、これってそんなに
高価なものじゃないんですよね?
──
本体は税込み3,960円です。
先ほどのアプリはすべて無料で使えます。
佐々木
なな、なんと!!
寺川
おぉぉぉぉー!
坂本
買っちゃいそうです(笑)。
写真
寺川
やっぱりお手軽さという意味でも、
家に置く価値はありますよね。
そもそも地球の衛星画像って、
そんなに珍しいわけじゃないけど、
そういうサイトにアクセスするのって、
われわれ気象予報士ぐらいなので。
ふだんから雲や雨のデータを、
ふらっと見に行く人っていないと思うんです。
佐々木
それはもう、そうでしょうね。
寺川
こういう地球儀があると、
地球そのものが身近になりますよね。
遠い国の天気やできごとが、
日本にもこうやって影響してるんだって、
そういうことが感じられる気がします。
いまの地球温暖化の問題とか、
異常気象の問題とかっていうのも、
もっと身近になるんじゃないかな。
というか、そういうきっかけをつくる
ツールになる可能性がありますよね。
──
そうなってくれたら、
ほんとうにうれしいですね。
写真
佐々木
アプリが無料ということは、
好きなコンテンツを自分で探して
ひとつずつダウンロードするんですか?
──
アプリは基本的にひとつです。
そのひとつの中にいろんなコンテンツが
入っているようなイメージです。
佐々木
ああ、なるほど。
じゃあ、もとになるアプリだけ
スマホに入れたらいいんですね。
──
はい。
佐々木
私、気象予報士スクールで
先生もやってるんですけど、
そういうところでも
ちょっと使ってみたいって思いました。
──
授業で使うってことですか?
佐々木
ただ、もし使うとしたら
気象予報士講座じゃなくて、
天気に興味のある人が集まる
カルチャースクールとかのほうが
相性はいいでしょうね。
ビジュアルで説明できるし、
なにより授業がたのしくなりそう。
写真
寺川
ビジュアルって大事ですもんね。
──
そもそも気象予報士の方って、
勉強のときに地球儀って使うんですか?
佐々木
いやー、使わないですね。
ああ、でも、もしアースボールで
3D表現ができたら使いたいかも(笑)。
──
3D、というと?
佐々木
いまのアースボールって、
平面画像を球体で表現していますが、
本来の雲というのは、
厚みや高さもある3Dなんです。
そういう高気圧と低気圧の違いみたいなことも
表現できるようになったら、
もう、予報士講座でもどこでも使えますね。
寺川
それはすごすぎますね(笑)。
私たちが頭の中で苦労してイメージしてるのが、
立体的に目の前で見られるわけですからね。
写真
坂本
そういうのって、
やろうと思ったらできるものなんですか?
──
技術的なことでいえば、できます。
ハドレー循環とかフェレル循環とか、
視覚的にデジタルで3D表現にするというのは、
ぜんぜん無理な話ではないですね。
坂本
そういう可能性があるってだけでも、
すごく夢は広がりますね。
寺川
ほんとそう思いますね。
テレビの世界もここ10年くらい、
見せ方という点では
そんなに大きな変化ってないんです。
ちょっとずつ進化はしてますが、
基本は2Dの天気図がベースです。
なので、そういう新しい技術が出てきたら、
みなさんの天気予報の見方とか、
関心の持ち方も変わってくるんでしょうね。
佐々木
学校教育もどんどんそういう方向に
なっていくかもしれないですね。
寺川
理科の補助ツールとして、
アースボールを使ってもいいですよね。
坂本
授業がたのしくなりそうですね。
写真
──
ちょっとこれは余談ですが、
じつはアプリの中のコンテンツで、
白地図を球体に貼り付けられる
というものがあるんです。
自分で書いた世界地図を
アースボールに貼り付けられます。
佐々木
そんなこともできるんですか(笑)。
──
これ、ぼくが描いたもので、
探検家マゼランの航海路を、
白地図上でなぞってみたんです。
こういう表現なんかは、
授業でも使えるんじゃないかなって。
写真
▲手描きの「世界一周航海路」をアースボールに映し出しています。
佐々木
これ、めちゃくちゃいいですね! 
ぜんぜん授業ができますよ。
これは平面の地図に描いたんですよね? 
紙に書いたものを貼り付けられる?
──
そうです。
坂本
はぁぁ、ほんとになんでもできますね。
寺川
これ、子どもにもいいですね。
自分で描いた地球が
スマホの中に出てくるんですから。
坂本
まさに子どものときに、
こういうのがほしかったです(笑)。
写真
(つづきます)
2020-11-23-MON
ほぼ日のアースボール