第52回 セミの仲間たち。

セミの鳴き始める季節になりましたね。
先日、九州に行ってきたのですが、
セミがたくさんいるのに驚きました。
セミの鳴声はもちろん、
昼間は、セミが突然、
ボトッと落ちてきたり(暑さのせい?)、
夜は夜で、顏にぶつかってきたり
セミの抜け殻があちらこちらにあったりと、
セミのオンパレードでしたよ。
みなさまのところはいかがですか?

本日は、そんなセミにまつわるメールを
写真とともに、ご紹介いたしますね。
では、どうぞ〜!




セミの抜け殻。

セミの抜け殻がありました。
そんなに珍しいものじゃないけど、
近くに翅の乾かないセミが
じっとしているのもときどき見かけます。
見慣れていて、通り過ぎてしまうのですが、
今日はじっくり見てみました。
いやー、よく見るとすごい、不思議、神秘‥‥。
と、思わず写真に撮ったので送ります!

(拡大)

(ぽっど)

セミの抜け殻って、
先日も九州で見かけましたし、
子どもの頃に見た記憶はあるものの、
そんなにまじまじと見たことはありませんでした。
でも、ぽっどさんが送ってくださった写真を見て、
そのあとセミの抜け殻をネットの画像検索で、
さらにじっくり見てみましたよ。

抜け殻を見れば、羽化したセミが
メスかオスか、何の種類かも判別できて、
しかもセミの種類からは、
その場所のおおまかな自然環境について
知ることもできるそうです。
夏休みの自由研究などには持ってこいですね〜。
生きているセミを捕まえるのは、
ちょっと難しかったり勇気がいるけど、
抜け殻なら、動かないから大丈夫!
夏休みを思い出しながら、
セミの抜け殻研究なんて、いかがでしょうか?
「虫博士たち。」への提出、お待ちしております!
(抜け殻の実物じゃなくて、
 レポートとか写真とかですよ!!)


カマキリでセミ?

暑くなり、虫嫌いにはつらい季節です。
先日窓辺にこんな虫がやってきました。
写真はピンボケですみませんが、
頭はカマキリのようで、翅はセミのようです。
大きさは7cmくらいでけっこう大きかったです。
みたこともない虫だったので気になりました。
だれか知っていたら教えてください。

(拡大)

(ムシキライ)

写真ではわからなかったのですが、
頭はカマキリで翅はセミのよう‥‥、
ということで、調べてみたところ、
カマキリモドキという虫がいることを発見。
ムシキライさん、下の画像検索で見てみてくださいね。
全国の虫博士のみなさま、いかがでしょうか?
もしわかったら教えてくださいね。


白い綿埃のような、
ベッコウハゴロモの幼虫。


こんにちは。
虫博士、嬉しく時々覗いています。
「ああ語りたい」気持ちになったので
メールいたします。

おととい夫が、壁の一点を注視していたので、
「どうしたの?」と、一緒になって見てみると、
白い綿埃のようなものが動いていました。
夫がガラスのコップで捕獲したそれには、脚が6本。
昆虫のお尻からタンポポの綿毛が生えてる?

「わたしの知っている昆虫の中では、
 セミに1番似ている。カメムシにも似てる」
と、結論を出して調べてみました。

どうもベッコウハゴロモの幼虫みたいです。
やっぱり半翅目(セミ・カメムシの仲間)らしく、
成虫はセミを小さくしたような感じ。
「見ただけでセミの仲間だって
 分かるなんてすごいね」
と、夫に褒められちゃいました。うふ。

それにしても不思議な昆虫です、ハゴロモ。
この綿毛、成虫になるときには
どこへ消えるのでしょう?
せっかくだから撮った写真をお送りいたします。

(拡大) (拡大)

(ちえ)

ベッコウハゴロモの成虫は、
ガに見えるのですが、
ちえさんのおっしゃるように、
セミやカメムシの仲間なんですよねー。
確かに頭部がセミに似ている気もします。
それにしても、
幼虫は見ればみるほど不思議な姿ですね!
もっと詳しく知っている、
という虫博士がいらっしゃいましたら、
ぜひ教えてください。よろしくお願いします。


ほんとうに、セミの仲間も幅広いですね。
珍しいセミ話でも、
よく見かけるセミにまつわるエピソードでも、
見つけた! という写真でも、
ぜひ、お気軽にメールをくださいね。
もちろん、セミ以外も大歓迎ですよ。
短い夏に大活躍のムシたちを、
1匹でも多く、ご紹介したいと思います〜。
では、また来週!



今回登場した虫たちをご覧になりたい場合は、
こちらをクリックしてどうぞ。
(検索エンジンgoogleのイメージ検索を利用しています。)

セミの抜け殻
カマキリモドキ
ベッコウハゴロモ


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2006-07-30-SUN



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