2020年6月5日の「今日のダーリン」

・今日、6月5日は、「ドコノコ4周年の記念日」です。
 もともと、ドコノコって、どうしてできたのか。
 それを話す機会はなかなかありませんでした。
 せっかくの記念日だから、そのことを話しますね。

 犬や猫って、ほんとにかわいい。
 人と犬、人と猫の関係って、たがいを幸せにするような、
 すばらしい付き合いを続けてきました。
 でも、残念だけど、すべての犬や猫が
 幸せな一生を送れるわけではありません。
 街に捨ててあるわずかな食料だけをたよりに、
 怪我をし病気をしてもそのままで短い一生を送る猫、
 人間の都合で生まれて、人間の都合で捨てられる犬、
 飼っている人たちにネグレクトされている犬や猫。
 人の側にも、事情や言い訳はあるのかもしれませんが、
 ほんとに「犬にも猫にもわるいなぁ」と思わせられます。
 人間には、いくらなんでもそんなことはしません。
 一人一人が健康に生きていくための、しくみがあります。
 人間って「どこのだれで、だれがお世話するのか」が、
 公式に記録されて決まっていますよね。
 犬や猫は「どこのだれで、だれがお世話するのか」、
 わからないままになっていることもあるんです。
 だから、引っ越しのときに置き去りしたとか、
 どこかに捨ててきたみたいなことも、ありえます。
 人間みたいに、全部の犬や猫が、「どこのコ」なのか
 わかるようにリスト(アルバム)になっていたら、
 モノのように捨てたり無視したりいじめたりも、
 できにくくなるだろうなと思って、
 犬と猫の住民登録をしようとスタートしたのです。
 それはノラとも思われている地域猫なんかでも同じです。
 「あの公園であの人たちがお世話をしている」とわかれば
 みんなの親しみもわくということがあります。

 そして、すばらしいオマケのようだけれど、
 うちのコ、だれかのコ、どこかのコたちのアルバムに、
 みんなでよろこびあったり助けあったりもできる。
 世界中に広まったら、争いのある国の境界線をはさんで、
 向こうとこっちで、ドコノコともだちがいたり、とかね。
 うちのコの幸せが、どこのコにもありますように。
 そんな気持ちではじまったアプリなんでした~。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
ドコノコは人は主役ではありません。最も平和なSNSです。